TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024061204
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168992
出願日2022-10-21
発明の名称織機のプログラム更新管理システム
出願人株式会社豊田自動織機
代理人個人,個人,個人
主分類D03D 51/00 20060101AFI20240425BHJP(織成)
要約【課題】織機の稼働率の低下を抑制しつつ、織機の制御プログラムを更新することができる織機のプログラム更新管理システムを提供する。
【解決手段】織機のプログラム更新管理システム10は、織機30の運転状態及び機台停止中の場合は機台停止理由を判別する運転状態判別部37と、織機30の制御プログラムを更新プログラムにより更新する、更新プログラム実行部38と、更新プログラム実行部38が制御プログラムの更新を実施するときの機台停止理由を設定する、機台停止理由設定部40と、運転状態判別部37により判別された織機30の運転状態が機台停止理由設定部により設定された機台停止理由による機台停止であることを検出する機台停止理由検出部41と、制御プログラムの更新プログラムを格納する配信サーバ21と、配信サーバ21内の更新プログラムの有無を検出する更新プログラム検出部42とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
織機の運転状態及び機台停止中の場合は機台停止理由を判別する運転状態判別部と、
前記織機の制御プログラムを更新プログラムにより更新する、更新プログラム実行部と、
前記更新プログラム実行部が前記制御プログラムの更新を実施するときの機台停止理由を設定する、機台停止理由設定部と、
前記運転状態判別部により判別された前記織機の運転状態が前記機台停止理由設定部により設定された機台停止理由による機台停止であることを検出する機台停止理由検出部と、
前記更新プログラムを格納する更新プログラム格納部と、
前記更新プログラム格納部内の前記更新プログラムの有無を検出する更新プログラム検出部と
を備え、
前記機台停止理由検出部が、前記運転状態判別部により判別された前記織機の運転状態が前記機台停止理由による機台停止であることを検出し、且つ前記更新プログラム検出部が、前記更新プログラム格納部内に前記更新プログラムが有ることを検出した場合に、
前記更新プログラム実行部が、前記制御プログラムを前記更新プログラムにより更新する織機のプログラム更新管理システム。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記制御プログラムの更新における、オペレータの更新指示の要否を設定するオペレータ指示設定部と、
前記オペレータの更新指示が必要な場合に、前記オペレータの更新指示を確認するオペレータ指示確認部と、を更に備え、
前記オペレータ指示設定部が前記オペレータの更新指示の要否を設定した後、
前記オペレータの更新指示が必要と設定されている場合には、前記オペレータの更新指示を受けるまで前記制御プログラムの更新を保留する請求項1に記載の織機のプログラム更新管理システム。
【請求項3】
前記織機に接続されたホストコンピュータをさらに備え、
前記ホストコンピュータは、
前記機台停止理由設定部と、
前記機台停止理由検出部と、
前記更新プログラム検出部と
を有し、
前記織機は、
前記運転状態判別部と、
前記更新プログラム実行部と
を有し、
前記更新プログラム格納部は、前記ホストコンピュータ及び前記織機に接続された配信サーバである請求項1又は2に記載の織機のプログラム更新管理システム。
【請求項4】
前記織機は、
前記運転状態判別部と、
前記更新プログラム実行部と、
前記機台停止理由設定部と、
前記機台停止理由検出部と、
前記更新プログラム検出部と、
前記更新プログラムを記憶する記憶部と
を有し、
前記更新プログラム格納部は、前記記憶部であって、前記更新プログラムは、前記織機に接続される記憶媒体から前記記憶部に格納される請求項1又は2に記載の織機のプログラム更新管理システム。
【請求項5】
前記機台停止理由は、前記織機の切り卸し、機揚がり及び品種変更の機台停止理由の少なくとも1つを含む請求項1又は2に記載の織機のプログラム更新管理システム。
【請求項6】
前記織機の主制御部に接続された周辺装置を更に備え、
前記制御プログラムは、前記周辺装置の周辺装置制御プログラムを更に含み、
前記更新プログラムは、前記周辺装置制御プログラムの更新プログラムを更に含む、請求項1又は2に記載の織機のプログラム更新管理システム。
【請求項7】
工場管理システム端末を更に備え、
前記工場管理システム端末は、前記織機の前記制御プログラムの更新情報を表示するモニタリング画面を有する請求項1又は2に記載の織機のプログラム更新管理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、織機のプログラム更新管理システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、工場内に設置された複数の織機と、各織機の稼働状態を管理するホストコンピュータとを有する織機のプログラム更新管理システムが記載されている。この特許文献1に記載されているような織機のプログラム更新管理システムにおいて、織機の制御プログラムの更新プログラムをホストコンピュータに接続された更新サーバに記録し、制御プログラムの更新が必要な場合に、更新サーバから各織機に更新プログラムを供給することが一般に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-107586号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の織機のプログラム更新管理システムでは、制御プログラムの更新のために織機を機台停止させる必要があるため、織機の稼働率が低下するという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、織機の稼働率の低下を抑制しつつ、織機の制御プログラムを更新することができる織機のプログラム更新管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る織機のプログラム更新管理システムは、織機の運転状態及び機台停止中の場合は機台停止理由を判別する運転状態判別部と、織機の制御プログラムを更新プログラムにより更新する、更新プログラム実行部と、更新プログラム実行部が制御プログラムの更新を実施するときの機台停止理由を設定する、機台停止理由設定部と、運転状態判別部により判別された織機の運転状態が機台停止理由設定部により設定された機台停止理由による機台停止であることを検出する機台停止理由検出部と、更新プログラムを格納する更新プログラム格納部と、更新プログラム格納部内の更新プログラムの有無を検出する更新プログラム検出部とを備え、機台停止理由検出部が、運転状態判別部により判別された織機の運転状態が機台停止理由による機台停止であることを検出し、且つ更新プログラム検出部が、更新プログラム格納部内に更新プログラムが有ることを検出した場合に、更新プログラム実行部が、制御プログラムを更新プログラムにより更新する。
