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公開番号2024069407
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-21
出願番号2024038130,2020089417
出願日2024-03-12,2020-05-22
発明の名称調光部材
出願人大日本印刷株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02F 1/13 20060101AFI20240514BHJP(光学)
要約【課題】電極を複数の領域に分けて設けても、隣接する電極同士の間でのショート発生を抑制できる調光部材を提供する。また、非電極領域が視認されにくい調光部材を提供する。
【解決手段】調光フィルム1は、第1基材層10と、第2基材層20と、第1基材層10に積層された第1電極層11と、第2基材層20に積層された第2電極層21と、第1電極層11に積層された第1配向層12と、第2電極層21に積層された第2配向層22と、第1配向層12と第2配向層22とに挟まれたゲストホスト液晶層40と、を備える調光部材であって、第1電極層11は、複数の電極領域に分かれて配置されており、隣り合う電極領域の間には非電極領域が設けられており、第1配向層12は、非電極領域を埋めて設けられており、非電極領域の幅は、5μm以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1基材層と、
第2基材層と、
前記第1基材層に積層された第1電極層と、
前記第2基材層に積層された第2電極層と、
前記第1電極層に積層された第1配向層と、
前記第2電極層に積層された第2配向層と、
前記第1配向層と前記第2配向層とに挟まれた液晶層と、
を備える調光部材であって、
前記第1電極層は、複数の電極領域に分かれて配置されており、隣り合う前記電極領域の間には非電極領域が設けられており、
前記第1配向層は、前記非電極領域を埋めて設けられており、
前記非電極領域の幅は、5μm以上である調光部材。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、調光部材に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、例えば、窓に貼り付けたり、ガラスで挟み込んで窓に取り付けたりして、外来光の透過を制御する調光部材に関する工夫が種々提案されている。このような調光部材として、ゲストホスト液晶を利用したものが提案されている(特許文献1、2)。このようなゲストホスト液晶では、ゲストホスト液晶組成物と二色性色素組成物とがランダムに配向した状態と、いわゆるツイスト配向した状態とを電界の制御により変化させて透過光量を制御している。この調光部材を車両の窓、建築物の窓等に配置する場合において、色味及び視野角特性を重視する場合、調光部材はゲストホスト液晶を適用することが望ましい。
【0003】
また、透明電極を複数の領域に分けて、それぞれを独立して調光状態を変化させることができる調光体が開示されている(特許文献3)。
しかし、透明電極を複数の領域に分けて形成しても、隣接する透明電極同士の間でショートが発生するおそれがあった。
また、電極間でのショートを回避するためには、電極間の間隔を広くすることが考えられる。
しかし、電極間の間隔を広くすると、その間隔を空けた領域(非電極領域)が視認されてしまうおそれがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-139521号公報
特開2012-31384号公報
特開2019-128376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示の実施形態の課題は、電極を複数の領域に分けて設けても、隣接する電極同士の間でのショート発生を抑制できる調光部材を提供することである。
また、本開示の実施形態のさらなる課題は、非電極領域が視認されにくい調光部材を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の実施形態は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本開示の実施形態に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
【0007】
第1の開示の実施形態は、第1基材層(10)と、第2基材層(20)と、前記第1基材層(10)に積層された第1電極層(11)と、前記第2基材層(20)に積層された第2電極層(21)と、前記第1電極層(11)に積層された第1配向層(12)と、前記第2電極層(21)に積層された第2配向層(22)と、前記第1配向層(12)と前記第2配向層(22)とに挟まれた液晶層(40)と、を備える調光部材(1)であって、前記第1電極層(11)は、複数の電極領域(11a、11b、11c、11d)に分かれて配置されており、隣り合う前記電極領域(11a、11b、11c、11d)の間には非電極領域(11e、11f、11g)が設けられており、前記第1配向層(12)は、前記非電極領域(11e、11f、11g)を埋めて設けられており、前記非電極領域(11e、11f、11g)の幅は、5μm以上である調光部材(1)である。
【0008】
第2の開示の実施形態は、第1の開示の実施形態に記載の調光部材(1)において、前記非電極領域(11e、11f、11g)の幅は、25μm未満であること、を特徴とする調光部材(1)である。
【0009】
第3の開示の実施形態は、第1基材層(10)と、第2基材層(20)と、前記第1基材層(10)に積層された第1電極層(11)と、前記第2基材層(20)に積層された第2電極層(21)と、前記第1電極層(11)に積層された第1配向層(12B)と、前記第2電極層(21)に積層された第2配向層(22)と、前記第1配向層(12B)と前記第2配向層(22)とに挟まれた液晶層(40)と、を備える調光部材(1B)であって、前記第1電極層(11)は、複数の電極領域(11a、11b、11c、11d)に分かれて配置されており、隣り合う前記電極領域(11a、11b、11c、11d)の間には非電極領域(11e、11f、11g)が設けられており、前記第1配向層(12B)は、前記電極領域(11a、11b、11c、11d)と対応して分かれて配置されており、前記非電極領域(11e、11f、11g)の幅は、10μm以上である調光部材(1B)である。
【0010】
第4の開示の実施形態は、第3の開示の実施形態に記載の調光部材(1B)において、前記非電極領域(11e、11f、11g)の幅は、25μm未満であること、を特徴とする調光部材(1B)である。
(【0011】以降は省略されています)

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