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公開番号2024122451
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-09
出願番号2023029995
出願日2023-02-28
発明の名称エネルギ管理システム、エネルギ管理装置、エネルギ管理方法およびプログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/06 20240101AFI20240902BHJP(計算;計数)
要約【課題】利用者が必要とする情報のみを適切に選択し、選択された情報のみを利用者に提供できるエネルギ管理システム、エネルギ管理装置、エネルギ管理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】エネルギ管理システムは、端末装置3と、建物における発電、充放電または消費される電力量を示す電力量情報を記憶する電力量記憶部131と、端末装置3から送信される利用者が指定した電力量情報の加工方法を示す加工方法情報を取得する加工方法取得部114と、加工方法情報に基づいて、電力量記憶部131が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成する情報加工部112と、加工情報を端末装置3へ送信する加工情報通知部113と、を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
端末装置と、
拠点における発電、充放電または消費される電力量を示す電力量情報を記憶する電力量記憶部と、
前記端末装置から送信される利用者が指定した前記電力量情報の加工方法を示す加工方法情報を取得する加工方法取得部と、
前記加工方法情報に基づいて、前記電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成する情報加工部と、
前記加工情報を前記端末装置へ送信する加工情報通知部と、を備える、
エネルギ管理システム。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
前記端末装置から送信される、前記加工方法情報を含み、前記加工情報を前記端末装置へ送信することを要求する加工情報要求情報を取得すると、前記加工情報要求情報に含まれる前記加工方法情報を抽出する加工方法取得部を更に備え、
前記情報加工部は、抽出された前記加工方法情報に基づいて、前記電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成し、
前記加工情報通知部は、前記加工情報要求情報が取得されたことに応じて、生成された前記加工情報を前記端末装置へ送信する、
請求項１に記載のエネルギ管理システム。
【請求項３】
前記端末装置から送信される、前記電力量情報を収集する方法を示す収集方法情報と、前記加工方法情報と、を取得する収集加工方法取得部と、
前記収集方法情報に基づいて、前記電力量情報を取得して前記電力量記憶部に記憶させる電力量情報取得部と、を更に備え、
前記情報加工部は、取得された前記加工方法情報に基づいて、前記電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成する、
請求項１に記載のエネルギ管理システム。
【請求項４】
前記収集方法情報は、前記電力量情報を収集する周期を示す周期情報を含み、
前記電力量情報取得部は、前記周期情報が示す周期で前記電力量情報を収集する、
請求項３に記載のエネルギ管理システム。
【請求項５】
前記加工方法情報は、前記加工情報のフォーマットを示すフォーマット情報を含み、
前記情報加工部は、前記電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより、前記フォーマット情報が示すフォーマットで表現された加工情報を生成する、
請求項１から４のいずれか１項に記載のエネルギ管理システム。
【請求項６】
前記加工情報通知部は、前記端末装置から送信される、利用者が指定した前記加工情報の送信先を示す送信先情報を含み、前記加工情報を前記送信先へ転送することを要求する転送要求情報を取得すると、これに応じて、前記加工情報を前記送信先情報が示す送信先へ転送する、
請求項１から４のいずれか１項に記載のエネルギ管理システム。
【請求項７】
拠点における発電、充放電または消費される電力量を示す電力量情報を記憶する電力量記憶部と、
端末装置から送信される利用者が指定した前記電力量情報の加工方法を示す加工方法情報を取得する加工方法取得部と、
前記加工方法情報に基づいて、前記電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成する情報加工部と、
前記加工情報を前記端末装置へ送信する加工情報通知部と、を備える、
エネルギ管理装置。
【請求項８】
拠点における発電、充放電または消費される電力量を示す電力量情報を電力量記憶部に記憶させるステップと、
端末装置から送信される利用者が指定した前記電力量情報の加工方法を示す加工方法情報を取得するステップと、
前記加工方法情報に基づいて、前記電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成するステップと、
前記加工情報を前記端末装置へ送信するステップと、を含む、
エネルギ管理方法。
【請求項９】
コンピュータを、
拠点における発電、充放電または消費される電力量を示す電力量情報を記憶する電力量記憶部、
端末装置から送信される利用者が指定した前記電力量情報の加工方法を示す加工方法情報を取得する加工方法取得部、
前記加工方法情報に基づいて、前記電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成する情報加工部、
前記加工情報を前記端末装置へ送信する加工情報通知部、
として機能させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、エネルギ管理システム、エネルギ管理装置、エネルギ管理方法およびプログラムに関する。
続きを表示（約 3,200 文字）【背景技術】
【０００２】
