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公開番号2024111732
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-19
出願番号2023016407
出願日2023-02-06
発明の名称シート状物送達デバイス
出願人テルモ株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A61M 31/00 20060101AFI20240809BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】天面側に障害物があったり、液体がかかってもシート状物を容易に送達できるシート状物送達デバイスを提供する。
【解決手段】シート状物送達デバイスは、シャフトと、前記シャフトに連なりシート状物を保持する保持体と、開操作部とを有し、前記保持体は、前記シート状物を囲繞し、前記保持体の先端部は、前記シート状物の通路となる排出口を有し、前記開操作部は、操作を受けることで前記排出口を開く。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
シャフトと、
前記シャフトに連なりシート状物を保持する保持体と、
開操作部とを有し、
前記保持体は、前記シート状物を囲繞し、
前記保持体の先端部は、前記シート状物の通路となる排出口を有し、
前記開操作部は、操作を受けることで前記排出口を開く、シート状物送達デバイス。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記開操作部は、前記操作により、前記排出口を開く外力を、前記保持体に囲繞される内部空間に面する内面に対して加える外力付与部を有する、請求項１に記載のシート状物送達デバイス。
【請求項３】
前記外力付与部は、前記シャフトの軸心に沿って見たときに非円形をなす回転部を有し、
前記回転部は、前記操作により、前記シャフトの前記軸心の周りに回転することで、前記排出口を開く前記外力を前記保持体の前記内面に対して加える、請求項２に記載のシート状物送達デバイス。
【請求項４】
前記外力付与部は、前記操作によって拡張できるバルーンで構成される、請求項２に記載のシート状物送達デバイス。
【請求項５】
前記外力付与部は、先端同士の距離を前記操作によって拡張又は収縮できるように互いに回動可能に連結される２つの長尺部材で構成される、請求項２に記載のシート状物送達デバイス。
【請求項６】
前記開操作部は、前記保持体の前記先端部に前記排出口に沿って設けられる少なくとも１つのバルーンからなるバルーン部で構成され、
前記バルーンは、前記操作によって収縮できる、請求項１に記載のシート状物送達デバイス。
【請求項７】
排出用操作を受けることで、前記排出口が開いた状態の前記保持体から前記シート状物を排出するように前記シート状物に対して排出用外力を加える排出操作部を有する、請求項１に記載のシート状物送達デバイス。
【請求項８】
前記排出操作部は、前記排出用操作を受けることで、前記排出口が開いた状態の前記保持体から前記シート状物を排出するように、前記シート状物を支持した状態で前記保持体に対して相対的に先端側へ移動可能な支持体を有する、請求項７に記載のシート状物送達デバイス。
【請求項９】
前記排出操作部は、前記支持体に連なり且つ前記シャフトの内腔において前記シャフトの軸方向に移動可能な内側シャフトを有する、請求項８に記載のシート状物送達デバイス。
【請求項１０】
前記筒体を有し、
前記保持体は、前記シート状物を保持した状態で変形することで前記筒体の内側に収納された収納位置から、前記筒体の外側に展開された展開位置へ、前記筒体に対して相対的に前記シャフトの軸方向に移動可能である、請求項１に記載のシート状物送達デバイス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示はシート状物送達デバイスに関する。
続きを表示（約 1,000 文字）【背景技術】
【０００２】
シート状物を保持する保持体を有するシート状物送達デバイスが知られている（例えば特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
国際公開第２０２０／１３８２６１号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
操作主体（施術者又はロボットなど）がシャフトを介して保持体を操作することで、体内の目的箇所にシート状物を送達する場合、操作主体から見て天面側（腹膜側や臓器の裏側など）に障害物があると、当該障害物にシート状物が引っ掛かり、保持体からずり落ちる可能性がある。また、シート状物が液体の多い部位を通過して目的箇所に送達する場合、シート状物に液体がかかると、同様に保持体からずれる可能性がある。
【０００５】
そこで本開示は、天面側に障害物があったり、液体がかかってもシート状物を容易に送達できるシート状物送達デバイスを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本開示の一態様は以下のとおりである。
【０００７】
［１］
シャフトと、
前記シャフトに連なりシート状物を保持する保持体と、
開操作部とを有し、
前記保持体は、前記シート状物を囲繞し、
前記保持体の先端部は、前記シート状物の通路となる排出口を有し、
前記開操作部は、操作を受けることで前記排出口を開く、シート状物送達デバイス。
【０００８】
［２］
前記開操作部は、前記操作により、前記排出口を開く外力を、前記保持体に囲繞される内部空間に面する内面に対して加える外力付与部を有する、［１］に記載のシート状物送達デバイス。
【０００９】
［３］
前記外力付与部は、前記シャフトの軸心に沿って見たときに非円形をなす回転部を有し、
前記回転部は、前記操作により、前記シャフトの前記軸心の周りに回転することで、前記排出口を開く前記外力を前記保持体の前記内面に対して加える、［２］に記載のシート状物送達デバイス。
【００１０】
［４］
前記外力付与部は、前記操作によって拡張できるバルーンで構成される、［２］に記載のシート状物送達デバイス。
（【００１１】以降は省略されています）

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