TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024056191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022162920
出願日2022-10-11
発明の名称放出物発射機及びこれを用いた救助方法
出願人株式会社スナミヤ
代理人個人
主分類F41F 1/00 20060101AFI20240416BHJP(武器)
要約【課題】放出物発射機を携行中も放出物が放出物収納容器から落下破損せず、放出物を発
射しても放出物を破損させることなく標的に放出させる放出物発射機を提供すること。
【解決手段】前方の標的に向けて発射される放出物40を収納する放出物収納容器30と、放
出物収納容器内の後部に配設され、放出物収納容器の内部を摺動する受圧体31と、放出物
及び受圧体を高速で加速させる加速手段12を収納し、放出物収納容器の後方に配設される
本体部10と、受圧体を所定の距離拘束する受圧体拘束機構32と、放出物と受圧体とを着脱
可能に係合する係合機構と、を有し、加速手段で放出物及び圧体が加速されて所定の距離
まで飛ぶと係合機構による係合が外れて、放出物のみが前方に飛ぶ。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
前方の標的に向けて発射される放出物を収納する放出物収納容器と、
前記放出物収納容器内の後部に配設され、前記放出物収納容器の内部を摺動する受圧体
と、
前記放出物及び前記受圧体を高速で加速させる加速手段を収納し、前記放出物収納容器
の後方に配設される本体部と、
前記受圧体を所定の距離拘束する受圧体拘束機構と、
前記放出物と前記受圧体とを着脱可能に係合する係合機構と、を有し、
前記加速手段で前記放出物及び前記受圧体が加速されて前記所定の距離まで飛ぶと前記
係合機構による係合が外れて、前記放出物のみを前方に飛ばせる放出物発射機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記係合機構は、前記放出物の後方の形状及び前記受容体の前方の形状のいずれか一方
が凸状面を有し、他方が当該凸状面と合う凹状面を有し、前記凸状面と前記凹状面の間に
係合材が介在していることを特徴とする請求項1に記載の放出物発射機。
【請求項3】
前記係合機構は、前記放出物の後方部及び前記受容体の前方部のいずれか一方が突起部
を有し、他方に前記突起部と篏合する穴部を有することを特徴とする請求項1に記載の放
出物発射機。
【請求項4】
前記受圧体拘束機構は、前記放出物収納容器の内周面に、前記放出物は通すが前記受圧
体は通さない内方突起部が設けられている請求項1に記載の放出物発射機。
【請求項5】
さらに、一端が前記放出物収納容器、前記本体部、及び、地面と連なる固定部のいずれ
か1つにつながり、他端が前記放出物につながる放出物連結ワイヤーを備えている請求項
1~4のいずれか1項に記載の放出物発射機。
【請求項6】
請求項5の放出物発射機を用いる救助方法であって、
救助者が被救助者に前記放出物を届けるステップ1と、
救助者が前記放出物連結ワイヤーの前記放出物側と反対の端部に前記放出物連結ワイヤ
ーよりも太いワイヤーAをくくり付けるステップ2と、
被救助者が前記放出物連結ワイヤーを手繰り寄せて前記ワイヤーAを手に入れるステッ
プ3と、
救助者が前記ワイヤーAよりも太いワイヤーBを当該ワイヤーAの救助者側端部にくく
り付けるステップ4と、
被救助者が前記ワイヤーAを手繰り寄せて前記ワイヤーBを手に入れるステップ5と、
救助者と被救助者が、前記ステップ4及びステップ5を繰り返して、被救助者が最終的
に救助されるための救助具を手繰り寄せることができるワイヤーCを手に入れるステップ
6と、
救助者がワイヤーCの救助者側端部に前記救助具をくくり付けるステップ7と、
被救助者が、前記ワイヤーCを手繰り寄せて前記救助具を手に入れるステップ8と、
被救助者が、前記救助具を使って危険な現場から脱出するステップ9と、を備える救助
方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、放出物を発射することができる放出物発射機及びこれを用いた救助方法に
関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載の放出物発射機は、ガスボンベから高圧ガスを噴出させて、紙テープ
、紙片、落下傘玩具、ぬいぐるみ、パイロットロープ、撒き餌、捕網などを発射する発射
機である。
図12に示す放出物発射機は、本体101と放出物収納筒102を備えている。放出物
収納筒102には、受圧皿111、紐体112,蓋体113、弾性体114が備えられて
いる。
本体101には、圧縮ガスが詰め込まれたガスボンベ105、ガスボンベ105に穴を
あける穿孔具117、ガスボンベ105を穿孔具117に向けて飛びださせる押出バネ1
04が備えられている。引き金108を引くとガスボンベ108が前方に飛び出して穿孔
具117によって穴があけられ、内部の圧縮ガスが放出され、このガスによって受圧皿1
11が前方に向けて加速されて移動をし、放出物収納筒102内部の紙テープ等が蓋体1
13をあけて外に飛び出すようになっている。
【0003】
犯罪現場となる可能性がある銀行、郵便局、種々の店舗においては、色付き液体が入っ
