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公開番号2024121330
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-06
出願番号2023028371
出願日2023-02-27
発明の名称医療用具包装体の製造方法、および、搬送容器
出願人株式会社カネカ
代理人弁理士法人アスフィ国際特許事務所
主分類B65B 43/16 20060101AFI20240830BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】医療用具包装体を製造する際に用いることができる搬送容器と、その搬送容器を用いた医療用具包装体の製造方法であって、包装体が受けるダメージを少なくすることができるものを提供する。
【解決手段】底部211と側部212を有しており、底部211に底穴213が形成されている外側容器210と、外側容器210の底部211上に配置されており、包装容器100が載置される載置部材220と、を備えており、外側容器210の側部212には外側容器210の深さ方向に凹んでいる凹部214が形成されている搬送容器200と、搬送容器200を用いた医療用具包装体の製造方法。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
医療用具が包装容器で包装された医療用具包装体を製造する方法であって、
厚み方向から観察したときに、外縁部に前記医療用具を出し入れ可能に構成されている開口部と、前記外縁部のうち前記開口部以外の部分である非開口部と、を有している複数の前記包装容器を準備するステップと、
底部と側部を有しており前記底部に底穴が形成されている外側容器と、前記外側容器の底部上に配置されており前記包装容器が載置される載置部材と、を備えており、前記外側容器の側部には前記外側容器の深さ方向に凹んでいる凹部が形成されている搬送容器を準備するステップと、
前記包装容器を把持する把持部を有する搬送装置を準備するステップと、
前記包装容器の外縁部と接触可能に構成されている接触部を有している払い落とし装置を準備するステップと、
上から観察したときに、前記包装容器の外縁部のうち、前記非開口部が前記外側容器の凹部と対向し、前記開口部が前記外側容器の凹部と対向しないように、複数の前記包装容器を前記載置部材上に載置するステップと、
前記搬送装置の把持部が前記包装容器を把持するステップと、
前記凹部を介して前記外側容器内に前記接触部を配置するステップと、
前記把持部によって把持された前記包装容器の外縁部のうち、前記非開口部に前記接触部を接触させるステップと、
を有する医療用具包装体の製造方法。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記把持部によって把持された前記包装容器の外縁部のうち、前記非開口部に前記接触部を接触させるステップにおいて、前記接触部は前記開口部に接触しない請求項1に記載の医療用具包装体の製造方法。
【請求項3】
前記外側容器に対する前記載置部材の上下方向の位置を調節可能に構成されている昇降装置を準備するステップと、
複数の前記包装容器を前記載置部材上に載置するステップの後であって、前記搬送装置の把持部が前記包装容器を把持するステップの前に、前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップと、
を有する請求項1に記載の医療用具包装体の製造方法。
【請求項4】
前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップの後であって、前記包装容器を把持するステップの前に、前記昇降装置が前記外側容器に対する前記載置部材の位置を上昇させるステップを有する請求項3に記載の医療用具包装体の製造方法。
【請求項5】
前記包装容器を把持するステップの後に、前記昇降装置が前記外側容器に対する前記載置部材の位置を上昇させるステップを有する請求項4に記載の医療用具包装体の製造方法。
【請求項6】
前記外側容器は第1挿入部と前記第1挿入部とは異なる位置に位置している第2挿入部を有している吊り上げ治具によって吊り上げられるものであって、前記外側容器の側部には、前記第1挿入部を挿入可能な第1穴と、前記第1穴とは異なる位置に位置しており前記第2挿入部を挿入可能な第2穴と、が形成されており、前記第1穴の深さ方向から観察したときの前記第1穴の外形は、前記第2穴の深さ方向から観察したときの前記第2穴の外形と異なっており、
前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップの前に、前記第1挿入部を前記第1穴に挿入し、前記第2挿入部を前記第2穴に挿入するステップを有する請求項3に記載の医療用具包装体の製造方法。
【請求項7】
前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップは前記吊り上げ治具が前記外側容器を吊り上げることによって行われる請求項6に記載の医療用具包装体の製造方法。
【請求項8】
前記第1穴は水平方向における幅が上方に向かって狭くなる所定区間を有しており、前記第2穴は水平方向における幅が上方に向かって狭くなる所定区間を有していない請求項6に記載の医療用具包装体の製造方法。
【請求項9】
前記搬送容器を搬送可能なコンベヤを準備するステップを有し、
前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップは、前記コンベヤが前記搬送容器を搬送することによって行われる請求項3に記載の医療用具包装体の製造方法。
【請求項10】
前記外側容器の底穴の面積は前記載置部材の底面の面積よりも小さい請求項1~9のいずれか一項に記載の医療用具包装体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用具包装体の製造方法と、医療用具包装体の製造方法で用いられる搬送容器に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)【背景技術】
【0002】
これまでに、容器としては、様々なものが開発されてきた。
【0003】
例えば、特許文献1には、下部から上部に亘り同形・同サイズの内周面を備えた容器体Aと、容器体Aの底部に回転可能に且つ容器体A外部からの回転操作が可能に設けるとともに容器体A内に螺軸Cを立設した操作ハンドルBと、螺軸Cに内周縁を螺着するとともに外周縁を容器体A内周面に摺動可能に嵌合させた中皿Dとを備え、操作ハンドルBを回転させることによる螺軸Cの回転で中皿Dが上昇する如く構成した容器が開示されている。
【0004】
特許文献2には、底部と底部から容器開口部を画定する上縁まで上向きに延在する側壁部とを有する容器本体と、上縁に係合して容器開口部を密閉する蓋と、を有する包装物品であって、包装物品は底部と側壁部と蓋によって画定される封入容積を有し、封入容積を分割する取り外し可能なインサートをさらに含む包装物品について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2008-212238号公報