【0007】
また、制御プログラムの更新における、オペレータの更新指示の要否を設定するオペレータ指示設定部と、オペレータの更新指示が必要な場合に、オペレータの更新指示を確認するオペレータ指示確認部とを更に備え、オペレータ指示設定部がオペレータの更新指示の要否を設定した後、オペレータの更新指示が必要と設定されている場合には、オペレータの更新指示を受けるまで制御プログラムの更新を保留してもよい。
また、織機に接続されたホストコンピュータをさらに備え、ホストコンピュータは、機台停止理由設定部と、機台停止理由検出部と、更新プログラム検出部とを有し、織機は、運転状態判別部と、更新プログラム実行部とを有し、更新プログラム格納部は、ホストコンピュータ及び織機に接続された配信サーバであってもよい。
また、織機は、運転状態判別部と、更新プログラム実行部と、機台停止理由設定部と、機台停止理由検出部と、更新プログラム検出部と、更新プログラムを記憶する記憶部とを有し、更新プログラム格納部は、記憶部であって、更新プログラムは、織機に接続される記憶媒体から記憶部に格納されてもよい。
また、機台停止理由は、織機の切り卸し、機揚がり及び品種変更の機台停止理由の少なくとも1つを含んでもよい。
また、織機の主制御部に接続された周辺装置を更に備え、制御プログラムは、周辺装置の周辺装置制御プログラムを更に含み、更新プログラムは、周辺装置制御プログラムの更新プログラムを更に含んでもよい。
また、織機システム端末は工場管理システムを更に備え、工場管理システム端末は、織機の制御プログラムの更新情報を表示するモニタリング画面を有してもよい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、織機のプログラム更新管理システムは、織機の運転状態及び機台停止中の場合は機台停止理由を判別する運転状態判別部と、織機の制御プログラムを更新プログラムにより更新する、更新プログラム実行部と、更新プログラム実行部が、制御プログラムの更新を実施するときの機台停止理由を設定する、機台停止理由設定部と、運転状態判別部により判別された織機の運転状態が機台停止理由設定部により設定された機台停止理由による機台停止であることを検出する機台停止理由検出部と、更新プログラムを格納する更新プログラム格納部と、更新プログラム格納部内の更新プログラムの有無を検出する更新プログラム検出部とを備え、機台停止理由検出部が、運転状態判別部により判別された織機の運転状態が機台停止理由による機台停止であることを検出し、且つ更新プログラム検出部が、更新プログラム格納部内に更新プログラムが有ることを検出した場合に、更新プログラム実行部が、主制御部の制御プログラムを更新プログラムにより更新するため、織機の稼働率の低下を抑制しつつ、織機の制御プログラムを更新することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態1の織機システムの概略図である。
実施の形態1の織機のプログラム更新管理システムの概略図である。
実施の形態1の織機のプログラム更新管理システムにおける、制御プログラムの更新工程のフローチャートである。
実施の形態3の織機のプログラム更新管理システムの概略図である。
実施の形態3の織機のプログラム更新管理システムにおける、制御プログラムの更新工程のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1の織機システムについて図面を参照して詳細に説明する。
図1は、実施の形態1の織機システムの概略図である。工場内に設置されている織機システム1は、ホストコンピュータ20と、配信サーバ21と、織機30とが互いにネットワーク11により通信可能に接続されて構成されている。ネットワーク11は、例えば工場内に配設されたLAN(Local Area Network)を用いることができ、有線及び無線によるものを適当に組み合わせて用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
織物
2か月前
秩父織塾工房横山株式会社
織物
24日前
津田駒工業株式会社
織機用の経糸供給装置
1か月前
ユニチカトレーディング株式会社
緯二重織物
2か月前
株式会社ミューファン
消臭機能と除電機能を併せ持つウール系生地と製品
2か月前
株式会社豊田自動織機
織機のプログラム更新管理システム
26日前
トヨタ紡織株式会社
発光織物及びその製造方法並びに乗物用内装材
1か月前
帝人フロンティア株式会社
布および繊維製品
1か月前
ユニチカ株式会社
ガラスクロス及びガラスクロスの製造方法
2か月前
旭化成株式会社
ガラスクロス、プリプレグ、およびプリント配線板
1か月前
旭化成株式会社
ガラスクロス、プリプレグ、およびプリント配線板
26日前
帝人フロンティア株式会社
撥水性布帛および繊維製品
1か月前
リンテック株式会社
電極配線付き布材
1か月前
アムシルク・ゲーエムベーハー
シルクポリペプチド繊維の使用
12日前
ユニチカ株式会社
ガラスクロス及びガラスクロスの製造方法
2か月前
旭化成株式会社
ガラスクロス、プリプレグ、及びプリント配線板
2か月前
マニファットゥラ プリ.マ.テックス エス.アール.エル.
オートバイ運転者用防護服のための繊維製品
4日前
アルケマ フランス
ブロックコポリマーに基づいた伸縮性で抗ピリング性の可撓性織物材料
2か月前
ジャリク、デニム、テクスティル、サン.ベ、ティク.ア.セ.
織布およびその製造方法
2か月前
国立大学法人大阪大学
小腸上皮様細胞及びその作製方法
2か月前
東京応化工業株式会社
レジスト組成物、レジストパターン形成方法、酸拡散制御剤、及び化合物
18日前
ノースカロライナ ステート ユニバーシティー
CAS9ターゲッティングをガイドする配列に関する方法および組成物
2か月前