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公開番号2024124258
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-12
出願番号2023032280
出願日2023-03-02
発明の名称エアフィルタ装置
出願人株式会社有馬工業所
代理人弁理士法人朝日奈特許事務所
主分類B01D 46/52 20060101AFI20240905BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】フィルタケーシングをコンパクトに構成しながら、フィルタケーシングとエアフィルタとの間の隙間から小さな虫が侵入するのを防止すること。
【解決手段】フィルタケーシング内に設けられた上部レールおよび下部レールと、エアフィルタの上部から上方に延出し、当該上部の全長にわたって延びるように設けられる上部スライド板と、エアフィルタの下部から下方に延出し、当該下部の全長にわたって延びるように設けられる下部スライド板とを備え、上部スライド板および下部スライド板は、それぞれ、対応するレールのガイド溝に挿入された状態で、ガイド溝に沿ってスライド可能に構成され、上部レールおよび下部レールは、長手方向と直交する方向の断面形状が長手方向の全長にわたって同じであり、かつ、ガイド溝の溝幅が、対応するスライド板の厚さに対応するように構成された押出成形品である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エアフィルタ装置であって、
フィルタケーシング内の上部に設けられた上部レールと、
フィルタケーシング内の下部に設けられた下部レールと、
フィルタケーシング内に設けられるエアフィルタと、
前記エアフィルタのフィルタ枠の上部から上方に延出し、前記フィルタ枠の上部の全長にわたって延びるように設けられる上部スライド板と、
前記エアフィルタのフィルタ枠の下部から下方に延出し、前記フィルタ枠の下部の全長にわたって延びるように設けられる下部スライド板と
を備え、
前記上部スライド板は、前記上部レールのガイド溝に挿入された状態で、前記ガイド溝に沿ってスライド可能に構成され、
前記下部スライド板は、前記下部レールのガイド溝に挿入された状態で、前記ガイド溝に沿ってスライド可能に構成され、
前記上部レールは、前記上部レールの長手方向と直交する方向の断面形状が前記長手方向の全長にわたって同じであり、かつ、前記上部レールのガイド溝の溝幅が前記上部スライド板の厚さに対応するように構成された押出成形品であり、
前記下部レールは、前記下部レールの長手方向と直交する方向の断面形状が前記長手方向の全長にわたって同じであり、かつ、前記下部レールのガイド溝の溝幅が前記下部スライド板の厚さに対応するように構成された押出成形品である、
エアフィルタ装置。
続きを表示(約 350 文字)【請求項2】
前記上部スライド板および前記下部スライド板は、それぞれ、前記フィルタ枠の上部および前記フィルタ枠の下部において、前記エアフィルタの厚さ方向における一方側の面に設けられている、
請求項1に記載のエアフィルタ装置。
【請求項3】
前記上部スライド板および前記下部スライド板は、それぞれ、前記フィルタ枠の上部および前記フィルタ枠の下部において、前記エアフィルタの厚さ方向における一方側の面で、かつ、気流の流れ方向の上流側の面に設けられている、
請求項1に記載のエアフィルタ装置。
【請求項4】
前記上部スライド板および前記下部スライド板は、前記エアフィルタの厚さよりも薄い厚さを有する、
請求項1に記載のエアフィルタ装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、エアフィルタ装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、工場などに清浄な空気を取り込むために、屋外と屋内との間には大気中の浮遊粒子を除去するためのエアフィルタ装置が設けられる場合がある。エアフィルタ装置は、たとえば、ダクトに接続されたフィルタケーシング内にエアフィルタが設置されることにより構成される。特許文献1には、そのようなエアフィルタ装置の一例が開示されている。
【0003】
特許文献1に記載のエアフィルタ装置は、フィルタケーシング内に断面U字状の上側ガイドレールおよび下側ガイドレールを備えている。エアフィルタのフィルタ枠が上側ガイドレール内および下側ガイドレール内でスライド可能である。フィルタケーシングには、ハンドルおよび押圧部材が設けられている。ハンドルを操作することにより、押圧部材がフィルタをフィルタケーシングの内壁面に向けて押圧し、これにより、エアフィルタの位置が保持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-100061号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、従来のエアフィルタ装置においては、フィルタケーシングとエアフィルタとの間の隙間を通じて、屋外から屋内に小さな虫が侵入する場合がある。特許文献1には、押圧部材がエアフィルタをフィルタケーシングの内壁面に向けて押圧する押圧機構により、エアフィルタの位置が保持される構成が開示されている。しかしながら、このような押圧機構によっては、フィルタケーシングとエアフィルタとの間の隙間を通じた小さな虫の侵入を防止できない可能性がある。また、ハンドルおよび押圧部材を含む押圧機構を設ける必要があるため、フィルタケーシングの構成が複雑化するとともに、フィルタケーシングが大型化する可能性がある。
【0006】
そこで、本発明はかかる問題点に鑑みて、フィルタケーシングをコンパクトに構成しながら、フィルタケーシングとエアフィルタとの間の隙間から小さな虫が侵入するのを防止することが可能なエアフィルタ装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のエアフィルタ装置は、フィルタケーシング内の上部に設けられた上部レールと、フィルタケーシング内の下部に設けられた下部レールと、フィルタケーシング内に設けられるエアフィルタと、前記エアフィルタのフィルタ枠の上部から上方に延出し、前記フィルタ枠の上部の全長にわたって延びるように設けられる上部スライド板と、前記エアフィルタのフィルタ枠の下部から下方に延出し、前記フィルタ枠の下部の全長にわたって延びるように設けられる下部スライド板とを備え、前記上部スライド板は、前記上部レールのガイド溝に挿入された状態で、前記ガイド溝に沿ってスライド可能に構成され、前記下部スライド板は、前記下部レールのガイド溝に挿入された状態で、前記ガイド溝に沿ってスライド可能に構成され、前記上部レールは、前記上部レールの長手方向と直交する方向の断面形状が前記長手方向の全長にわたって同じであり、かつ、前記上部レールのガイド溝の溝幅が前記上部スライド板の厚さに対応するように構成された押出成形品であり、前記下部レールは、前記下部レールの長手方向と直交する方向の断面形状が前記長手方向の全長にわたって同じであり、かつ、前記下部レールのガイド溝の溝幅が前記下部スライド板の厚さに対応するように構成された押出成形品である。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、フィルタケーシングをコンパクトに構成しながら、フィルタケーシングとエアフィルタとの間の隙間から小さな虫が侵入するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るエアフィルタ装置が適用される空調設備の一例を模式的に示す断面図である。
本発明の一実施形態に係るエアフィルタ装置において、フィルタケーシング内にエアフィルタを挿入する様子の一例を示す斜視図である。
本発明の一実施形態に係るエアフィルタ装置において、フィルタケーシングの扉を開いて、フィルタケーシング内にエアフィルタを挿入した状態の一例を示す側面図である。
本発明の一実施形態に係るエアフィルタ装置におけるエアフィルタの一例を示す正面図である。
図4のA-A線断面図である。
図3の一部を拡大して示す図である。
本発明の一実施形態に係るエアフィルタ装置の一例を示す正面図である。
本発明の一実施形態に係るエアフィルタ装置において、フィルタケーシング内にエアフィルタを挿入し、扉を閉じた状態の一例を示す側面図である。
図7のB-B線断面図である。
図8のC-C線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係るエアフィルタ装置を説明する。なお、以下に示す実施形態はあくまで一例であり、本発明に係るエアフィルタ装置は、以下の実施形態に限定されるものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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