TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2024128704
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-24
出願番号
2023037848
出願日
2023-03-10
発明の名称
電動圧縮機
出願人
株式会社デンソー
代理人
弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類
F04B
39/00 20060101AFI20240913BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】簡易な態様で防振部材を配置可能な電動圧縮機を提供する。
【解決手段】電動圧縮機ECPは、外殻を構成する外部ハウジングと、外部ハウジングの内側に収容される回転軸と、回転軸が回転することにより流体を圧縮する圧縮部30と、圧縮部を駆動させる電動モータ50と、防振部材60と、を備える。外部ハウジングは、締結ボルト15によって互いに締結されるモータハウジング12および吐出ハウジング14を含んでいる。防振部材60は、外部ハウジングの内側において、圧縮部30および電動モータ50を含む内部構造体STと外部ハウジングとの間に介在して振動の伝達を抑制する。防振部材60は、締結ボルト15による締結力を受けて弾性変形した状態で、内部構造体STと外部ハウジングとの間に配置される弾性体61を含んでいる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電動圧縮機であって、
外殻を構成する外部ハウジング(12、14)と、
前記外部ハウジングの内側に収容される回転軸(20)と、
前記回転軸が回転することにより流体を圧縮する圧縮部(30)と、
前記圧縮部を駆動させる電動モータ(50)と、
前記外部ハウジングの内側において、前記圧縮部および前記電動モータを含む内部構造体(ST)と前記外部ハウジングとの間に介在して振動の伝達を抑制する防振部材(60)と、を備え、
前記外部ハウジングは、締結部材(15)によって互いに締結される第1ハウジング部材(12)および第2ハウジング部材(14)を含み、
前記防振部材は、前記締結部材による締結力を受けて弾性変形した状態で、前記内部構造体と前記外部ハウジングとの間に配置される弾性部材(61、65)を含んでいる、電動圧縮機。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1ハウジング部材および前記第2ハウジング部材は、前記回転軸の軸方向に対向して配置され、前記締結部材によって前記回転軸の軸方向に締結されており、
前記弾性部材は、少なくとも一部が、前記締結力を受けて前記回転軸の軸方向に交差する方向に弾性変形した状態で、前記内部構造体と前記外部ハウジングとの間に配置されている、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項3】
前記内部構造体および前記弾性部材の少なくとも一方は、他方と接触する部分が前記回転軸の軸方向に直交する方向に対して傾斜している、請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項4】
前記弾性部材および前記外部ハウジングの少なくとも一方は、他方と接触する部分が前記回転軸の軸方向に直交する方向に対して傾斜している、請求項2に記載の電動圧縮機。
【請求項5】
前記弾性部材は、ゴムを含む弾性体(61)を含んで構成されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電動圧縮機。
【請求項6】
前記弾性体は、前記回転軸の軸方向および前記回転軸の軸方向に直交する方向それぞれにおいて、前記外部ハウジングと前記内部構造体とで挟持されるように、前記外部ハウジングと前記内部構造体との間に配置されている、請求項5に記載の電動圧縮機。
【請求項7】
前記防振部材は、前記弾性部材とは別に、追加弾性部材(64)を含んでおり、
前記弾性部材は、前記回転軸の軸方向において、前記外部ハウジングと前記内部構造体とで挟持されるように、前記外部ハウジングと前記内部構造体との間に配置されており、
前記追加弾性部材は、前記回転軸の軸方向に直交する方向において、前記外部ハウジングと前記内部構造体とで挟持されるように、前記外部ハウジングと前記内部構造体との間に配置されている、請求項1に記載の電動圧縮機。
【請求項8】
前記弾性部材は、金属製のバネ部材(65)を含んで構成されている、請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電動圧縮機。
【請求項9】
前記外部ハウジングおよび前記内部構造体の少なくとも一方には、前記回転軸に直交する方向における前記バネ部材の移動を規制する移動規制部(PC、PM、DM、PW1、PW2)が設けられている、請求項8に記載の電動圧縮機。
【請求項10】
前記防振部材は、前記外部ハウジングおよび前記内部構造体における前記弾性部材との接触部分よりも硬度の高い材料で構成される保護部材(66)を含み、前記外部ハウジングおよび前記内部構造体の少なくとも一方と前記バネ部材との間に前記保護部材が配置される、請求項8に記載の電動圧縮機。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電動圧縮機に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、圧縮要素と電動要素とからなる構造体を上下一対の中吊りバネと吐出管によって、密閉容器の内側に支持する中吊り機構を備える電動圧縮機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平4-1497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載の電動圧縮機は、圧縮要素および電動要素を収容した密閉容器を用意した後、密閉容器に設けた穴から中吊りバネを入れて構造体に装着し、さらに当該穴をストップリングで塞ぐといった工程を経て得られるようになっている。このように、特許文献1に記載の電動圧縮機は、中吊りバネのような防振部材の追加に伴って製造工程が複雑化して、製造コストが増加する。このことは、本発明者らの鋭意検討の末に見い出された。
【0005】
本開示は、簡易な態様で防振部材を配置可能な電動圧縮機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1に記載の発明は、
電動圧縮機であって、
外殻を構成する外部ハウジング(12、14)と、
外部ハウジングの内側に収容される回転軸(20)と、
回転軸が回転することにより流体を圧縮する圧縮部(30)と、
圧縮部を駆動させる電動モータ(50)と、
外部ハウジングの内側において、圧縮部および電動モータを含む内部構造体(ST)と外部ハウジングとの間に介在して振動の伝達を抑制する防振部材(60)と、を備え、
