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公開番号2024067237
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-17
出願番号2022177151
出願日2022-11-04
発明の名称液体吐出ヘッドおよび膜部材
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/14 20060101AFI20240510BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 液体供給ヘッド内における液体の圧力変動を抑制する性能を向上することができる液体吐出ヘッドおよび膜部材を提供する。
【解決手段】 液体を吐出するように構成された吐出口と、前記吐出口から液体を吐出するように構成された記録素子と、前記吐出口に前記液体を供給するように構成された流路と、前記流路内に備えられた膜部材と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記膜部材は、環状の凸部と環状の凹部とが交互に複数形成された波型構造を有し、前記膜部材の面と垂直な方向から見たとき、前記波型構造は、直線部を有する環形状であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
液体を吐出するように構成された吐出口と、前記吐出口から液体を吐出するように構成された記録素子と、前記吐出口に前記液体を供給するように構成された流路と、前記流路内に備えられた膜部材と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記膜部材は、環状の凸部と環状の凹部とが交互に複数形成された波型構造を有し、
前記膜部材の面と垂直な方向から見たとき、前記波型構造は、直線部を有する環形状であることを特徴とする液体吐出ヘッド。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
液体を吐出するように構成された吐出口と、前記吐出口から液体を吐出するように構成された記録素子と、前記吐出口に前記液体を供給するように構成された流路と、前記流路の備える液室内に備えられ、前記液室内の前記液体の圧力変動に応じて前記液室の容積を変化させるように変形するように構成された変形部材と、を有する液体吐出ヘッドであって、
前記変形部材は、前記圧力変動に応じて変形するように構成された、環状の凸部と環状の凹部とが交互に複数形成されており、
前記凸部および前記凹部が形成された面と垂直な方向から見て、前記凸部および前記凹部の環形状は、直線部を有することを特徴とする液体吐出ヘッド。
【請求項3】
前記膜部材は、前記流路を有する流路形成部材とカバー部材とで挟まれている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項4】
前記膜部材は、前記膜部材と前記カバー部材との間の空間を連通するための連通口を有する、請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項5】
前記膜部材の面と平行な方向から見て、前記カバー部材は、前記膜部材と反対側の面に突出した断面形状を有する、請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項6】
前記流路形成部材は、前記流路形成部材と前記膜部材とで囲まれる空間内に、前記流路中の異物を捕集するためのフィルターを備える、請求項3に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項7】
前記膜部材は、ポリイミドまたはポリエーテルエーテルケトンで形成されている、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項8】
前記膜部材の面と垂直な方向から見て、前記波型構造は、4つの直線部と4つの曲線部とを有した角丸長方形である、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項9】
前記膜部材の面と平行な方向から見て、前記波型構造の高さは、0.2mm以上3.0mm以下である、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
【請求項10】
前記流路形成部材は、液体を前記吐出口に供給するための供給流路と、前記吐出口から液体を回収するための回収流路と、を有し、
前記液室内の液体が循環されるように構成された、請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出ヘッドおよび膜部材に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンターなどの液体吐出記録装置は一般に、液体吐出ヘッドからインク等の液体を吐出することで、紙などの被記録媒体への記録を行う。液体吐出ヘッドは、液体の吐出を安定化させて高精細な記録を行うために、液体吐出ヘッド内のインクの圧力変動を緩和するダンパー機構を備える場合がある。
【0003】
特許文献1では、環状の蛇腹によって構成される、中心が同一であって変形のし易さが異なる複数の円環状領域を有する可撓性の部材を備えたダンパー装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-188924号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
円環状の蛇腹構造を有する部材を備えた特許文献1のダンパー装置では、印字速度が速まるなど液室の内圧が高まった場合、液体の圧力変動を十分に緩和しきれない虞がある。
【0006】
上記課題を解決する本発明は、液体供給ヘッド内における液体の圧力変動を抑制する性能を向上することができる液体吐出ヘッドおよび膜部材を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明は、液体を吐出するように構成された吐出口と、前記吐出口から液体を吐出するように構成された記録素子と、前記吐出口に前記液体を供給するように構成された流路と、前記流路内に備えられた膜部材と、を有する液体吐出ヘッドであって、前記膜部材は、環状の凸部と環状の凹部とが交互に複数形成された波型構造を有し、前記膜部材の面と垂直な方向から見たとき、前記波型構造は、直線部を有する環形状であることを特徴とする液体吐出ヘッドを提供する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、液体供給ヘッド内における液体の圧力変動を抑制する性能を向上することができる液体吐出ヘッドおよび膜部材を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態に係る記録装置の斜視図である。
本発明の実施形態に係る液体供給ユニットの分解斜視図である。
本発明の実施形態に係る液体供給ユニットの断面図である。
本発明の実施形態に係る液体供給ユニットの断面図である。
本発明の実施形態に係るダンパー部材の正面図および断面図である。
本発明の実施例に係るダンパー部材の正面図である。
本発明の比較例に係るダンパー部材の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態の例を説明する。ただし、以下の記載は本発明の範囲を限定するものではない。本実施形態では一例として、記録素子としてのピエゾ素子の駆動により液体を吐出する方式が採用されている。しかし、ヒータ素子により発生した気泡により液体を吐出するサーマル方式およびその他の各種液体吐出方式が採用された液体吐出ヘッドにも、本発明を適用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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