TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2024012872
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-31
出願番号2022114647
出願日2022-07-19
発明の名称小火器類用支持支援装着具
出願人田村装備開発株式会社
代理人個人
主分類F41C 23/10 20060101AFI20240124BHJP(武器)
要約【課題】小火器の握把に装着することによって、使用者が握把を握る手のひらの各部位と握把との位置関係を感知しやすくし、支持や安定性を向上させ、さらに動作の正確性・円滑性を向上させることができる装着具を提供する。
【解決手段】小火器類の握把に外嵌めされる支持支援装着具101であって、ゴム状弾性材料からなる環状成形体の外周面に、肉厚が周囲と比べて厚く、当該装着具を握把に装着したときに握把の表面に突起を付与することができる突起付与部8を備えている。
【選択図】図9A
特許請求の範囲【請求項1】
小火器及びその玩具よりなる群から選ばれる小火器類の握把に外嵌めされる支持支援装着具であって、
ゴム状弾性材料からなる環状成形体の外周面に、肉厚が周囲と比べて厚く、当該装着具を握把に装着したときに握把の表面に突起を付与することができる突起付与部を備えている、支持支援装着具。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記突起付与部の肉厚が1.0mm以上5.0mm以下である、請求項1に記載の支持支援装着具。
【請求項3】
前記支持支援装着具の環開口部の軸方向長さと定義される前記突起付与部の幅が5.0mm以上20.0mm以下である、請求項1に記載の支持支援装着具。
【請求項4】
前記支持支援装着具の外周面の周回方向長さと定義される前記突起付与部の長さが10.0mm以上である、請求項1に記載の支持支援装着具。
【請求項5】
前記支持支援装着具を環開口部の軸方向の一方から見た投影面を上面、他方から見た投影面を底面と定義した場合に、前記上面及び前記底面の形状が略長方形であり、
前記上面の形状である長方形の長辺を含む2つの面のうち一方を右側面、他方を左側面と定義した場合に、前記右側面及び左側面の形状が略三角形であり、
前記上面の形状である長方形の短辺を含む2つの面のうち前記左右側面の形状である略三角形の頂点側となる短辺を含む面を前面、前記左右側面の形状である略三角形の底辺側となる短辺を含む面を背面と定義した場合に、前記前面に前記突起付与部が設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の支持支援装着具。
【請求項6】
前記環開口部の辺縁に沿って、肉厚が部分的に厚く形成された線状補強部が設けられている、請求項5に記載の支持支援装着具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は小火器類用支持支援装着具に関し、詳しくは、当該装着具を拳銃等の小火器やそれを模した玩具の握把に装着したときに、使用者が握把を握る手のひらの各部位と握把との位置関係を感知しやすくなる突起を、握把の表面に付与することができる支持支援装着具に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)【背景技術】
【0002】
拳銃等の小火器を使用する場合、人間の手の機能は、小指球側(中指から小指及び小指球の領域)の機能と、母指球側(親指から中指及び母指球の領域)の機能とに分けられる(図12参照)。小指球側は小火器の支持や位置安定の機能に向いているが、細かな操作は不得意であり、一方、母指球側は細かな操作の機能に向いているが、小火器の支持や安定は不得意である。小火器の使用者は、小指球側と母指球とで握把を包み込むように握って支え、母指球側で主に照準の調整や引金を引く等の細かな操作を行う。このように、小指球側の機能と母指球側の機能が相互に補い合うことで、一連の操作が円滑に行われる。
しかし、小指球側と母指球側は手のひらのなかで近接した位置に存在しているため、小火器の操作中に感覚エラーや機能不良等の混乱を起こすことがある。そのような混乱が手元の狂いや調子の悪さなど動作の正確性・円滑性の低下につながり、ひいては痛みや身体的障害につながるという問題がある。
