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公開番号2024093570
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-07-09
出願番号2022210050
出願日2022-12-27
発明の名称排気熱回収器
出願人フタバ産業株式会社
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類F01N 5/02 20060101AFI20240702BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】バルブの構成を簡素化できる排気熱回収器を提供する。
【解決手段】本開示は、熱交換部と、熱交換部へ排気ガスを供給する供給口を有するバルブ収容部を有する主流路と、バルブ収容部の内部に配置されると共に、主流路から熱交換部への排気ガスの供給量を調整するバルブ機構と、を備える排気熱回収器である。バルブ収容部は、排気ガスの流れ方向と平行な中心軸を有する筒体である。バルブ機構は、主排出口への排気ガスの流量を調整するメインバルブと、供給口の開度を調整するサブバルブと、メインバルブとサブバルブとが取り付けられると共に、軸回転によりメインバルブとサブバルブとを回転させる軸部とを有する。サブバルブは、供給口の全体を覆う閉塞部を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
内燃機関の排気ガスと、冷媒との間で熱交換を行う熱交換部と、
前記排気ガスを導入する導入口と、前記排気ガスを外部に排出する主排出口と、前記熱交換部へ前記排気ガスを供給する供給口を有するバルブ収容部と、を有する主流路と、
前記バルブ収容部の内部に配置されると共に、前記主流路から前記熱交換部への前記排気ガスの供給量を調整するように構成されたバルブ機構と、
を備え、
前記バルブ収容部は、前記排気ガスの流れ方向と平行な中心軸を有する筒体であり、
前記バルブ機構は、
前記主排出口への前記排気ガスの流量を調整するように構成されたメインバルブと、
前記供給口の開度を調整するように構成されたサブバルブと、
前記メインバルブと前記サブバルブとが取り付けられると共に、軸回転により前記メインバルブと前記サブバルブとを回転させるように構成された軸部と、
を有し、
前記サブバルブは、前記供給口の全体を覆うように構成された閉塞部を有する、排気熱回収器。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
請求項1に記載の排気熱回収器であって、
前記バルブ収容部は、角筒体であり、
前記閉塞部は、平板状である、排気熱回収器。
【請求項3】
請求項1に記載の排気熱回収器であって、
前記バルブ収容部は、円筒体であり、
前記閉塞部は、前記バルブ収容部の周方向に沿って湾曲する、排気熱回収器。
【請求項4】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排気熱回収器であって、
前記サブバルブは、前記軸部によって前記メインバルブと一体となって回転する、排気熱回収器。
【請求項5】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排気熱回収器であって、
前記バルブ機構は、前記サブバルブの前記閉塞部の外面に配置された弾性部材を有する、排気熱回収器。
【請求項6】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排気熱回収器であって、
前記バルブ収容部は、前記主流路のうち前記排気ガスの流れ方向において前記バルブ収容部よりも上流の部位に対し拡径している、排気熱回収器。
【請求項7】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排気熱回収器であって、
前記軸部の軸方向から視て、前記閉塞部の回転方向における第1端部の前記軸部の中心軸からの距離は、前記閉塞部の回転方向における前記第1端部とは反対側の第2端部の前記軸部の中心軸からの距離とは異なる、排気熱回収器。
【請求項8】
請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の排気熱回収器であって、
前記熱交換部を通過した前記排気ガスが流れるEGR流路をさらに備え、
前記EGR流路内にはバルブが存在しない、排気熱回収器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、排気熱回収器に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
自動車用の内燃機関における排気ガスの熱を冷却水によって回収すると共に、EGR(排気再循環)ガスとして内燃機関に循環させる排気熱回収器が公知である(特許文献1参照)。
【0003】
この排気熱回収器では、排気ガスの主流路内に設けられたバルブによって熱交換器への流入量を制御し、さらにEGR流路内に設けられた別のバルブによってEGRガス量を制御している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-82706号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の排気熱回収器では、2つのバルブが別々の流路に独立して設けられる。そのため、バルブの取り付け構造や、制御機構が煩雑となりやすい。
【0006】
本開示の一局面は、バルブの構成を簡素化できる排気熱回収器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、内燃機関の排気ガスと、冷媒との間で熱交換を行う熱交換部と、排気ガスを導入する導入口と、排気ガスを外部に排出する主排出口と、熱交換部へ排気ガスを供給する供給口を有するバルブ収容部と、を有する主流路と、バルブ収容部の内部に配置されると共に、主流路から熱交換部への排気ガスの供給量を調整するように構成されたバルブ機構と、を備える排気熱回収器である。
【0008】
バルブ収容部は、排気ガスの流れ方向と平行な中心軸を有する筒体である。バルブ機構は、主排出口への排気ガスの流量を調整するように構成されたメインバルブと、供給口の開度を調整するように構成されたサブバルブと、メインバルブとサブバルブとが取り付けられると共に、軸回転によりメインバルブとサブバルブとを回転させるように構成された軸部とを有する。サブバルブは、供給口の全体を覆うように構成された閉塞部を有する。
【0009】
このような構成によれば、共通する軸部に取り付けられたメインバルブとサブバルブとによって、EGR流路に供給される排気ガスの流量を調整することができる。そのため、バルブの構成を簡素化できる。
【0010】
本開示の一態様では、バルブ収容部は、角筒体であってもよい。閉塞部は、平板状であってもよい。このような構成によれば、サブバルブの回転位置による排気ガスの流量の調整が容易となる。
(【0011】以降は省略されています)

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