国際公開第2020/127362号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、これらの容器は医療用具包装体を製造する際には使用しにくかった。このため、医療用具包装体を製造する際に用いることができる容器の開発と、その容器を用いた医療用具包装体の製造方法の開発が望まれていた。
【0007】
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、医療用具包装体を製造する際に用いることができる容器と、その容器を用いた医療用具包装体の製造方法であって、包装体が受けるダメージを少なくすることができるものを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決できた本発明の医療用具包装体の製造方法は、以下の通りである。
[1] 医療用具が包装容器で包装された医療用具包装体を製造する方法であって、
厚み方向から観察したときに、外縁部に前記医療用具を出し入れ可能に構成されている開口部と、前記外縁部のうち前記開口部以外の部分である非開口部と、を有している複数の前記包装容器を準備するステップと、
底部と側部を有しており前記底部に底穴が形成されている外側容器と、前記外側容器の底部上に配置されており前記包装容器が載置される載置部材と、を備えており、前記外側容器の側部には前記外側容器の深さ方向に凹んでいる凹部が形成されている搬送容器を準備するステップと、
前記包装容器を把持する把持部を有する搬送装置を準備するステップと、
前記包装容器の外縁部と接触可能に構成されている接触部を有している払い落とし装置を準備するステップと、
上から観察したときに、前記包装容器の外縁部のうち、前記非開口部が前記外側容器の凹部と対向し、前記開口部が前記外側容器の凹部と対向しないように、複数の前記包装容器を前記載置部材上に載置するステップと、
前記搬送装置の把持部が前記包装容器を把持するステップと、
前記凹部を介して前記外側容器内に前記接触部を配置するステップと、
前記把持部によって把持された前記包装容器の外縁部のうち、前記非開口部に前記接触部を接触させるステップと、
を有する医療用具包装体の製造方法。
【0009】
本発明の医療用具包装体の製造方法においては、包装容器の外縁部のうち、非開口部が外側容器の凹部と対向し、開口部が外側容器の凹部と対向しないように、複数の包装容器を載置部材上に載置するステップと、凹部を介して外側容器内に接触部を配置するステップと、把持部によって把持された包装容器の外縁部のうち、非開口部に接触部を接触させるステップと、を有する。接触部が包装容器の外縁部に接触することで、把持部によって把持されている包装容器以外の包装容器を払い落とすことができる。このとき、包装容器の外縁部のうち、開口部よりも剛性が高い非開口部に接触部が接触する。これにより、包装容器に接触部が接触することによって包装容器が受けるダメージを少なくすることができる。
【0010】
本発明の医療用具包装体の製造方法は、以下の[2]~[13]であることが好ましい。
[2] 前記把持部によって把持された前記包装容器の外縁部のうち、前記非開口部に前記接触部を接触させるステップにおいて、前記接触部は前記開口部に接触しない[1]に記載の医療用具包装体の製造方法。
[3] 前記外側容器に対する前記載置部材の上下方向の位置を調節可能に構成されている昇降装置を準備するステップと、
複数の前記包装容器を前記載置部材上に載置するステップの後であって、前記搬送装置の把持部が前記包装容器を把持するステップの前に、前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップと、
を有する[1]または[2]に記載の医療用具包装体の製造方法。
[4] 前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップの後であって、前記包装容器を把持するステップの前に、前記昇降装置が前記外側容器に対する前記載置部材の位置を上昇させるステップを有する[3]に記載の医療用具包装体の製造方法。
[5] 前記包装容器を把持するステップの後に、前記昇降装置が前記外側容器に対する前記載置部材の位置を上昇させるステップを有する[3]または[4]に記載の医療用具包装体の製造方法。
[6] 前記外側容器は第1挿入部と前記第1挿入部とは異なる位置に位置している第2挿入部を有している吊り上げ治具によって吊り上げられるものであって、前記外側容器の側部には、前記第1挿入部を挿入可能な第1穴と、前記第1穴とは異なる位置に位置しており前記第2挿入部を挿入可能な第2穴と、が形成されており、前記第1穴の深さ方向から観察したときの前記第1穴の外形は、前記第2穴の深さ方向から観察したときの前記第2穴の外形と異なっており、
前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップの前に、前記第1挿入部を前記第1穴に挿入し、前記第2挿入部を前記第2穴に挿入するステップを有する[3]~[5]のいずれか一項に記載の医療用具包装体の製造方法。
[7] 前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップは前記吊り上げ治具が前記外側容器を吊り上げることによって行われる[6]に記載の医療用具包装体の製造方法。
[8] 前記第1穴は水平方向における幅が上方に向かって狭くなる所定区間を有しており、前記第2穴は水平方向における幅が上方に向かって狭くなる所定区間を有していない[6]または[7]に記載の医療用具包装体の製造方法。
[9] 前記搬送容器を搬送可能なコンベヤを準備するステップを有し、
前記搬送容器を前記昇降装置上に載置するステップは、前記コンベヤが前記搬送容器を搬送することによって行われる[3]~[5]のいずれか一項に記載の医療用具包装体の製造方法。
[10] 前記外側容器の底穴の面積は前記載置部材の底面の面積よりも小さい[1]~[9]のいずれか一項に記載の医療用具包装体の製造方法。
[11] 前記外側容器の凹部の最大深さは前記包装容器の最大厚みよりも長い[1]~[10]のいずれか一項に記載の医療用具包装体の製造方法。
[12] 前記包装容器の開口部から前記包装容器内に前記医療用具を挿入するステップを有する[1]~[11]のいずれか一項に記載の医療用具包装体の製造方法。
[13] 前記載置部材の形状は板状であり、前記外側容器の形状は多角柱状である[1]~[12]のいずれか一項に記載の医療用具包装体の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)

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