従来、小火器の握把に滑り止め用パーツを装着することは知られている。しかし、滑り止め用装着具では、手のひらのなかの小指球側と母指球側の間の感覚エラーや握把との位置関係の誤認を是正することはできない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、小火器の握把に装着することによって、使用者が握把を握る手のひらの各部位と握把との位置関係を感知しやすくし、支持や安定性を向上させ、さらに動作の正確性・円滑性を向上させることができる装着具を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の支持支援装着具は、小火器及びその玩具よりなる群から選ばれる小火器類の握把に外嵌めされる支持支援装着具であって、ゴム状弾性材料からなる環状成形体の外周面に、肉厚が周囲と比べて厚く、当該装着具を握把に装着したときに握把の表面に突起を付与することができる突起付与部を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
本発明の支持支援装着具を小火器類の握把に装着し、握把前端部の所定位置に意図的な突起を出現させることにより、使用者が握把を握ったときに支持や安定性の要となる小指球側の感覚を認識させることができる。これにより、小指球側と母指球側が正確に連動し、母指球側においても引き金を引く動作や照準を合わせる動作など細かな操作のしやすさが向上するため、小火器類のハンドリング全体の向上につながる。
また、本発明の支持支援装着具は、小火器類の握把に簡易かつ着脱自在に装着できる。警察や自衛隊などの公的機関から所属員に支給される装備品を改造することは原則として許されず厳しく制約されるが、本発明の支持支援装着具を用いる場合には、握把そのものの形状を改変しないで握把に突起を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本発明の支持支援装着具の一実施形態(装着具101)を示す写真である。
本発明の支持支援装着具の一実施形態(装着具101)を示す写真である。
本発明の支持支援装着具の一実施形態(装着具101)を示す写真である。
前記装着具101を拳銃の握把に装着した状態を示す写真である。
前記装着具101を拳銃の握把に装着した状態を示す写真である。
前記装着具101を拳銃の握把に装着した状態を示す写真である。
前記装着具101を拳銃(模型)の握把に装着した状態を示す写真である。
前記装着具101を装着した拳銃を操作する状態を示す写真である。
前記装着具101を他の小火器の握把に装着した状態を示す写真である。
前記装着具101を装着した他の小火器を操作する状態を示す写真である。
前記装着具101を他の小火器の握把に装着した状態を示す写真である。
前記装着具101を装着した他の小火器を操作する状態を示す写真である。
前記装着具101の上面図である。
前記装着具101の左側面図である。
前記装着具101の前面図である。
前記装着具101の背面図である。
装着具102の上面図である。
前記装着具102の左側面図である。
前記装着具102の前面図である。
前記装着具102の背面図である。
装着具103の上面図である。
前記装着具103の左側面図である。
前記装着具103の前面図である。
前記装着具103の背面図である。
小指球側(中指から小指及び小指球の領域)の機能と、母指球側(親指から人差指及び母指球の領域)の機能を説明する写真である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
本発明について以下に説明する。なお、本発明において「小火器類」とは、拳銃、小銃、機関拳銃、機関銃を含む小火器、及び、それらを模した玩具を意味する。本発明は、小火器の玩具であって模擬弾を発射できるもの(トイガン)の操作性を向上させることもできる。
【0008】
本発明の支持支援装着具は、小火器及びその玩具よりなる群から選ばれる小火器類の握把に外嵌めされる支持支援装着具であって、ゴム状弾性材料からなる環状成形体の外周面に、肉厚が周囲と比べて厚く、当該装着具を握把に装着したときに握把の表面に突起を付与することができる突起付与部を備えていることを特徴とする。
【0009】
好ましい実施形態の一つにおいて、前記突起付与部の肉厚は1.0mm以上5.0mm以下であってもよい。
好ましい実施形態の他の一つにおいて、前記支持支援装着具の環開口部の軸方向長さと定義される前記突起付与部の幅は、5.0mm以上20.0mm以下であってもよい。
