TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2023121736
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-08-31
出願番号2023021296
出願日2023-02-15
発明の名称携帯型小火器用の反動減衰装置
出願人ベネリ アルミ エス. ピ-. ア-.
代理人弁理士法人広江アソシエイツ特許事務所
主分類F41C 23/08 20060101AFI20230824BHJP(武器)
要約【課題】携帯型小火器用の反動減衰装置において大きなストロークを有する可動インサートを備えた減衰装置を提供する。
【解決手段】本発明は、ケーシング(2)に挿入された減衰手段(3)を含んでなる、携帯型小火器用の反動減衰装置(1)に関するものである。可動インサート(4)が、前記減衰手段(3)と機能的に関連付けられており、前記ケーシング(2)に対して実質的に軸方向に沿って摺動する。前記減衰手段(3)は、発泡体などの確率的構造を有するか、又は、網状構造、格子などの非確率的構造を有してなるセル状固体によって形成された本体によって構成されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ケーシングと、該ケーシング内に挿入された減衰手段とを備える、携帯型小火器用の反動減衰装置であって、前記減衰手段と機能的に関連付けられた可動インサートを含み、該可動インサートが、前記ケーシングに対して実質的に軸方向に沿って摺動するように適合されている反動減衰装置において、
前記減衰手段が、発泡体などの確率的構造を有するか、又は、網状構造、格子などの非確率的構造を有してなるセル状固体によって形成された本体により構成されている、ことを特徴とする装置。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記確率的構造が材料の複数の層を含み、これらの層が直列に動作することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記非確率的構造が、直列及び/又は並列に相互に組み合わされた、TPU、PA、その他の積層造形材料などのポリマー材料の中から選択された材料を含むことを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記減衰手段が、当該装置に関連するバットストックとは反対側の側面を有し、該反対側の側面が、より高密度の材料で作られた層を含むと共に、前記インサートがそのストロークの終点に到達するときに、前記ケーシングと前記可動インサートとの間の衝撃を低減する機能を有することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記可動インサートが、前記減衰手段に結合するためのシステムを備え、その組み立ての方向が、前記可動インサートの摺動方向に対して横方向であることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記可動インサート内に取り付けられた一次ブレーキアセンブリと、前記ケーシングと一体である二次ブレーキアセンブリとを備え、前記一次ブレーキアセンブリが、前記二次ブレーキアセンブリに対して、摩擦を伴って摺動することによってエネルギーを散逸させることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記可動インサートが、前記減衰手段とモノリシックに形成され、モノリシック本体を形成することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記減衰手段が、並列に機能するところの2つの別個で且つ連結された幾何学的形状によって形成された構造を備えることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記ブレーキアセンブリが、前記可動インサートに一体化され、前記ブレーキアセンブリが、前記可動インサートをモデル化することによって形成され、一体化されたモノリシック本体を形成することを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記一体化されたモノリシック本体が、前記可動インサートの並進時に摩擦を発生させる2対のブレードを備えることを特徴とする、請求項9に記載の装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯型小火器用の反動減衰装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
