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公開番号2024096397
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-12
出願番号2024076411,2020048642
出願日2024-05-09,2020-03-19
発明の名称ズームレンズ、およびそれを有する撮像装置、撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20240705BHJP(光学)
要約【課題】全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で広画角なズームレンズ、およびそれを有する撮像装置、撮像システムを提供すること。
【解決手段】ズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第n-1レンズ群、正の屈折力の第nレンズ群を有し、ズーミングに際して第n-1レンズ群および第nレンズ群が移動するズームレンズであって、第nレンズ群は最も像側に配置され、第n-1レンズ群は第nレンズ群の物体側に隣接して配置され、開口絞りは第1レンズ群の最も像側のレンズ面と第2レンズ群の最も像側のレンズ面との間に配置され、第nレンズ群の焦点距離、第n-1レンズ群の焦点距離、広角端における最も像側のレンズ面から近軸像面位置までの光軸上の距離、広角端から望遠端へのズーミングに際しての第nレンズ群および第n-1レンズ群の移動量を各々適切に設定すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第n-1レンズ群、正の屈折力の第nレンズ群を有し、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化し、ズーミングに際して前記第n-1レンズ群、および前記第nレンズ群が移動するズームレンズであって、
前記第nレンズ群は、最も像側に配置され、
前記第n-1レンズ群は、前記第nレンズ群の物体側に隣接して配置され、
前記第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを有し、
開口絞りは、前記第1レンズ群の最も像側のレンズ面と前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面との間に配置され、
前記第nレンズ群の焦点距離をfn、前記第n-1レンズ群の焦点距離をfn1、広角端における最も像側のレンズ面から近軸像面位置までの光軸上の距離をbfw、広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第nレンズ群の移動量をMn、広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第n-1レンズ群の移動量をMn1とし、レンズ群の物体側への移動方向を正方向とするとき、
-0.50<fn1/fn<-0.20
4.00<fn/bfw<8.00
0.20<Mn/Mn1<0.60
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
0.80<fn1/f1<1.50
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
広角端における前記第n-1レンズ群の最も像側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をbfwn-1とするとき、
-1.30<fn1/bfwn-1<-0.80
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
広角端における最も物体側のレンズ面から前記開口絞りまでの光軸上の距離をLDwfs、広角端における前記開口絞りから像面までの距離をLDwsiとするとき、
0.50<LDwfs/LDwsi<1.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第n-1レンズ群の物体側に隣接して配置された第n-2レンズ群を更に有し、
前記第n-2レンズ群の焦点距離をfn2とするとき、
-1.40<fn2/fn1<-0.70
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、広角端における前記ズームレンズの焦点距離をfwとするとき、
-1.60<f1/fw<-1.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項7】
広角端から望遠端へのズーミングに際して、前記第1レンズ群は、像側に移動した後、物体側に移動することを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項8】
物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、前記第n-1レンズ群としての第4レンズ群、前記第nレンズ群としての第5レンズ群からなり、
前記開口絞りは、前記第2レンズ群内に配置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項9】
物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群、前記第n-1レンズ群としての第5レンズ群、前記第nレンズ群としての第6レンズ群からなり、
前記開口絞りは、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に配置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のズームレンズ。
【請求項10】
物体側から像側へ順に配置された、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、前記第n-1レンズ群としての第4レンズ群、前記第nレンズ群としての第5レンズ群からなり、
前記開口絞りは、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間に配置されることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置に用いられるズームレンズは、撮像装置の高機能化に伴い、全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で広画角であることが求められている。小型で、広角化が比較的容易なズームレンズとして、負の屈折力のレンズ群が先行する(最も物体側に位置する)ネガティブリード型のズームレンズが知られている。ネガティブリード型のズームレンズとして、特許文献1には、物体側より像側へ順に配置された、負、正、負、正の屈折力の第1乃至第4レンズ群よりなるズームレンズが開示されている。また、特許文献2には、物体側より像側へ順に配置された、負、正、正、負、正の屈折力の第1乃至第5レンズ群よりなるズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-34892号公報
特開2019-8031号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ネガティブリード型のズームレンズは、レンズ構成が非対称となるため、諸収差の補正が難しく、小型化を図りつつ高い光学性能を得ることが難しい。例えば、ネガティブリード型のズームレンズにおいて広画角化を図るには、負の屈折力の第1レンズ群のパワーを強くする必要がある。この場合、樽型の歪曲が大きく発生してしまう。小型化と広画角化を図りつつ、全ズーム範囲で高い光学性能を得るためには、像面近傍に配置されるレンズ群の屈折力や配置位置を適切に設定することが重要となる。
【0005】
本発明は、全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で広画角なズームレンズ、およびそれを有する撮像装置、撮像システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側より像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第n-1レンズ群、正の屈折力の第nレンズ群を有し、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化し、ズーミングに際して第n-1レンズ群、および第nレンズ群が移動するズームレンズであって、第nレンズ群は、最も像側に配置され、第n-1レンズ群は、第nレンズ群の物体側に隣接して配置され、第1レンズ群は、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズを有し、開口絞りは、第1レンズ群の最も像側のレンズ面と第2レンズ群の最も像側のレンズ面との間に配置され、第nレンズ群の焦点距離をfn、第n-1レンズ群の焦点距離をfn1、広角端における最も像側のレンズ面から近軸像面位置までの光軸上の距離をbfw、広角端から望遠端へのズーミングに際しての第nレンズ群の移動量をMn、広角端から望遠端へのズーミングに際しての第n-1レンズ群の移動量をMn1とし、レンズ群の物体側への移動方向を正方向とするとき、
-0.50<fn1/fn<-0.20
4.00<fn/bfw<8.00
0.20<Mn/Mn1<0.60
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、全ズーム範囲で高い光学性能を有し、小型で広画角なズームレンズ、およびそれを有する撮像装置、撮像システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1のズームレンズの広角端における断面図である。
(A),(B),(C)実施例1の広角端、中間ズーム位置、および望遠端における収差図である。
実施例2のズームレンズの広角端における断面図である。
(A),(B),(C)実施例2の広角端、中間ズーム位置、および望遠端における収差図である。
実施例3のズームレンズの広角端における断面図である。
(A),(B),(C)実施例3の広角端、中間ズーム位置、および望遠端における収差図である。
実施例4のズームレンズの広角端における断面図である。
(A),(B),(C)実施例4の広角端、中間ズーム位置、および望遠端における収差図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
【0010】
図1,3,5,7はそれぞれ、実施例1乃至4のズームレンズの広角端における断面図である。各実施例のズームレンズは、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等の撮像装置に用いられる。
(【0011】以降は省略されています)

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