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公開番号2024133348
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-01
出願番号2024116883,2022550728
出願日2024-07-22,2021-12-17
発明の名称吸引装置、表示方法、及びプログラム
出願人日本たばこ産業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A24F 40/50 20200101AFI20240920BHJP(たばこ;葉巻たばこ;紙巻たばこ;喫煙具)
要約【課題】1つ1つは意味を持たない複数の表示部を用いて、機器にエラーが発生したことをユーザに通知する。
【解決手段】表示装置は、機器が動作を行っている場合に機器の状態を表示するための複数の表示部と、機器にエラーが発生した場合に、エラーが発生した旨を複数の表示部に、複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御する制御部とを備える。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
エアロゾル源を保持する基材を電池からの電力により加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、
自装置の状態を表示するための複数の表示部と、
自装置にエラーが発生した場合に、当該エラーが発生した旨を前記複数の表示部に、当該複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御する制御部と
を備え、
前記エラーは、自装置の温度が予め定められた温度範囲外にあることによるエラーであり、
前記制御部は、前記エラーが発生した状態で、前記基材が挿入される開口のシャッタを開放する操作、及び、当該基材を加熱するためのボタンを押下する操作の少なくとも1つが行われた場合に、当該エラーが発生した旨を前記複数の表示部に前記表示態様で表示するように制御し、
前記制御部は、前記シャッタを閉塞する操作が行われた場合に、前記エラーが発生した旨を前記複数の表示部に表示しないように制御する、吸引装置。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記シャッタが開放された状態で前記エラーが発生した旨が前記複数の表示部に表示されなくなった後において、前記ボタンが押下された場合に、当該エラーが解消していなければ、当該エラーが発生した旨を当該複数の表示部に再び表示するように制御する、請求項1に記載の吸引装置。
【請求項3】
エアロゾル源を保持する基材を電池からの電力により加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、
自装置の状態を表示するための複数の表示部と、
自装置に第1の状態が発生した場合に、当該第1の状態が発生した旨を前記複数の表示部に、当該複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御する制御部と
を備え、
前記第1の状態は、自装置の温度が予め定められた温度範囲外にあることによる状態であり、
前記制御部は、前記第1の状態が発生した状態で、前記基材が挿入される開口のシャッタを開放する操作、及び、当該基材を加熱するためのボタンを押下する操作の少なくとも1つが行われた場合に、当該第1の状態が発生した旨を前記複数の表示部に前記表示態様で表示するように制御し、
前記制御部は、前記シャッタが開放された状態で前記第1の状態が発生した旨が前記複数の表示部に表示されなくなった後において、前記ボタンが押下された場合に、当該第1の状態が解消していなければ、当該第1の状態が発生した旨を当該複数の表示部に再び表示するように制御する、吸引装置。
【請求項4】
エアロゾル源を保持する基材を電池からの電力により加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、
自装置の状態を表示するための複数の表示部と
を備える吸引装置における表示方法であって、
自装置にエラーが発生した場合に、当該エラーが発生した旨を前記複数の表示部に、当該複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御するステップを含み、
前記エラーは、自装置の温度が予め定められた温度範囲外にあることによるエラーであり、
前記エラーが発生した状態で、前記基材が挿入される開口のシャッタを開放する操作、及び、当該基材を加熱するためのボタンを押下する操作の少なくとも1つが行われた場合に、当該エラーが発生した旨を前記複数の表示部に前記表示態様で表示するように制御するステップと、
前記シャッタを閉塞する操作が行われた場合に、前記エラーが発生した旨を前記複数の表示部に表示しないように制御するステップと
を含む、表示方法。
【請求項5】
前記シャッタが開放された状態で前記エラーが発生した旨が前記複数の表示部に表示されなくなった後において、前記ボタンが押下された場合に、当該エラーが解消していなければ、当該エラーが発生した旨を当該複数の表示部に再び表示するように制御するステップを更に含む、請求項4に記載の表示方法。
【請求項6】
エアロゾル源を保持する基材を電池からの電力により加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、
自装置の状態を表示するための複数の表示部と
を備える吸引装置における表示方法であって、
自装置に第1の状態が発生した場合に、当該第1の状態が発生した旨を前記複数の表示部に、当該複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御するステップを含み、
前記第1の状態は、自装置の温度が予め定められた温度範囲外にあることによる状態であり、
前記第1の状態が発生した状態で、前記基材が挿入される開口のシャッタを開放する操作、及び、当該基材を加熱するためのボタンを押下する操作の少なくとも1つが行われた場合に、当該第1の状態が発生した旨を前記複数の表示部に前記表示態様で表示するように制御するステップと、
前記シャッタが開放された状態で前記第1の状態が発生した旨が前記複数の表示部に表示されなくなった後において、前記ボタンが押下された場合に、当該第1の状態が解消していなければ、当該第1の状態が発生した旨を当該複数の表示部に再び表示するように制御するステップと
を含む、表示方法。
【請求項7】
エアロゾル源を保持する基材を電池からの電力により加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、
自装置の状態を表示するための複数の表示部と
を備える吸引装置に、
自装置にエラーが発生した場合に、当該エラーが発生した旨を前記複数の表示部に、当該複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御する機能を実現させ、
前記エラーは、自装置の温度が予め定められた温度範囲外にあることによるエラーであり、
前記エラーが発生した状態で、前記基材が挿入される開口のシャッタを開放する操作、及び、当該基材を加熱するためのボタンを押下する操作の少なくとも1つが行われた場合に、当該エラーが発生した旨を前記複数の表示部に前記表示態様で表示するように制御する機能と、
