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公開番号2024077944
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-06-10
出願番号2022190199
出願日2022-11-29
発明の名称車載用電源装置
出願人株式会社オートネットワーク技術研究所,住友電装株式会社,住友電気工業株式会社
代理人弁理士法人グランダム特許事務所
主分類H02H 7/00 20060101AFI20240603BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】リレーを含む装置の長寿命化を図りやすくする。
【解決手段】車載用電源装置10は、車載用電源システム100に用いられる。車載用電源システム100は、バッテリ20と、バッテリ20に基づく電力が供給される電力路21と、電力路21に電気的に接続されるコンデンサ22と、を備える。車載用電源装置10は、第1回路(例えばプリチャージ回路60)と、第2回路(例えばリレー回路50)と、を備える。第1回路(例えばプリチャージ回路60)は、コンデンサ22をプリチャージするプリチャージ動作を行う。第2回路(例えばリレー回路50)は、複数のリレー(例えば第1リレー51)を並列に接続した構成をなし、コンデンサ22よりもバッテリ20側において電力路21に設けられる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
バッテリと、前記バッテリに基づく電力が供給される電力路と、前記電力路に電気的に接続されるコンデンサと、を備える車載用電源システムに用いられる車載用電源装置であって、
前記コンデンサをプリチャージするプリチャージ動作を行う第1回路と、
複数のリレーを並列に接続した構成をなし、前記コンデンサよりも前記バッテリ側において前記電力路に設けられる第2回路と、を備える
車載用電源装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記第1回路及び前記複数のリレーを制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記バッテリの充放電を開始させる開始条件が成立した場合に、前記第1回路に前記プリチャージ動作を行わせる第1制御を実行し、
前記第1制御の実行中に第1切替条件が成立した場合に、前記プリチャージ動作を停止させ且つ前記複数のリレーのうち一部の切替対象の前記リレーをオン状態に切り替える第2制御を実行し、
前記第2制御の実行中に第2切替条件が成立した場合に、オフ状態の前記リレーの少なくとも一部をオン状態に切り替える第3制御を実行する
請求項1に記載の車載用電源装置。
【請求項3】
前記第1回路及び前記複数のリレーを制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記バッテリの充放電を開始させる開始条件が成立した場合に、前記第1回路に前記プリチャージ動作を行わせ、前記プリチャージ動作中に切替条件が成立した場合に、前記プリチャージ動作を停止させ且つ2以上の切替対象の前記リレーを同時期にオン状態に切り替える
請求項1に記載の車載用電源装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記切替対象の前記リレーが前記複数のリレーの一部である場合に、所定の順序に従って前記切替対象の前記リレーを選択する
請求項2又は請求項3に記載の車載用電源装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記切替対象の前記リレーが前記複数のリレーの一部である場合に、各々の前記リレーの劣化度を判定して比較し、比較結果に基づいて前記切替対象の前記リレーを選択する
請求項2又は請求項3に記載の車載用電源装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記劣化度の最も小さい前記リレーを、前記切替対象の前記リレーとして選択する
請求項5に記載の車載用電源装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記劣化度の判定として、各々の前記リレーについてオン状態のときの抵抗値を測定する
請求項5に記載の車載用電源装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、車載用電源装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示される電池システムは、プリチャージ回路による事前の充電の後、負荷装置と電池とを電気的に接続させるリレーを閉じる。この構成によれば、リレーを閉じたときにリレーに流れる突入電流が抑えられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-78196号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、突入電流が抑えられたとしても、リレーのオンオフが繰り返されることで、リレーの劣化が進行する。リレーの劣化が進行すると、やがてリレーが使用不能な状態となり、リレーを含む装置の交換が必要となる。
【0005】
本開示は、リレーを含む装置の長寿命化を図りやすい技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の車載用電源装置は、
バッテリと、前記バッテリに基づく電力が供給される電力路と、前記電力路に電気的に接続されるコンデンサと、を備える車載用電源システムに用いられる車載用電源装置であって、
前記コンデンサをプリチャージするプリチャージ動作を行う第1回路と、
複数のリレーを並列に接続した構成をなし、前記コンデンサよりも前記バッテリ側において前記電力路に設けられる第2回路と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本開示に係る技術は、リレーを含む装置の長寿命化を図りやすい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、第1実施形態の車載用電源装置を備えた車載用電源システムを概略的に示す回路図である。
図2は、第1制御を実行したときの車載用電源装置の動作を説明するための説明図である。
図3は、第2制御を実行したときの車載用電源装置の動作を説明するための説明図である。
図4は、第3制御を実行したときの車載用電源装置の動作を説明するための説明図である。
図5は、第4実施形態の車載用電源装置を備えた車載用電源システムを概略的に示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下では、本開示の実施形態が列記されて例示される。
【0010】
〔1〕バッテリと、前記バッテリに基づく電力が供給される電力路と、前記電力路に電気的に接続されるコンデンサと、を備える車載用電源システムに用いられる車載用電源装置であって、
前記コンデンサをプリチャージするプリチャージ動作を行う第1回路と、
複数のリレーを並列に接続した構成をなし、前記コンデンサよりも前記バッテリ側において前記電力路に設けられる第2回路と、を備える
車載用電源装置。
(【0011】以降は省略されています)

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