住戸に設置された主幹ブレーカを流れる電流を計測するとともに、主幹ブレーカの二次側から分岐した分岐電路それぞれに設けられた複数の分岐ブレーカに流れる電流を分岐ブレーカ毎に計測する電流計測ユニットと、電力計測ユニットの計測結果に基づいて使用電力量を演算することにより各種電気使用量の情報を生成するエネルギマネジメントユニットと、電力監視に関わる各種の設定をするための端末装置と、を備えるエネルギマネジメントシステムが提案されている（例えば特許文献１参照）。このエネルギマネジメントシステムは、主幹ブレーカ、分岐ブレーカの電気使用量の履歴、各種設定情報を、センサ装置へ送信し、センタ装置が、エネルギマネジメントシステムから取得した主幹ブレーカ、分岐ブレーカの電気使用量の履歴、各種設定情報を、住戸毎に蓄積している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２００９－１３０９８４号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、特許文献１に記載されたようなエネルギマネジメントシステムにより計測されセンタ装置に蓄積された電気使用量の情報を、利用者が端末装置へダウンロードして電気使用量の履歴の分析に使用する場合がある。この場合、利用者の住戸について計測された電気使用量の情報全てをダウンロードして分析を行う場合、情報全てをダウンロードするのに要する時間が膨大になる虞がある。また、全ての情報を端末装置へダウンロードすると、端末装置が備えるメモリが圧迫されてしまう虞もある。そこで、利用者が必要とする情報のみを適切に選択し、選択された情報のみをセンタ装置からダウンロードして利用者に提供する機能が要請されている。
【０００５】
本開示は上記事由に鑑みてなされたものであり、利用者が必要とする情報のみを適切に選択し、選択された情報のみを利用者に提供できるエネルギ管理システム、エネルギ管理装置、エネルギ管理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するため、本開示に係るエネルギ管理システムは、
端末装置と、
拠点における発電、充放電または消費される電力量を示す電力量情報を記憶する電力量記憶部と、
前記端末装置から送信される利用者が指定した前記電力量情報の加工方法を示す加工方法情報を取得する加工方法取得部と、
前記加工方法情報に基づいて、前記電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成する情報加工部と、
前記加工情報を前記端末装置へ送信する加工情報通知部と、を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、情報加工部が、利用者が指定した加工方法に基づいて、電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成し、加工情報通知部が、加工情報を利用者が所持する端末装置へ送信する。これにより、利用者が必要とする情報のみを選択するための加工方法を指定することにより、選択された情報のみを端末装置へ送信することができる。従って、利用者は、端末装置において必要とする情報のみを得ることができるので、利用者の利便性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
本開示の実施の形態１に係るエネルギ管理システムの概略構成図
実施の形態１に係るエネルギ管理システムのハードウェア構成を示すブロック図
実施の形態１に係るエネルギ管理システムの機能構成を示すブロック図
（Ａ）は実施の形態１に係る情報収集装置が備える電力量記憶部が記憶する情報の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態１に係るクラウドサーバが備える電力量記憶部が記憶する情報の一例を示す図
実施の形態１に係る加工方法記憶部が記憶する情報の一例を示す図
実施の形態１に係るエネルギ管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
（Ａ）は実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示される操作画面画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示される操作画面画像の他の一例を示す図
実施の形態１に係るエネルギ管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示される操作画面画像の一例を示す図
実施の形態１に係るクラウドサーバが実行するエネルギ管理処理の流れの一例を示すフローチャート
実施の形態２に係るエネルギ管理システムの機能構成を示すブロック図
実施の形態２に係るエネルギ管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
（Ａ）は実施の形態２に係る端末装置の表示部に表示される操作画面画像の一例を示す図、（Ｂ）は実施の形態１に係る端末装置の表示部に表示される操作画面画像の他の一例を示す図
実施の形態２に係るエネルギ管理システムの動作の一例を示すシーケンス図
実施の形態１に係るクラウドサーバが実行するエネルギ管理処理の流れの一例を示すフローチャート
変形例に係る端末装置の表示部に表示される操作画面画像の一例を示す図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
（実施の形態１）
以下、本実施の形態に係るエネルギ管理システムについて、図面を参照しながら説明する。本実施の形態に係るエネルギ管理システムは、端末装置と、拠点における発電、充放電または消費される電力量を示す電力量情報を記憶する電力量記憶部と、端末装置から送信される利用者が指定した電力量情報の加工方法を示す加工方法情報を取得する加工方法取得部と、加工方法情報に基づいて、電力量記憶部が記憶する電力量情報を加工することにより加工情報を生成する情報加工部と、加工情報を端末装置へ送信する加工情報通知部と、を備える。
【００１０】
本実施の形態に係るエネルギ管理システムは、例えば図１に示すような、電気機器４、発電設備５３、蓄電装置５２およびパワーコンディショナ（以下、「ＰＣＳ」と称する。）５１が設置された建物Ｈについて、発電設備５３での発電量、蓄電装置５２の充放電量または電気機器４で消費される電力量を管理する。また、建物Ｈには、ＰＣＳ５１または系統電源ＰＳから供給される電力を各電気機器４へ分岐して供給する分電盤６１と、各電気機器４へ供給される電力量を計測する電力量計測装置６２と、が設置されている。更に、建物Ｈ内には、電力量計測装置６２およびＰＣＳ５１との間で、建物Ｈ内に構築された局所ネットワークＮＷ２を介して通信可能なブロードバンドルータ（以下、「ＢＢＲ」と称する。）７が設置されている。ＢＢＲ７は、インターネットのような広域ネットワークＮＷ１に接続されている。局所ネットワークＮＷ２は、無線ＬＡＮ（Local Area Network）または有線ＬＡＮである。本実施の形態に係るエネルギ管理システムは、局所ネットワークＮＷ２に接続された情報収集装置２と、サーバ装置１００と、端末装置３と、を備える。端末装置３とクラウドサーバ１とは、広域ネットワークＮＷ１を介して通信可能となっている。サーバ装置１００では、後述するクラウドサーバ１、８がそれぞれ仮想サーバとして実現されている。電気機器４は、例えば、エアコン、照明器、床暖房システム、冷蔵庫、ＩＨ（Induction Heating）調理器、テレビ等である。電気機器４は、各住宅に設置され、分電盤２１から電力供給を受ける。
（【００１１】以降は省略されています）

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