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公開番号2024131159
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-30
出願番号2023041251
出願日2023-03-15
発明の名称端子圧着装置及び端子の圧着方法
出願人矢崎総業株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H01R 43/048 20060101AFI20240920BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】端子の損傷を抑制できる端子圧着装置及び端子の圧着方法を提供する。
【解決手段】下型6に、端子31が搭載される。上型9は、下型6に近づいて端子31の芯線圧着片34を加締める。上型9は、下端部に設けられた芯線圧着片34が挿入される加締め溝91を有する。加締め溝91の縁部を構成する一対の側面911,911の長さが、加締め溝91の縁部を構成する底面912の長さよりも短く設けられ、底面912が、一対の側面911よりも前側に突出するように設けられている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
底板と、前記底板上に設けられ、相手端子と接続する端子接続部と、前記底板の幅方向両縁部から立設され、被覆電線の芯線と圧着される一対の芯線圧着片と、を有し、前記端子接続部と前記芯線圧着片との間の前記底板が、前記端子接続部に近づくに従って幅広となる端子と、前記被覆電線と、を圧着させる端子圧着装置であって、
前記端子が搭載される第1型と、
前記第1型に近づいて前記芯線圧着片を加締める第2型と、を備え、
前記第2型は、前記第1型側の端部に設けられた前記芯線圧着片が挿入される加締め溝を有し、
前記加締め溝の縁部を構成する一対の側面の長さが、前記加締め溝の縁部を構成する底面の長さよりも短く設けられ、前記底面が、一対の前記側面よりも前記端子接続部側に突出するように設けられている、
端子圧着装置。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
請求項1に記載の端子圧着装置において、
前記第2型は、前記端子接続部側の面において、一対の前記側面よりも前記第1型から離れた側に前記第1型及び前記第2型の接離方向に沿った一対の凹部を有する、
端子圧着装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の端子圧着装置を用いた端子の圧着方法であって、
一対の前記側面の前記端子接続部側の端部と、前記芯線圧着片の前記端子接続部側の端部と、が長さ方向において同じ位置となるように前記端子を前記第1型に搭載する工程と、
前記第2型を前記第1型に近づけて前記芯線圧着片を加締める工程と、を備えた、
端子の圧着方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端子圧着装置及び端子の圧着方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
端子圧着装置として、例えば特許文献1に記載されたものが提案されている。特許文献1の端子圧着装置は、縦連鎖状端子を被覆電線に圧着する装置であり、縦連鎖状端子及び被覆電線をアンビルとクリンパとの間に挟んで圧着している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-223347号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の端子圧着装置では、相手端子と接続する箱部の幅が、被覆電線の芯線に圧着する一対の芯線圧着片間の幅よりも広い場合に、アンビルが箱部と一対の芯線圧着片との間にぶつかり、端子を損傷する恐れがある、という課題があった。
【0005】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、端子の損傷を抑制できる端子圧着装置及び端子の圧着方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子圧着装置は、下記を特徴としている。
底板と、前記底板上に設けられ、相手端子と接続する端子接続部と、前記底板の幅方向両縁部から立設され、被覆電線の芯線と圧着される一対の芯線圧着片と、を有し、前記端子接続部と前記芯線圧着片との間の前記底板が、前記端子接続部に近づくに従って幅広となる端子と、前記被覆電線と、を圧着させる端子圧着装置であって、
前記端子が搭載される第1型と、
前記第1型に近づいて前記芯線圧着片を加締める第2型と、を備え、
前記第2型は、前記第1型側の端部に設けられた前記芯線圧着片が挿入される加締め溝を有し、
前記加締め溝の縁部を構成する一対の側面の長さが、前記加締め溝の縁部を構成する底面の長さよりも短く設けられ、前記底面が、一対の前記側面よりも前記端子接続部側に突出するように設けられている、
端子圧着装置であること。
【0007】
前述した目的を達成するために、本発明に係る端子の圧着方法は、下記を特徴としている。
上記端子圧着装置を用いた端子の圧着方法であって、
一対の前記側面の前記端子接続部側の端部と、前記芯線圧着片の前記端子接続部側の端部と、が長さ方向において同じ位置となるように前記端子を前記第1型に搭載する工程と、
前記第2型を前記第1型に近づけて前記芯線圧着片を加締める工程と、を備えた、
端子の圧着方法であること。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、端子の損傷を抑制できる端子圧着装置及び端子の圧着方法を提供することができる。
【0009】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の端子圧着装置の一実施形態を示す斜視図である。
図2は、図1に示す縦連鎖状端子を構成する端子の斜視図である。
図3は、図1に示す芯線圧着片を圧着する上型の斜視図である。
図4は、図3に示す上型の前面図である。
図5は、図3に示す上型の下面図である。
図6は、圧着前の図1に示す端子圧着装置の後面図である。
図7は、図5のA-A線断面図である。
図8は、図5のB-B線断面図である。
図9は、上型降下後の図1に示す端子圧着装置の後面図である。
図10は、図8のC-C線断面図である。
図11は、図8のD-D線断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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