た球状のカラーボールを犯人にぶつけて、その後の逮捕に向けての目印になるようにカラ
ーボールが多くの施設に置おかれている。また、里山に出没する熊等の野生動物に対して
、野生動物が嫌う臭いを有する液体が入ったボールを、野生動物に遭遇した時に投げつけ
るために登山者等がそのようなボールを携行する場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5401677号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
カラーボール等を人の手で直接投げると飛距離が短く、正確に目標にぶつけることがで
きない。人の手によれば、せいぜい5m~10m先の目標にあてることが出来るくらいで
ある。カラーボール等を特許文献1に記載の放出物発射機を用いて発射する場合、発射前
に放出物が放出物収納容器から自重により落下するおそれがある。また、放出物の発射の
際、放出物が放出物収納容器の内壁に当たって放出物が破損するおそれがある。
【0006】
本発明は、放出物発射機を携行中も放出物が放出物収納容器から落下破損せず、放出物
を発射しても放出物を破損させることなく標的に放出させる放出物発射機を提供すること
にある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明(1)は、前方の標的に向けて発射される放出物を収納する放出物収納容器と、
前記放出物収納容器内の後部に配設され、前記放出物収納容器の内部を摺動する受圧体と
、前記放出物及び前記受圧体を高速で加速させる加速手段を収納し、前記放出物収納容器
の後方に配設される本体部と、前記受圧体を所定の距離拘束する受圧体拘束機構と、前記
放出物と前記受圧体とを着脱可能に係合する係合機構と、を有し、前記加速手段で前記放
出物及び前記受圧体が加速されて前記所定の距離まで飛ぶと前記係合機構による係合が外
れて、前記放出物のみを前方に飛ばせる放出物発射機である。
【0008】
本発明(1)では、放出物と受圧体とを係合する係合機構を有しているので、放出物が
放出物収納容器から自重により落下することがなくなる。また、放出物を発射しても、放
出物と受圧体とが着脱可能に係合されているので、放出物を破損させることなく標的に放
出させることができる。
【0009】
本発明(2)は、前記係合機構が、前記放出物の後方の形状及び前記受容体の前方の形
状のいずれか一方が凸状面を有し、他方が当該凸状面と合う凹状面を有し、前記凸状面と
前記凹状面の間に係合材が介在していることを特徴とする本発明(1)の放出物発射機で
ある。
【0010】
本発明(2)では、係合機構が、放出物の後方の形状及び受容体の前方の形状のいずれ
か一方が凸状面を有し、他方が当該凸状面と合う凹状面を有し、凸状面と凹状面の間に係
合材が介在してので、放出物と受圧体とが、放出物の発射前には確実に係合し、放出物の
発射時には、放出物は受圧体から適切に分離して標的に向けて放出することができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
標的
10か月前
個人
さす又改良型
12か月前
三菱電機株式会社
追尾装置
5か月前
三菱電機株式会社
誘導装置
6か月前
テルナーク株式会社
8か月前
個人
回転捕獲部を有するさすまた
9か月前
株式会社日立国際電気
射撃訓練システム
10か月前
株式会社 ダイセイコー
吹矢の矢
10か月前
株式会社 ダイセイコー
吹矢の矢
10か月前
株式会社タナカ
リボルバー式玩具銃
9か月前
有限会社 ディオン光学技研
光学照準装置
2か月前
株式会社アイティーコスモス
射撃弾数カウンタ
8か月前
株式会社エイテック
標的システム
1か月前
株式会社エイテック
標的システム
12か月前
田村装備開発株式会社
小火器類用支持支援装着具
4か月前
株式会社日立国際電気
標的システム
3か月前
株式会社日本製鋼所
飛翔体、射出システム及び射出装置
11か月前
株式会社日立国際電気
射撃訓練システム
4か月前
株式会社スナミヤ
放出物発射機及びこれを用いた救助方法
2か月前
東洋紡エムシー株式会社
防弾ベスト
7か月前
三菱電機株式会社
訓練システム及び電波放射機器
23日前
個人
刺股
10か月前
株式会社IHIエアロスペース
飛翔体発射機
1か月前
個人
和弓用の弦、和弓用の弦の装着方法および和弓用の弦の形成キット
10か月前
株式会社日立製作所
無人航空機対処システム及び映像追尾装置
4か月前
日本工機株式会社
携行型拘束網展開装置
4か月前
エーステック コープ リミテッド
玩具榴弾
5か月前
東洋紡エムシー株式会社
耐弾プレート用部材および耐弾プレート
3か月前
株式会社IHIエアロスペース
飛翔体発射装置及び飛翔体発射方法
1か月前
株式会社エイテック
標的システム
8か月前
株式会社エイテック
標的システム
9か月前
トリジコン インコーポレーテッド
光学照準器取り付けシステム
1日前
株式会社エイテック
標的システム、およびプログラム
5日前
ベネリ アルミ エス. ピ-. ア-.
携帯型小火器用の反動減衰装置
10か月前
株式会社日立製作所
脅威判定システム、統合監視装置、および脅威判定方法
2か月前
株式会社エイテック
標的システム、およびプログラム
9か月前
続きを見る