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公開番号2024079511
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-11
出願番号2022192494
出願日2022-11-30
発明の名称情報処理方法および情報処理プログラム
出願人富士通株式会社
代理人個人
主分類G06F 11/34 20060101AFI20240604BHJP(計算;計数)
要約【課題】スナップショットの作成頻度の最適化を図ること。
【解決手段】シミュレータユニットUkは、シミュレーションをN回繰り返し実行するにあたり、Na回までの各回のシミュレーションにおいて、イベント時刻およびステップ実行時間を実行ログとして記録する。シミュレータユニットUkは、実行ログに基づいて、シミュレータ#kのステップtごとに、イベント発生確率p(t)およびステップ実行平均時間L(t)を算出する。シミュレータユニットUkは、スナップショット数nを変化させながら、イベント発生確率p(t)およびステップ実行平均時間L(t)に基づき、Cost(n)を最小化するスナップショット数nおよびスナップショット時刻STnを探索する。シミュレータユニットUkは、Na回より後の各回のシミュレーションにおいて、探索した各スナップショット時刻STnに、シミュレータ#kのスナップショットを作成する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
対象シミュレータが他のシミュレータと連携して実行するシミュレーションにおける、前記対象シミュレータのシミュレーション時間を区切った区間ごとに、前記他のシミュレータから前記対象シミュレータへのデータ通信の発生確率を取得し、
取得した前記区間ごとの前記データ通信の発生確率に基づいて、前記シミュレーションにおける前記対象シミュレータのスナップショットの作成タイミングを決定する、
処理をコンピュータが実行することを特徴とする情報処理方法。
続きを表示(約 990 文字)【請求項2】
前記決定する処理は、
前記シミュレーションの実行にかかる前記対象シミュレータの前記区間ごとの実行時間と、前記区間ごとの前記データ通信の発生確率とに基づいて、前記作成タイミングを決定する、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記シミュレーションをN回繰り返し実行するにあたり、前記N回のうち初回から第1の回までの各回の前記シミュレーションにおいて、前記データ通信の発生実績を記録するとともに、前記シミュレーションの実行にかかる前記対象シミュレータの前記区間ごとの実行時間を記録する、処理を前記コンピュータが実行し、
前記取得する処理は、
記録した前記データ通信の発生実績に基づいて、前記区間ごとの前記データ通信の発生確率を算出し、
記録した前記区間ごとの実行時間に基づいて、前記区間ごとの実行平均時間を算出し、
前記決定する処理は、
算出した前記区間ごとの前記データ通信の発生確率と、算出した前記区間ごとの実行平均時間とに基づいて、前記N回のうち前記第1の回より後の前記シミュレーションにおける、前記スナップショットの作成タイミングを決定する、ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記区間は、前記シミュレーションをステップ実行する前記対象シミュレータの1ステップである、ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記シミュレーションにおいて、決定した前記作成タイミングで前記スナップショットを作成する、
処理を前記コンピュータが実行することを特徴とする請求項1~4のいずれか一つに記載の情報処理方法。
【請求項6】
対象シミュレータが他のシミュレータと連携して実行するシミュレーションにおける、前記対象シミュレータのシミュレーション時間を区切った区間ごとに、前記他のシミュレータから前記対象シミュレータへのデータ通信の発生確率を取得し、
取得した前記区間ごとの前記データ通信の発生確率に基づいて、前記シミュレーションにおける前記対象シミュレータのスナップショットの作成タイミングを決定する、
処理をコンピュータに実行させることを特徴とする情報処理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数のシミュレータを組み合わせたCo-Simulationにおいて、シミュレータ間の時刻合わせが行われる場合がある。シミュレータ間の時刻合わせは、例えば、時刻が進み過ぎたシミュレータの状態をスナップショットに保存した状態に戻して、シミュレーションを再実行することにより行われる。スナップショットは、例えば、シミュレーション実行中に定期的に作成される。
【0003】
先行技術としては、シミュレーション状態を任意のタイミングで任意の個数格納し、シミュレーション・モデルおよびパターンをシミュレータ内部の状態より再合成し、シミュレータの外部に出力するものがある。また、メインプロセッサから停止指示が到来した場合に、サブプロセッサにおける停止時刻を示す現在時刻を取得し、元時刻と現在時刻とから算出した遅延時間分、過去の時点に処理を戻し、メインプロセッサとサブプロセッサの停止タイミングを一致させる技術がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-295295号公報
特開2005-234617号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、シミュレータの状態を保存したスナップショットを適切な頻度で作成することが難しいという問題がある。
【0006】
一つの側面では、本発明は、スナップショットの作成頻度の最適化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様では、対象シミュレータが他のシミュレータと連携して実行するシミュレーションにおける、前記対象シミュレータのシミュレーション時間を区切った区間ごとに、前記他のシミュレータから前記対象シミュレータへのデータ通信の発生確率を取得し、取得した前記区間ごとの前記データ通信の発生確率に基づいて、前記シミュレーションにおける前記対象シミュレータのスナップショットの作成タイミングを決定する、情報処理方法が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一側面によれば、スナップショットの作成頻度の最適化を図ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、実施の形態1にかかる情報処理方法の一実施例を示す説明図である。
図2は、実施の形態2にかかる情報処理システム200のシステム構成例を示す説明図である。
図3は、実施の形態2にかかるシミュレータユニットUkのハードウェア構成例を示すブロック図である。
図4は、イベントログテーブル220の記憶内容の一例を示す説明図である。
図5は、実行時間ログテーブル230の記憶内容の一例を示す説明図である。
図6は、実施の形態2にかかるシミュレータユニットUkの機能的構成例を示すブロック図である。
図7は、イベント発生確率およびイベント発生累積の算出例を示す説明図である。
図8は、ステップ実行平均時間の算出例を示す説明図である。
図9は、スナップショット時刻の算出例を示す説明図である。
図10は、Cost(n)を示す説明図である。
図11は、シミュレータユニットUkの動作例を示す説明図である。
図12は、クライアント装置201のシミュレータ制御処理手順の一例を示すフローチャートである。
図13は、シミュレータユニットUkのシミュレーション処理手順の一例を示すフローチャートである。
図14は、実行ログ取得処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図15は、スナップショットスケジュール作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
図16は、スナップショット作成処理の具体的処理手順の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に図面を参照して、本発明にかかる情報処理方法および情報処理プログラムの実施の形態を詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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