好ましい実施形態の他の一つにおいて、前記支持支援装着具の外周面の周回方向長さと定義される前記突起付与部の長さは、10.0mm以上であってもよい。
【0010】
他の好ましい実施形態において、前記支持支援装着具を環開口部の軸方向の一方から見た投影面を上面、他方から見た投影面を底面と定義した場合に、前記上面及び前記底面の形状が略長方形であり、
前記上面の形状である長方形の長辺を含む2つの面のうち一方を右側面、他方を左側面と定義した場合に、前記右側面及び前記左側面の形状が略三角形であり、
前記上面の形状である長方形の短辺を含む2つの面のうち前記左右側面の形状である略三角形の頂点側となる短辺を含む面を前面、前記左右側面の形状である略三角形の底辺側となる短辺を含む面を背面と定義した場合に、前記前面に前記突起付与部が設けられていてもよい。
側面視形状が略三角形である上記の実施形態においては、前記環開口部の辺縁に沿って、肉厚が部分的に厚く形成された線状補強部が設けられていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
耐弾防護部材
2か月前
個人
スリングベルト
1か月前
個人
抑止力を有する敵基地攻撃我国防衛システム
1か月前
有限会社 ディオン光学技研
光学照準装置
5か月前
株式会社エイテック
標的システム
4か月前
株式会社東京マルイ
ライフル型玩具銃および銃
1か月前
株式会社日立国際電気
射撃訓練システム
1か月前
株式会社スナミヤ
放出物発射機及びこれを用いた救助方法
5か月前
株式会社カヌープロマルチ工業
動物威嚇銃のガス噴射操作ユニット
2か月前
三菱電機株式会社
訓練システム及び電波放射機器
3か月前
個人
焼夷弾頭発射カタパルト、燃焼膨張力カタパルト、原子力カタパルト
1か月前
株式会社IHIエアロスペース
飛翔体発射機
4か月前
株式会社IHIエアロスペース
飛翔体発射装置及び飛翔体発射方法
4か月前
トリジコン インコーポレーテッド
光学照準器取り付けシステム
3か月前
株式会社エイテック
標的システム、およびプログラム
3か月前
株式会社ライト光機製作所
レチクルユニット及び光学照準器
3か月前
株式会社東芝
飛しょう体の集団行動を判定するシステムおよび方法
3か月前
フェニックスダーツ カンパニー リミテッド
人工知能技術を利用してダーツゲームを提供するための方法及び装置
3か月前
東芝電波プロダクツ株式会社
発射弾数カウンタ、発射弾数検出器、情報処理装置、発砲判定プログラム
3か月前
ウィルコックス インダストリーズ コーポレーション
電動兵器アクセサリレールインターフェース用のバッテリーパックアダプタアセンブリ
1か月前
シェルタード ウィングス インコーポレイテッド
固定プラットフォーム用のコラム及び脚部ロック組立体
1か月前
フェニックスダーツ カンパニー リミテッド
ダーツピンの位置識別のためのトレーニングデータセットを生成する方法、コンピュータプログラム、および装置
2日前
三菱電機株式会社
飛翔体対処システム、監視地上センター、対処地上センター、通信ルート探索装置、飛翔経路予測装置、対処アセット選択装置、赤道上空衛星システム、赤道上空衛星、極軌道衛星システム、極軌道衛星、傾斜軌道衛星システム、および、傾斜軌道衛星
24日前
三菱電機株式会社
飛翔体対処システム、衛星統合指令センター、対処地上センター、通信ルート探索装置、飛翔経路予測装置、対処アセット選択装置、赤道上空衛星システム、赤道上空衛星、極軌道衛星システム、極軌道衛星、傾斜軌道衛星システム、傾斜軌道衛星、統合データライブラリ、および、衛星コンステレーション
24日前
キヤノン株式会社
ズームレンズ、撮像装置、およびシステム
3か月前
アセンディス ファーマ オンコロジー ディヴィジョン エー/エス
IL-2コンジュゲート
4か月前
PayPay株式会社
電子決済アプリ、サービス提供方法、電子決済サーバ装置、およびプログラム
22日前
PayPay株式会社
電子決済アプリ、電子決済システム、サービス提供方法、電子決済サーバ装置、およびプログラム
22日前
セイコーエプソン株式会社
媒体載置ユニット、搬送装置、及び印刷装置
1か月前
PayPay株式会社
電子決済システム、サービス提供方法、およびサービス提供システム
22日前
学校法人同志社
触媒担体、それを用いた白金系触媒担持体およびそれらの製造方法
2か月前
ハンド ヘルド プロダクツ インコーポレーティッド
グローバル電子シャッター制御を持つイメージ読み取り装置
2か月前