知られているように、ライフル又はショットガンのストックの目的は、射撃手の肩と引き金との間の距離を設定し、小火器の重心の決定に関与し、反動力によって生じる圧力をより広い面積に分散させることであり、そうすることで、反動力の単位値を減少させ、それを射撃手の肩に伝達する。
【0003】
小火器の反動によって生ずる肩への動的負荷を低減すること、又はその弾道特性を向上させることを目的とした数多くのシステムが提案されてきた。
【0004】
従来技術のシステムは、ストックに適用される附属品及び様々な種類の内部機構を含む。例えば、公知の減衰システムは、ストックの後部に形成され、変形によって反動エネルギーを部分的に吸収するように適応された弾性部分を有する。
【0005】
このタイプのシステムの重大な欠点は、弾性部分が反動ステップの間に変形し、ライフルの後方への動作において横方向への振動を容易に生じさせることである。それゆえ、反動中の小火器(銃器)の動きが、その長手軸に従わず、反れてしまい、照準線の損失及び射撃手による正しい肩付けの損失をもたらす。
【0006】
別の既知の減衰システムは、一般に螺旋ばねによって構成される減衰手段の介在によってライフルのストックに取り付けられたバットストック(銃床)によって、実質的に構成される。
【0007】
特許文献1では、反動減衰手段が挿入されるケーシングを含む、携帯型小火器用の反動減衰装置を開示しており、当該減衰手段が、当該ケーシングと一体である固定部分と、当該ケーシング内で実質的に軸方向に沿って摺動可能な可動部分とを含み、当該減衰手段が、一定の弾性ヒステリシスを有する材料で作られ、当該固定部分と当該可動部分とを接続する一組の柔軟性部材を含み、当該柔軟性部材が、異なる剛性を有する。
【0008】
特許文献2は、柔軟性材料の異方性マトリックスを含む圧縮性本体を有するバットストックを開示している。
【0009】
特許文献3は、従来のバットパッドの硬度よりも実質的に高い硬度を有するオープンセル格子構造を備えるバットパッドアセンブリを含む反動低減システムを開示している。
【0010】
このシステムは、上記の特許文献1によって開示されており、従来技術の様々な問題を見事に解決し、特に、従来の減衰システムとは異なり、差別化された柔軟性、すなわち変形が大きくなるにつれて指数関数的に増加する小さな圧縮に対する抵抗が減少することによって、広範囲の弾薬に対して最適な性能を提供することができるものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

東レ株式会社
標的
10か月前
個人
さす又改良型
12か月前
三菱電機株式会社
追尾装置
5か月前
三菱電機株式会社
誘導装置
6か月前
テルナーク株式会社
8か月前
個人
回転捕獲部を有するさすまた
9か月前
株式会社日立国際電気
射撃訓練システム
11か月前
株式会社 ダイセイコー
吹矢の矢
11か月前
株式会社 ダイセイコー
吹矢の矢
11か月前
有限会社 ディオン光学技研
光学照準装置
2か月前
株式会社タナカ
リボルバー式玩具銃
9か月前
株式会社エイテック
標的システム
1か月前
株式会社エイテック
標的システム
12か月前
株式会社アイティーコスモス
射撃弾数カウンタ
8か月前
田村装備開発株式会社
小火器類用支持支援装着具
5か月前
株式会社日立国際電気
標的システム
3か月前
株式会社日立国際電気
射撃訓練システム
4か月前
株式会社日本製鋼所
飛翔体、射出システム及び射出装置
12か月前
株式会社スナミヤ
放出物発射機及びこれを用いた救助方法
2か月前
東洋紡エムシー株式会社
防弾ベスト
7か月前
三菱電機株式会社
訓練システム及び電波放射機器
26日前
個人
刺股
10か月前
個人
和弓用の弦、和弓用の弦の装着方法および和弓用の弦の形成キット
10か月前
株式会社IHIエアロスペース
飛翔体発射機
1か月前
日本工機株式会社
携行型拘束網展開装置
4か月前
株式会社日立製作所
無人航空機対処システム及び映像追尾装置
5か月前
エーステック コープ リミテッド
玩具榴弾
5か月前
東洋紡エムシー株式会社
耐弾プレート用部材および耐弾プレート
3か月前
株式会社IHIエアロスペース
飛翔体発射装置及び飛翔体発射方法
1か月前
株式会社エイテック
標的システム
9か月前
株式会社エイテック
標的システム
9か月前
トリジコン インコーポレーテッド
光学照準器取り付けシステム
4日前
ベネリ アルミ エス. ピ-. ア-.
携帯型小火器用の反動減衰装置
10か月前
株式会社エイテック
標的システム、およびプログラム
8日前
株式会社日立製作所
脅威判定システム、統合監視装置、および脅威判定方法
2か月前
株式会社エイテック
標的システム、およびプログラム
9か月前
続きを見る