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公開番号2024061247
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022169074
出願日2022-10-21
発明の名称半導体装置、電力変換装置および半導体装置の製造方法
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H01L 21/60 20060101AFI20240425BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】半導体装置の生産コストの増大を抑制しつつ、信頼性の向上および長寿命化を図る。
【解決手段】半導体装置100は、半導体素子41と、当該半導体素子41の上面に形成された上面電極と、半導体素子41の上面電極の上に接合された銅を主成分とする導電性金属板22とを備える。導電性金属板22は、銅を主成分とし、半導体素子41の上面電極の上に固相拡散接合されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
半導体素子と、
前記半導体素子の上面に形成された上面電極と、
銅を主成分とし、前記半導体素子の前記上面電極の上に固相拡散接合された導電性金属板と、
を備えた半導体装置。
続きを表示(約 980 文字)【請求項2】
前記上面電極は、前記導電性金属板と固相拡散接合する面側から、Au層と、Ni層と、Al層もしくはAlSi層とがこの順に並ぶ積層構造を含む、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項3】
前記上面電極は、層間絶縁膜上に形成されており、
前記上面電極の前記Al層もしくは前記AlSi層と層間絶縁膜との間に、TiまたはWを含むバリアメタルを備える、
請求項2に記載の半導体装置。
【請求項4】
前記Au層の厚みは、30nm以上70nm以下であり、前記Ni層の厚みは、2μm以上15μm以下であり、前記Al層もしくは前記AlSi層の厚みは、3μm以上10μm以下であり、前記バリアメタルの厚みは、10nm以上300nm以下である、
請求項3に記載の半導体装置。
【請求項5】
前記上面電極は、前記導電性金属板の固相拡散接合する面に、Al層もしくはAlSi層を有している、
請求項1に記載の半導体装置。
【請求項6】
前記上面電極は、層間絶縁膜上に形成されており、
前記上面電極の前記Al層もしくは前記AlSi層と層間絶縁膜との間に、TiまたはWを含むバリアメタルを備える、
請求項5に記載の半導体装置。
【請求項7】
前記導電性金属板の平面サイズは前記上面電極の平面サイズよりも小さく、前記導電性金属板は前記上面電極からはみ出さずに設けられている、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項8】
前記導電性金属板の厚さは、0.01mm以上1.0mm以下である、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項9】
前記上面電極は、前記半導体素子の上面に複数形成されており、前記上面電極は、複数の前記導電性金属板のそれぞれに設けられている、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の半導体装置。
【請求項10】
前記導電性金属板は、前記半導体素子の前記上面電極に複数箇所で固相拡散接合されている、
請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体装置、電力変換装置および半導体装置の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
例えば電力制御用の半導体装置の構造として、半導体素子の上面電極の上に銅(Cu)からなるCu電極が設けられ、Cu電極に対してAl等の金属からなるワイヤがボンディングされた構造が知られている。下記の特許文献1には、半導体素子の上面電極の上にCu電極を設けることで、上面電極の低抵抗化や放熱性向上を図る技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2006-86378号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、電力制御用の半導体装置の用途が拡大し、半導体装置の大電流化が進んでいる。また、電力制御用の半導体装置は、世界各地で使用されるため、劣悪な環境下への対応が求められる。そのため、半導体装置のさらなる信頼性の向上、長寿命化は大きな課題である。
【0005】
半導体素子の上面電極に金属ワイヤを直接ボンディングした構造では、ワイヤのリフトオフ(剥がれ)により断線が生じることが多く、それが信頼性の向上および長寿命化を図る上で問題となる。
【0006】
特許文献1のように、半導体素子の上面電極の上にCu電極を設けることでその問題は改善される。しかし、ワイヤボンディングに対応できる厚さのCu電極を形成するためには、多大な時間のCuめっきを行う必要があるため、生産性の問題が生じる。また、めっき技術には非常に多くの工程(洗浄、乾燥、レジスト処理など)が必要なため、設備投資、設備設置エリアの確保などの課題もある。さらに、めっき技術には、成膜しためっき膜厚の不均一や、外観上のムラなどの課題もあり、工程および品質を詳細に管理する必要がある。これらは生産コストの増大を招く。
【0007】
本開示は以上のような課題を解決するためになされたものであり、半導体装置の生産コストの増大を抑制しつつ、信頼性の向上および長寿命化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る半導体装置は、半導体素子と、前記半導体素子の上面に形成された上面電極と、銅を主成分とし、前記半導体素子の前記上面電極の上に固相拡散接合された導電性金属板と、を備える。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、めっき工法と比較し、生産性に優れ、生産プロセス安定化および生産コストも安価にて、半導体素子の上面電極に金属部材を形成することができる。また、導電性金属板には他金属、めっき等外装不要である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る半導体装置の構成を示す断面図である。
実施の形態1に係る半導体素子の断面図である。
実施の形態1に係る半導体素子の上面の構成例を示す図である。
実施の形態1に係る半導体素子の上面の構成例を示す図である。
実施の形態1に係る半導体素子の上面の構成例を示す図である。
実施の形態1に係る半導体装置の製造における、半導体素子に導電性金属板を固相拡散接合する工程を示すフローチャートである。
半導体素子に導電性金属板を固相拡散接合する工程の変形例を示すフローチャートである。
PN接合型ダイオードである半導体素子の断面図である。
プレーナゲート型MOSFETである半導体素子の断面図である。
実施の形態1に係る半導体装置に冷却器を取り付けた状態を示す図である。
実施の形態2に係る半導体素子の断面図である。
実施の形態3に係る半導体素子の断面図である。
実施の形態3に係る半導体装置の一部の断面を示す図である。
実施の形態4に係る電力変換装置を適用した電力変換システムの構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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