前記シャッタを閉塞する操作が行われた場合に、前記エラーが発生した旨を前記複数の表示部に表示しないように制御する機能と
を実現させる、プログラム。
【請求項8】
前記吸引装置に、前記シャッタが開放された状態で前記エラーが発生した旨が前記複数の表示部に表示されなくなった後において、前記ボタンが押下された場合に、当該エラーが解消していなければ、当該エラーが発生した旨を当該複数の表示部に再び表示するように制御する機能を更に実現させる、請求項7に記載のプログラム。
【請求項9】
エアロゾル源を保持する基材を電池からの電力により加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、
自装置の状態を表示するための複数の表示部と
を備える吸引装置に、
自装置に第1の状態が発生した場合に、当該第1の状態が発生した旨を前記複数の表示部に、当該複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御する機能を実現させ、
前記第1の状態は、自装置の温度が予め定められた温度範囲外にあることによる状態であり、
前記第1の状態が発生した状態で、前記基材が挿入される開口のシャッタを開放する操作、及び、当該基材を加熱するためのボタンを押下する操作の少なくとも1つが行われた場合に、当該第1の状態が発生した旨を前記複数の表示部に前記表示態様で表示するように制御する機能と、
前記シャッタが開放された状態で前記第1の状態が発生した旨が前記複数の表示部に表示されなくなった後において、前記ボタンが押下された場合に、当該第1の状態が解消していなければ、当該第1の状態が発生した旨を当該複数の表示部に再び表示するように制御する機能と
を実現させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、吸引装置、表示方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、通知部が、電源部に生じた不具合に応じてデータに基づき制御部によって生成されたエラー信号を受けた場合に、エラー信号にしたがって例えば光および/または音を出力するエアロゾル生成装置が開示されている。そして、通知部は、例えば、LEDなどの発光装置でよいこと、及び、制御部は、エラー信号によって、通知部を青色と赤色とに交互に点滅させる回数を変えることが記載されている。
【0003】
特許文献2には、制御部が、非通常状態の内容や原因に基づいたエラー信号を生成し、通知部に、エラー信号に応じた通知をさせるエアロゾル生成装置が開示されている。そして、通知部は、例えば、発光ダイオードであり、例えば、電源ユニットの上流端部又は電源ボタンの周方向に沿って設けられてよいこと、及び、制御部は、非通常状態を検知する処理の内容によって、通知部に暖色系統、寒色系統の発光を交互に点滅させる回数を変えることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-68762号公報
特開2020-68690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
機器にエラーが発生した場合にエラーが発生したことを複数の表示部を用いてユーザに通知することがある。しかしながら、このような場合、従来は、複数の表示部の1つ1つに意味を持たせ、複数の表示部のうちの発生したエラーに対応する意味を持つ表示部を用いてその意味を通知していた。従って、1つ1つは意味を持たない複数の表示部を用いて、機器にエラーが発生したことをユーザに通知することはできなかった。
【0006】
本発明の目的は、1つ1つは意味を持たない複数の表示部を用いて、機器にエラーが発生したことをユーザに通知することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
かかる目的のもと、本発明は、エアロゾル源を保持する基材を電池からの電力により加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、自装置の状態を表示するための複数の表示部と、自装置にエラーが発生した場合に、エラーが発生した旨を複数の表示部に、複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御する制御部とを備え、エラーは、自装置の温度が予め定められた温度範囲外にあることによるエラーであり、制御部は、エラーが発生した状態で、基材が挿入される開口のシャッタを開放する操作、及び、基材を加熱するためのボタンを押下する操作の少なくとも1つが行われた場合に、エラーが発生した旨を複数の表示部に上記表示態様で表示するように制御し、制御部は、シャッタを閉塞する操作が行われた場合に、エラーが発生した旨を複数の表示部に表示しないように制御する、吸引装置を提供する。
【0008】
制御部は、シャッタが開放された状態でエラーが発生した旨が複数の表示部に表示されなくなった後において、ボタンが押下された場合に、エラーが解消していなければ、エラーが発生した旨を複数の表示部に再び表示するように制御する、ものであってよい。
【0009】
また、本発明は、エアロゾル源を保持する基材を電池からの電力により加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、自装置の状態を表示するための複数の表示部と、自装置に第1の状態が発生した場合に、第1の状態が発生した旨を複数の表示部に、複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御する制御部とを備え、第1の状態は、自装置の温度が予め定められた温度範囲外にあることによる状態であり、制御部は、第1の状態が発生した状態で、基材が挿入される開口のシャッタを開放する操作、及び、基材を加熱するためのボタンを押下する操作の少なくとも1つが行われた場合に、第1の状態が発生した旨を複数の表示部に上記表示態様で表示するように制御し、制御部は、シャッタが開放された状態で第1の状態が発生した旨が複数の表示部に表示されなくなった後において、ボタンが押下された場合に、第1の状態が解消していなければ、第1の状態が発生した旨を複数の表示部に再び表示するように制御する、吸引装置も提供する。
【0010】
更に、本発明は、エアロゾル源を保持する基材を電池からの電力により加熱してエアロゾルを生成する加熱部と、自装置の状態を表示するための複数の表示部とを備える吸引装置における表示方法であって、自装置にエラーが発生した場合に、エラーが発生した旨を複数の表示部に、複数の表示部の全部又は一部を、予め定められた期間点灯させた後、予め定められた期間消灯させる表示態様で表示するように制御するステップを含み、エラーは、自装置の温度が予め定められた温度範囲外にあることによるエラーであり、エラーが発生した状態で、基材が挿入される開口のシャッタを開放する操作、及び、基材を加熱するためのボタンを押下する操作の少なくとも1つが行われた場合に、エラーが発生した旨を複数の表示部に上記表示態様で表示するように制御するステップと、シャッタを閉塞する操作が行われた場合に、エラーが発生した旨を複数の表示部に表示しないように制御するステップとを含む、表示方法も提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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