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公開番号2024084211
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-25
出願番号2022198357
出願日2022-12-13
発明の名称電線切断装置
出願人東京電力ホールディングス株式会社
代理人個人,個人
主分類H02G 1/02 20060101AFI20240618BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】天候にかかわらず使用することができ、刃に対して大きなトルクを供給することで刃を所望通りに操作することが可能な電線切断装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明にかかる電線切断装置の構成は、地上からの作業によって高所の電線20を切断する電線切断装置100であって、高所作業用のスティック200に接続される接続部110と、接続部に回転可能に取り付けられたチェーンホイル130と、チェーンホイルを回転させるチェーン140と、チェーンホイルに連動して回転する送りネジ150と、送りネジに移動可能に螺合する送りナット152と、静刃と動刃を備えたワイヤカッタ160と、を含み、静刃のハンドルは接続部に軸支されていて、動刃のハンドルは送りナットに軸支されていて、チェーンホイルを回転させるとワイヤカッタが開閉することを特徴とする。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
地上からの作業によって高所の電線を切断する電線切断装置であって、
高所作業用のスティックに接続される接続部と、
前記接続部に回転可能に取り付けられたチェーンホイルと、
前記チェーンホイルを回転させるチェーンと、
前記チェーンホイルに連動して回転する送りネジと、
前記送りネジに移動可能に螺合する送りナットと、
静刃と動刃を備えたワイヤカッタと、
を含み、
前記静刃のハンドルは前記接続部に軸支されていて、
前記動刃のハンドルは前記送りナットに軸支されていて、
前記チェーンホイルを回転させると前記ワイヤカッタが開閉することを特徴とする電線切断装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、地上からの作業によって高所の電線を切断する電線切断装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
電気事業者の発電所で発電され変電所で変電された電気は、電柱に張架されている高圧線を通じて送電され、かかる電柱に装柱された変圧器によって、送電時の電圧(例えば6600V)から、需要家で使用する電圧(例えば100Vまたは200V)に変圧され、引込線を通じて需要家に供給される。
【0003】
引込線のように高所の電線を作業する高所作業では、高所作業車のバスケットやバケットに作業者が搭乗した状態で作業を行うことがある。しかし、撤去現場の道路の幅によっては高所作業車が入れない場所もある。すると、高所作業台や長梯子を用いて作業を行うこととなるが、引込線は重量を有するため、切断した引込線の重量(張力)によっては高所作業台や長梯子の姿勢が崩れてしまう可能性がある。
【0004】
また高所作業台は、組立に半日および解体にも半日程度の時間を要する。このため、作業時間や撤去費用が増してしまう。長梯子においては、高所で作業する作業員および長梯子の下部を支える作業員が2人一組で作業を行う必要があるため、人件費が嵩んでしまう。
【0005】
そこで地上から高所の電線を作業する際に用いる工具として、例えば特許文献1に「高所に吊架された電線の皮剥ぎ、切断、曲げくせ付け等に用いる間接活線絶縁操作棒」が開示されている。特許文献1の間接活線絶縁操作棒は、「基端部に位置する回転操作部、回転操作部により一端部が回転される絶縁回転パイプ、絶縁回転パイプの他端部に選択的に着脱されて先端工具を保持する先端工具保持部、回転操作部と前記先端工具保持部とを連結する絶縁固定パイプ」とから構成されている。
【0006】
特許文献1の絶縁固定パイプは、先端工具として切断工具を工具保持部に接続することにより電線の切断作業に用いることができる。特に特許文献1では、回転操作部の入力軸を電動モータまたは手動ハンドルによって回転させることにより、切断工具の一対の電線切断刃を開閉させ、電線を切断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2009-142009号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
特許文献1の電動モータは、トルクが大きいため動力源としては好適であるものの、雨天時に使用するには適していない。手動ハンドルは、雨天時にも使用することができるため電動モータの欠点を補うことができる。しかしながら、手動ハンドルはトルクが小さいため、電線を切断する際に刃が電線に噛んでしまうと、刃を電線から離間させる方向に移動させることが難しい。すると、作業員は長梯子等を用いて高所に移動して電線から刃を外す作業を行わなければならなくなってしまう。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑み、天候にかかわらず使用することができ、刃に対して大きなトルクを供給することで刃を所望通りに操作することが可能な電線切断装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するために、本発明にかかる電線切断装置の代表的な構成は、地上からの作業によって高所の電線を切断する電線切断装置であって、高所作業用のスティックに接続される接続部と、接続部に回転可能に取り付けられたチェーンホイルと、チェーンホイルを回転させるチェーンと、チェーンホイルに連動して回転する送りネジと、送りネジに移動可能に螺合する送りナットと、静刃と動刃を備えたワイヤカッタと、を含み、静刃のハンドルは接続部に軸支されていて、動刃のハンドルは送りナットに軸支されていて、チェーンホイルを回転させるとワイヤカッタが開閉することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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