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公開番号2024083803
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-24
出願番号2022197833
出願日2022-12-12
発明の名称グラフェン光素子及びグラフェン光素子の製造方法
出願人富士通株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H01L 31/10 20060101AFI20240617BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】赤外線の吸収率を向上することができるグラフェン光素子及びグラフェン光素子の製造方法を提供する。
【解決手段】グラフェン光素子は、複数の絶縁層と、それぞれ前記複数の絶縁層の間に設けられ、複数の開口が形成された複数のグラフェン層と、を有し、前記複数のグラフェン層に含まれる少なくとも2つのグラフェン層の間で、前記開口の形態が相違し、吸収する赤外線のピーク波長が相違する。グラフェン光素子は、例えば、宇宙衛星、自動車の測距装置に使用することができる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
複数の絶縁層と、
それぞれ前記複数の絶縁層の間に設けられ、複数の開口が形成された複数のグラフェン層と、
を有し、
前記複数のグラフェン層に含まれる少なくとも2つのグラフェン層の間で、前記開口の形態が相違し、吸収する赤外線のピーク波長が相違することを特徴とするグラフェン光素子。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記少なくとも2つのグラフェン層には、複数の円形状の開口が規則的に形成されており、
前記少なくとも2つのグラフェン層の間で、前記円形状の開口の直径が相違することを特徴とする請求項1に記載のグラフェン光素子。
【請求項3】
前記円形状の開口の直径は50nm以上500nm以下であることを特徴とする請求項2に記載のグラフェン光素子。
【請求項4】
前記少なくとも2つのグラフェン層には、複数の直線状の開口が規則的に形成されており、
前記少なくとも2つのグラフェン層の間で、前記直線状の開口の幅が相違することを特徴とする請求項1に記載のグラフェン光素子。
【請求項5】
前記直線状の開口の幅は50nm以上500nm以下であることを特徴とする請求項4に記載のグラフェン光素子。
【請求項6】
前記複数の絶縁層のうちの2つの絶縁層の間に設けられた遷移金属ダイカルコゲナイド積層体を有し、
前記遷移金属ダイカルコゲナイド積層体は、
第1遷移金属ダイカルコゲナイド層と
前記第1遷移金属ダイカルコゲナイド層と重なり合い、前記第1遷移金属ダイカルコゲナイド層とは材料が相違する第2遷移金属ダイカルコゲナイド層と、
を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のグラフェン光素子。
【請求項7】
前記絶縁層は、六方晶窒化ホウ素を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のグラフェン光素子。
【請求項8】
複数の絶縁層と、
それぞれ前記複数の絶縁層の間に設けられ、複数の開口が形成された複数のグラフェン層と、
を有する積層体を形成する工程を有し、
前記複数のグラフェン層に含まれる少なくとも2つのグラフェン層の間で、前記開口の形態が相違し、吸収する赤外線のピーク波長が相違することを特徴とするグラフェン光素子の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、グラフェン光素子及びグラフェン光素子の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
円形状の複数の開口が形成されたグラフェンを含むグラフェン光素子が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2017/145299号
特開2021-168332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来のグラフェン光素子では、グラフェンを透過する赤外線が多く、吸収率の向上が困難である。
【0005】
本開示の目的は、赤外線の吸収率を向上することができるグラフェン光素子及びグラフェン光素子の製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一形態によれば、複数の絶縁層と、それぞれ前記複数の絶縁層の間に設けられ、複数の開口が形成された複数のグラフェン層と、を有し、前記複数のグラフェン層に含まれる少なくとも2つのグラフェン層の間で、前記開口の形態が相違し、吸収する赤外線のピーク波長が相違するグラフェン光素子が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、赤外線の吸収率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係るグラフェン光素子を示す平面図である。
第1実施形態に係るグラフェン光素子を示す断面図である。
第1実施形態における複数のグラフェン層の形状を比較して示す平面図である。
第1実施形態に係るグラフェン光素子の製造方法を示す断面図(その1)である。
第1実施形態に係るグラフェン光素子の製造方法を示す断面図(その2)である。
第1実施形態に係るグラフェン光素子の製造方法を示す断面図(その3)である。
第2実施形態に係るグラフェン光素子を示す断面図である。
第2実施形態における複数のグラフェン層の形状を比較して示す平面図である。
第3実施形態に係るグラフェン光素子を示す断面図である。
第3実施形態におけるTMDC積層体の構成を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施形態について添付の図面を参照しながら具体的に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。本明細書及び図面において、X1-X2方向、Y1-Y2方向、Z1-Z2方向を相互に直交する方向とする。X1-X2方向及びY1-Y2方向を含む面をXY面とし、Y1-Y2方向及びZ1-Z2方向を含む面をYZ面とし、Z1-Z2方向及びX1-X2方向を含む面をZX面とする。便宜上、Z1方向を上方向、Z2方向を下方向とする。また、本開示において平面視とは、Z1側から対象物を視ることをいう。
【0010】
(第1実施形態)
第1実施形態について説明する。第1実施形態はグラフェン光素子に関する。図1は、第1実施形態に係るグラフェン光素子を示す平面図である。図2は、第1実施形態に係るグラフェン光素子を示す断面図である。図2は、図1中のII-II線に沿った断面図に相当する。図3は、第1実施形態における複数のグラフェン層の形状を比較して示す平面図である。
(【0011】以降は省略されています)

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