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公開番号2024134136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-03
出願番号2023044263
出願日2023-03-20
発明の名称プランマブロック
出願人NTN株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類F16C 33/78 20060101AFI20240926BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】粘性液体の侵入を抑制しつつ、粘性液体が異物を沈着させることに伴う回転トルクの増大を抑制可能なプランマブロックを提供する。
【解決手段】プランマブロックは、軸を回転可能に支持する。プランマブロックは、軸受箱と、軸受箱に収納されており、かつ軸を回転可能に支持する自動調心軸受と、軸に取り付けられるスリーブと、シール部材とを備える。軸受箱は、ハウジングと、ハウジングの端面に取り付けられているカバーとを有する。カバーには、カバーを貫通し、かつハウジングの内部空間に連通している挿入穴が形成されている。挿入穴には、軸がスリーブとともに挿入されている。自動調心軸受は、内輪と、外輪とを有する。内輪は、軸に取り付けられている。外輪は、ハウジングに取り付けられている。スリーブの外径面には、環状の突出部が形成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
軸を回転可能に支持するプランマブロックであって、
軸受箱と、
前記軸受箱に収納されており、かつ前記軸を回転可能に支持する自動調心軸受と、
前記軸に取り付けられるスリーブと、
シール部材とを備え、
前記軸受箱は、ハウジングと、前記ハウジングの端面に取り付けられているカバーとを有し、
前記カバーには、前記カバーを貫通し、かつ前記ハウジングの内部空間に連通している挿入穴が形成されており、
前記挿入穴には、前記軸が前記スリーブとともに挿入されており、
前記自動調心軸受は、内輪と、外輪とを有し、
前記内輪は、前記軸に取り付けられており、
前記外輪は、前記ハウジングに取り付けられており、
前記スリーブの外径面には、環状の突出部が形成されており、
前記突出部は、前記カバーとの間でラビリングすきまを構成しており、
前記シール部材は、前記スリーブの外径面と摺動するように前記カバーに取り付けられている、プランマブロック。
続きを表示(約 320 文字)【請求項2】
前記ハウジングには、前記外輪が取り付けられる軸受座が形成されており、
前記軸受座の軸方向における幅は、前記外輪の軸方向における幅の0.99倍以上1.01倍以下である、請求項1に記載のプランマブロック。
【請求項3】
位置決め輪をさらに備え、
前記ハウジングには、前記外輪が取り付けられる軸受座が形成されており、
前記外輪の軸方向における位置は、前記軸受座及び前記位置決め輪により固定される、請求項1に記載のプランマブロック。
【請求項4】
前記プランマブロックは、周囲に粘性液体が存在する環境下で使用される、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプランマブロック。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プランマブロックに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特開2016-128701号公報(特許文献1)には、プランマブロックが記載されている。特許文献1に記載のプランマブロックは、軸受箱と、ラジアル軸受と、第1シーリング用リング及び第2シーリング用リングとを有している。
【0003】
特許文献1に記載のプランマブロックは、回転軸を回転可能に支持する。軸受箱は、回転軸の中心軸の方向(軸方向)において、第1端面と、第2端面とを有している。第1端面及び第2端面には、それぞれ、第1穴及び第2穴が形成されている。回転軸は、第1穴及び第2穴に通されている。第1穴及び第2穴は、軸受箱を貫通して軸受箱の内部空間に連通している。ラジアル軸受は、軸受箱に収納されており、回転軸を回転可能に支持している。第1シーリング用リング及び第2シーリング用リングは、それぞれ第1穴及び第2穴の内壁面に配置されており、回転軸が中心軸回りに回転されている際に回転軸の外径面と摺動する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-128701号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載のプランマブロックでは、粘性液体が存在する環境下で用いられる場合、第1シーリング用リング及び第2シーリング用リングにより粘性液体が内部に侵入することが抑制されている。しかしながら、第1シーリング用リング及び第2シーリング用リングに粘性液体が付着して異物を沈着すると、回転軸の中心軸回りの回転に伴う回転トルクが増大してしまう。
【0006】
本発明のプランマブロックは、上記のような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。より具体的には、本発明は、粘性液体の侵入を抑制しつつ、粘性液体が異物を沈着させることに伴う回転トルクの増大を抑制可能なプランマブロックを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のプランマブロックは、軸を回転可能に支持する。プランマブロックは、軸受箱と、軸受箱に収納されており、かつ軸を回転可能に支持する自動調心軸受と、軸に取り付けられるスリーブと、シール部材とを備える。軸受箱は、ハウジングと、ハウジングの端面に取り付けられているカバーとを有する。カバーには、カバーを貫通し、かつハウジングの内部空間に連通している挿入穴が形成されている。挿入穴には、軸がスリーブとともに挿入されている。自動調心軸受は、内輪と、外輪とを有する。内輪は、軸に取り付けられている。外輪は、ハウジングに取り付けられている。スリーブの外径面には、環状の突出部が形成されている。突出部は、カバーとの間でラビリングすきまを構成している。シール部材は、スリーブの外径面と摺動するようにカバーに取り付けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明のプランマブロックによると、粘性液体の侵入を抑制しつつ、粘性液体の沈着に伴う回転トルクの増大を抑制可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
プランマブロック100の正面図である。
図1中のII-IIにおける断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の実施形態を、図面を参照しながら説明する。以下の図面では、同一又は相当する部分に同一の参照符号を付し、重複する説明は繰り返さないものとする。実施形態に係るプランマブロックを、プランマブロック100とする。
(【0011】以降は省略されています)

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