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公開番号2024098647
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-24
出願番号2023002253
出願日2023-01-11
発明の名称肛門周辺部用清浄剤組成物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類A61K 8/891 20060101AFI20240717BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】従来よりも使用感が向上したものでありながら、環境に対する負荷が軽減された肛門周辺部用清浄剤組成物を提供すること。
【解決手段】肛門周辺部用清浄剤組成物は、(A)メチルポリシロキサン、(B)流動パラフィン、(C)軽質イソパラフィン及び(D)植物由来のスクワランを含む。(A)ないし(D)の合計量は前記肛門周辺部用清浄剤組成物に対して90質量%以上である。肛門周辺部用清浄剤組成物は、(A)を10質量%以上45質量%未満含むことが好ましい。肛門周辺部用清浄剤組成物は、更に(E)ホホバ油を5質量%未満含むことが好ましい。肛門周辺部用清浄剤組成物は、更に(F)油性の消炎剤を0.0005質量%以上0.01質量%未満含むことが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
以下の(A)、(B)、(C)、及び(D)を全て含む肛門周辺部用清浄剤組成物であって、
(A)ないし(D)の合計量が前記肛門周辺部用清浄剤組成物に対して90質量%以上である、肛門周辺部用清浄剤組成物。
(A)メチルポリシロキサン。
(B)流動パラフィン。
(C)軽質イソパラフィン。
(D)植物由来のスクワラン。
続きを表示(約 530 文字)【請求項2】
以下の(A)、(B)、(C)、及び(D)の混合物を配合してなる肛門周辺部用清浄剤組成物であって、
(A)ないし(D)の合計量が前記肛門周辺部用清浄剤組成物に対して90質量%以上である、肛門周辺部用清浄剤組成物。
(A)メチルポリシロキサン。
(B)流動パラフィン。
(C)軽質イソパラフィン。
(D)植物由来のスクワラン。
【請求項3】
(A)を10質量%以上45質量%未満含む、請求項1又は2に記載の肛門周辺部用清浄剤組成物。
【請求項4】
更に(E)ホホバ油を5質量%未満含む、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の肛門周辺部用清浄剤組成物。
【請求項5】
更に(F)油性の消炎剤を0.0005質量%以上0.01質量%未満含む、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の肛門周辺部用清浄剤組成物。
【請求項6】
(F)がジメチルイソプロピルアズレンである、請求項5に記載の肛門周辺部用清浄剤組成物。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか一項に記載の肛門周辺部用清浄剤組成物をスプレー容器に充填してなる、スプレー製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、肛門周辺部用清浄剤組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
肛門周辺部の清浄・清拭剤組成物に関する従来の技術として本出願人は先に、シリコーンオイル及び動物油としてのスクワランを含有する組成物を提案した(特許文献1ないし3参照)。これらの文献に記載の組成物は、トイレットペーパーに噴霧して使用されたり、又は肛門周辺に直接噴霧して使用されたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開昭59-227816号公報
特開平3-264520号公報
特開2004-346017号文献
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、環境保護に対する関心の高まりに起因して、環境に対する影響が懸念される物質を環境負荷が軽い物質に代替しようとする動きが広がっている。特許文献1ないし3に記載の組成物ではシリコーンオイルが用いられているところ、シリコーンオイルのうち環状シリコーンは環境への残留性に対するリスクが危惧され、パーソナルケア用途への使用が欧州において規制され始めている。また、スクワランは主として鮫の肝油を原料とするところ、生態系保護の観点から動物を原料としないスクワランの要求が高まりつつある。
したがって、本発明の課題は、従来よりも使用感が向上したものでありながら、環境に対する負荷が軽減された肛門周辺部用清浄剤組成物を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、以下の(A)、(B)、(C)、及び(D)を全て含む肛門周辺部用清浄剤組成物に関する。
一実施形態において、(A)ないし(D)の合計量が前記肛門周辺部用清浄剤組成物に対して90質量%以上であることが好ましい。
(A)メチルポリシロキサン。
(B)流動パラフィン。
(C)軽質イソパラフィン。
(D)植物由来のスクワラン。
【0006】
また本発明は、以下の(A)、(B)、(C)、及び(D)の混合物を配合してなる肛門周辺部用清浄剤組成物に関する。
一実施形態において、(A)ないし(D)の合計量が前記肛門周辺部用清浄剤組成物に対して90質量%以上であることが好ましい。
(A)メチルポリシロキサン。
(B)流動パラフィン。
(C)軽質イソパラフィン。
(D)植物由来のスクワラン。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、従来よりも使用感が向上したものでありながら、環境に対する負荷が軽減された肛門周辺部用清浄剤組成物を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき説明する。本発明は、肛門周辺部用清浄剤組成物(以下、単に「組成物」ともいう。)に関するものである。本発明の組成物は、これが塗布されたトイレットペーパーを用いて肛門及びその周辺部を清拭するのに使用されたり、又は排便前後に肛門及びその周辺部の皮膚に塗布されて使用されたりする。本発明の組成物は、上述した(A)ないし(D)の成分を全て含むものである。
【0009】
本発明の組成物は、その構成成分の一つとして、(A)メチルポリシロキサンを含んでいる。メチルポリシロキサンは、ジメチルポリシロキサンにおけるケイ素と結合したメチル基を、トリメチルシロキシ基(-OSi(CH



)に置換した直鎖シロキサンの重合体をいい、直鎖シリコーンオイルである。メチルポリシロキサンは、一般式(CH



SiO[(CH



SiO]

Si(CH



で表される。式中、nは1以上の数を表す。
シリコーンオイルとしては、一般に直鎖シリコーンオイルや環状シリコーンオイルが知られているところ、(A)のメチルポリシロキサンは、直鎖シリコーンオイルであり、環状シリコーンオイルを包含しない。
本明細書にいう「直鎖」とは、環状以外の分子構造を意味するものであり、狭義の直鎖だけでなく分岐鎖も包含する概念である。
【0010】
本発明の組成物が(A)のメチルポリシロキサンを含むことによって、該組成物をトイレットペーパーや肌に塗布して使用するときに、良好なすべり感を与えることができ、その結果、従来知られている組成物よりも使用感を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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