外部ハウジングは、締結部材(15)によって互いに締結される第1ハウジング部材(12)および第2ハウジング部材(14)を含み、
防振部材は、締結部材による締結力を受けて弾性変形した状態で、内部構造体と外部ハウジングとの間に配置される弾性部材(61、65)を含んでいる。
【0007】
このように、内部構造体と外部ハウジングとの間に防振部材が介在していれば、内部構造体の振動が外部ハウジングを介して電動圧縮機の周囲に伝わることを抑制することができる。特に、第1ハウジング部材と第2ハウジング部材とを締結部材によって締結する際の締結力によって弾性部材が外部ハウジングと内部構造体との間に組み付けられているので、防振部材が簡易な態様で配置されている。このように本開示の電動圧縮機では、外部ハウジングの組立工程において、弾性部材の配置と弾性部材の弾性変形とを行うことができるので、従来よりも簡易な態様で防止部材を配置することができる。
【0008】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係る電動圧縮機を含む冷凍サイクルの概略構成図である。
第1実施形態に係る電動圧縮機の模式的な断面図である。
第1実施形態の防振部材に用いられる弾性体の模式的な平面図である。
モータハウジングおよび吐出ハウジングの内側における弾性体の配置を説明するための説明図である。
電動圧縮機の製造工程の一例を説明するための説明図である。
モータハウジングへの第1防振ゴムの組付工程を説明するための説明図である。
吐出ハウジングへの第2防振ゴムの組付工程を説明するための説明図である。
モータハウジングへの内部構造体の組付工程を説明するための説明図である。
モータハウジングおよび吐出ハウジングの組付工程を説明するための説明図である。
弾性体の第1変形例を説明するための説明図である。
弾性体の第2変形例を説明するための説明図である。
第2実施形態に係る電動圧縮機の模式的な断面図である。
第3実施形態に係る電動圧縮機の模式的な断面図である。
第3実施形態の第1変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第3実施形態の第2変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第3実施形態の第3変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第3実施形態の第4変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第3実施形態の第5変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第4実施形態に係る電動圧縮機の模式的な断面図である。
第4実施形態の防振部材に用いられる板バネの模式的な平面図である。
図20のXXI-XXI断面図である。
第4実施形態の第1変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第4実施形態の第1変形例における板バネの位置を規制する部位を説明するための説明図である。
第4実施形態の第2変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第4実施形態の第2変形例における板バネの位置を規制する部位を説明するための説明図である。
第4実施形態の第3変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第4実施形態の第3変形例における板バネの位置を規制する部位を説明するための説明図である。
第4実施形態の第4変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第4実施形態の第5変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第4実施形態の第6変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第4実施形態の第7変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第4実施形態の第7変形例における渦巻バネの位置を規制する部位を説明するための説明図である。
第4実施形態の第8変形例となる電動圧縮機の一部を示す模式的な断面図である。
第4実施形態の第8変形例における渦巻バネの位置を規制する部位を説明するための説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の実施形態において、先行する実施形態で説明した事項と同一もしくは均等である部分には、同一の参照符号を付し、その説明を省略する場合がある。また、実施形態において、構成要素の一部だけを説明している場合、構成要素の他の部分に関しては、先行する実施形態において説明した構成要素を適用することができる。以下の実施形態は、特に組み合わせに支障が生じない範囲であれば、特に明示していない場合であっても、各実施形態同士を部分的に組み合わせることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社デンソー
回転子
19日前
株式会社デンソー
変調器
12日前
株式会社デンソー
整流回路
6日前
株式会社デンソー
光学部材
20日前
株式会社デンソー
電子装置
19日前
株式会社デンソー
光学部材
25日前
株式会社デンソー
駆動回路
13日前
株式会社デンソー
生体電極
5日前
株式会社デンソー
半導体装置
19日前
株式会社デンソー
電力変換器
25日前
株式会社デンソー
半導体装置
7日前
株式会社デンソー
半導体装置
26日前
株式会社デンソー
半導体装置
12日前
株式会社デンソー
電磁継電器
19日前
株式会社デンソー
レーダ装置
19日前
株式会社デンソー
レーダ装置
19日前
株式会社デンソー
半導体装置
14日前
株式会社デンソー
電磁継電器
5日前
株式会社デンソー
慣性センサ
19日前
株式会社デンソー
半導体装置
26日前
株式会社デンソー
輻射ヒータ
19日前
株式会社デンソー
レーダ装置
7日前
株式会社デンソー
異常検出装置
12日前
株式会社デンソー
血流促進装置
12日前
株式会社デンソー
電力変換装置
19日前
株式会社デンソー
電力変換装置
19日前
株式会社デンソー
負荷駆動装置
14日前
株式会社デンソー
電流値算出装置
26日前
株式会社デンソー
ガスセンサ素子
19日前
株式会社デンソーウェーブ
コードスキャナ
25日前
株式会社デンソー
車両用表示装置
5日前
株式会社デンソー
車両用空調装置
19日前
株式会社デンソー
コンデンサ装置
12日前
株式会社デンソー
コンデンサ装置
19日前
株式会社デンソーウェーブ
情報読取システム
5日前
株式会社デンソー
アンテナデバイス
5日前
続きを見る
他の特許を見る