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公開番号2024107629
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-08-09
出願番号2023011655
出願日2023-01-30
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人アイテック国際特許事務所
主分類H02J 7/04 20060101AFI20240802BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】他車両からの電力を用いた蓄電装置の充電を所望するときにその充電が比較的長引いてしまうのを抑制する。
【解決手段】制御装置は、コネクタに外部電源が接続されると、外部電源が系統電源であるか他車両であるかを判定し、外部電源が他車両である場合、充電設定を系統電源からの電力を用いた蓄電装置の充電用の第1設定からデフォルト設定または他車両からの電力を用いた蓄電装置の充電用の第2設定に変更する変更処理を実行し、その後に、蓄電装置が充電されるように充電器を制御する充電制御を充電設定に従って実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電装置と、外部電源を直接にまたは中継ケーブル部を介して接続可能なコネクタと、前記コネクタに前記外部電源が接続されているときに前記外部電源からの電力を用いて前記蓄電装置を充電可能な充電器と、前記充電器を制御する制御装置と、を備える車両であって、
前記制御装置は、前記コネクタに前記外部電源が接続されると、前記外部電源が系統電源であるか他車両であるかを判定し、前記外部電源が前記他車両である場合、充電設定を前記系統電源からの電力を用いた前記蓄電装置の充電用の第1設定からデフォルト設定または前記他車両からの電力を用いた前記蓄電装置の充電用の第2設定に変更する変更処理を実行し、その後に、前記蓄電装置が充電されるように前記充電器を制御する充電制御を前記充電設定に従って実行する、
車両。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
請求項1記載の車両であって、
前記系統電源は、前記コネクタに接続されているときに、第1信号を前記車両に出力し、
前記他車両は、前記コネクタに接続されているときに、前記第1信号とは異なる第2所定信号を前記車両に出力し、
前記制御装置は、前記コネクタに前記外部電源が接続されると、前記第1信号および前記第2信号の何れが入力されるかに基づいて前記外部電源が前記系統電源であるか前記他車両であるかを判定する、
車両。
【請求項3】
請求項1記載の車両であって、
前記第1充電用の前記中継ケーブル部と前記第2充電用の前記中継ケーブル部とは、所定部位の抵抗値が異なり、
前記制御装置は、前記コネクタに前記中継ケーブル部を介して前記外部電源が接続されると、前記所定部位の電圧に基づいて前記外部電源が前記系統電源であるか前記他車両であるかを判定する、
車両。
【請求項4】
請求項1ないし3のうちの何れか1つの請求項に記載の車両であって、
前記制御装置は、前記外部電源が前記他車両である場合、前記変更処理が許可されているときには前記変更処理を実行してその後に前記充電設定に従って前記充電制御を実行し、前記変更処理が禁止されているときには前記充電設定を保持して前記充電設定に従って前記充電制御を実行し、
前記制御装置は、前記変更処理の許否をユーザの指示に基づいて切り替える、
車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術としては、給電側の車両(救援車両)が有するバッテリの電力により、受電側の車両(電欠車両)が有するバッテリを充電する充電装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この充電装置では、充電を開始するための操作入力に基づいて第1充電モードで充電を開始し、救援車両のバッテリ電圧に対する電欠車両のバッテリ電圧の割合が所定値に達したことを条件として第1充電モードを終了させ、充電を再開させるための操作入力に基づいて第2充電モードを開始する。ここで、第2充電モードにおいて電欠車両に対して供給可能な電流値の最大値を第1充電モードよりも小さくする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-187256号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
蓄電装置と系統電源からの電力を用いて蓄電装置を充電可能な充電器とを備える車両において、充電設定として、系統電源からの電力を用いた蓄電装置の充電用に、電流値や充電開始時刻などが設定されている場合がある。この場合、車両が電欠になるなどして他車両からの電力を用いた蓄電装置の充電を所望するときに、その充電設定のために、蓄電装置の充電が比較的長引いてしまう可能性がある。
【0005】
本開示の車両は、他車両からの電力を用いた蓄電装置の充電を所望するときにその充電が比較的長引いてしまうのを抑制することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車両は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
【0007】
本開示の車両は、
蓄電装置と、外部電源を直接にまたは中継ケーブル部を介して接続可能なコネクタと、前記コネクタに前記外部電源が接続されているときに前記外部電源からの電力を用いて前記蓄電装置を充電可能な充電器と、前記充電器を制御する制御装置と、を備える車両であって、
前記制御装置は、前記コネクタに前記外部電源が接続されると、前記外部電源が系統電源であるか他車両であるかを判定し、前記外部電源が前記他車両である場合、充電設定を前記系統電源からの電力を用いた前記蓄電装置の充電用の第1設定からデフォルト設定または前記他車両からの電力を用いた前記蓄電装置の充電用の第2設定に変更する変更処理を実行し、その後に、前記蓄電装置が充電されるように前記充電器を制御する充電制御を前記充電設定に従って実行する、
ことを要旨とする。
【0008】
本開示の車両では、制御装置は、コネクタに外部電源が接続されると、外部電源が系統電源であるか他車両であるかを判定し、外部電源が他車両である場合、充電設定を系統電源からの電力を用いた蓄電装置の充電用の第1設定からデフォルト設定または他車両からの電力を用いた蓄電装置の充電用の第2設定に変更する変更処理を実行し、その後に、蓄電装置が充電されるように充電器を制御する充電制御を充電設定に従って実行する。ここで、デフォルト設定や第2設定は、第1設定に比して蓄電装置の充電を短時間で完了できるように設定されている。これにより、車両(自車両)が電欠になるなどして他車両からの電力を用いた蓄電装置の充電を所望するときに、充電設定が第1設定で保持される場合に比して、充電が比較的長引いてしまうのを抑制することができる。
【0009】
本開示の車両において、前記系統電源は、前記コネクタに接続されているときに、第1信号を前記車両に出力し、前記他車両は、前記コネクタに接続されているときに、前記第1信号とは異なる第2所定信号を前記車両に出力し、前記制御装置は、前記コネクタに前記外部電源が接続されると、前記第1信号および前記第2信号の何れが入力されるかに基づいて前記外部電源が前記系統電源であるか前記他車両であるかを判定するものとしてもよい。こうすれば、外部電源が系統電源であるか他車両であるかを適切に判定することができる。
【0010】
本開示の車両において、前記第1充電用の前記中継ケーブル部と前記第2充電用の前記中継ケーブル部とは、所定部位の抵抗値が異なり、前記制御装置は、前記コネクタに前記中継ケーブル部を介して前記外部電源が接続されると、前記所定部位の電圧に基づいて前記外部電源が前記系統電源であるか前記他車両であるかを判定するものとしてもよい。こうすれば、外部電源が系統電源であるか他車両であるかを適切に判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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