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公開番号2023129888
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-09-20
出願番号2022034222
出願日2022-03-07
発明の名称回転捕獲部を有するさすまた
出願人個人
代理人個人
主分類F41B 15/00 20060101AFI20230912BHJP(武器)
要約【課題】
本発明は、一度捕獲した被捕獲物を確実に捉え、一度捉えたら離さず、より安全に被捕獲物を捕獲できるさすまたの提供を課題とするものである。
【解決手段】
本発明は、捕獲対象者や捕獲対象物を捕獲しやすいさすまたであって、一部が開口する略Uの字形状の二つのアーム部から構成される固定捕獲部と、中心から突出した掴み部を少なくとも3つ以上等角に備えた回転捕獲部と、持手部を備える柄と、から成り、前記回転捕獲部の回転軸が前記アーム部の一方にラチェット機構を介して一方向に回転自在に軸支され、前記回転捕獲部が一部の掴み部が押し回されることで前記固定捕獲部の前記アーム部と前記回転捕獲部の掴み部により閉鎖した捕獲領域が形成される構成を採用した。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
捕獲対象者や捕獲対象物(H)を捕獲しやすいさすまたであって、
一部が開口する略Uの字形状の二つのアーム部(10)から構成される固定捕獲部(20)と、
中心から突出した掴み部(30)を少なくとも3つ以上等角に備えた回転捕獲部(40)と、
持手部(50)を備える柄(60)と、
から成り、
前記回転捕獲部(40)の回転軸(41)が前記アーム部(10)の一方にラチェット機構(42)を介して一方向に回転自在に軸支され、前記回転捕獲部(40)が一部の掴み部(30)が押し回されることで前記固定捕獲部(20)の前記アーム部(10)と前記回転捕獲部(20)の掴み部(30)により閉鎖した捕獲領域(70)が形成されることを特徴とする回転捕獲部を有するさすまた(1)。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記固定捕獲部において、略Uの字形状の開口が持ち手部と反対側の先端にあり、二つの前記アーム部(10)の付け根部分に柄(60)が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の回転捕獲部を有するさすまた(1)。
【請求項3】
前記固定捕獲部において、略Uの字形状の開口が持ち手部側であり、二つの前記アーム部(10)のうち一方が延長されて柄(60)が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の回転捕獲部を有するさすまた(1)。
【請求項4】
前記ラチェット機構(42)が、規制する回転方向を切り替えるラチェット切り替え機構(43)を備えたものであることを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の回転捕獲部(20)を有するさすまた(1)。
【請求項5】
前記回転捕獲部(20)が前記アーム部(10)を挟むように二重に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の回転捕獲部(20)を有するさすまた(1)。
【請求項6】
前記柄(60)の長さを調整可能な長さ調整機構(80)を備えていることを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の回転捕獲部を有するさすまた(1)。
【請求項7】
二つの前記アーム部(10)にそれぞれ回転捕獲部(40)を備え、一つの回転捕獲部(40)は掴み部(30)が時計回り、他方の回転捕獲部(40)は掴み部が反時計回りに回転し、逆方向へは回転が規制されることを特徴とする請求項1から請求項6の何れかに記載の転捕獲部を有するさすまた(1)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、さすまたに関し、詳しくは、回転捕獲部を有するさすまたの技術に関するものである。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、国内外で様々な事件が起きている。不審者の情報も年々多くなる傾向にあり、何か事が起こってから警察に通報するのでは間に合わないケースもある。そこで、個人においても防犯の意識が高くなってきており、警備会社との契約や護身防犯用のグッズをかばんに忍ばせたりと、様々な工夫がなされている。特に、時にはナイフなどの凶器を持った不審者などを相手にしなくてはならないときなどは、さすまたが有効であり、誰でも手軽に簡単に使えるさすまたの技術が望まれている。
【0003】
さすまたは、暴れる犯罪者の動きを封じ込める武具及び捕具であり、形状は、U字形の金具に柄がついているものが多い。使い方は、U字形の金具の部分で相手の首や腕などを壁や地面に押しつけて捕らえることができ、柄が長いため、ナイフのような小型の刃物や刀などを持った相手と距離をおいて、安全に対応することができるものである。しかしながら、従来のさすまたでは力の少ない女性や子供においては体の大きな男性相手に使うことは困難であり、一度U字型の部分に捕まえたとしても、力で撥ねつけられてしまったりする場合がある。
【0004】
また、従来のさすまたは、U字形に長い柄がついた形状のものが多く、構造も簡易的なものが多い。従って、一度捉えても逃げられてしまうことがある。そういった時にはかなり危険な状態といえ、一度捉えたら逃げることができない、さすまたが望まれるところである。
【0005】
そこで、このような要求にこたえるべく、従来からも、種々の技術提案がなされている。例えば、発明の名称を「刺股」とする技術が開示されている(特許文献1参照)。具体的には、「一人で把持して、暴れる暴漢等を捕獲するための刺股を提供する。」ことを課題とし、解決手段として「把持用直棒体1の一端を、半円状湾曲棒体2が形成され、その開口部を先方として固着したものとし、かつ、半円状湾曲棒体2の両端部には、湾曲したL字状で、その曲折部に、回転軸3を設け、可動湾曲状棒体4の2本が、互いに内側に円を描くよう配置させる。把持用直棒体1の長さ方向の中空部に、先方へ露出する押し出し棒体5を有し、その押し出し棒体5の先端には、T字状に直交した両可動湾曲状棒体4の離反開口する状態を保持するための中央部連結部材6を有している。中央部連結部材6を先端に有する押し出し棒体5が、後退する際には容易に後退するが、通常は前進しないためのラチェット機構7が、把持用直棒体1の一部に、把持用直棒体1から露出する把手8と共に有したことを特徴とする。」というものである。
【0006】
また、発明の名称を「開閉機能を有する刺股」とする技術が開示されている(特許文献2参照)。具体的には、解決課題を「開いた状態で捕獲対象者に押しつけることにより自動的に閉じる刺股であって、一旦捕獲対象者を捕獲したときには容易に開くことのない構成とすることにより、1個の刺股で捕獲対象者を捕獲することを可能とした刺股11、12を提供することにある。さらに、捕獲対象者を傷つけることがない刺股であって、少しばかり中心をずらして突いた場合でも、容易に捕獲することのできる刺股11、12を提供することにある。」とするもので、解決手段を「閉じたときに概略円環形状を構成するように弧形状の2本のアーム5、6を配置しこれを開閉可能に取り付け、2本のアーム5、6の中央部の間をワイヤ9で連結した刺股11、12とする。また、アーム5の内側に複数の突起部材8を取り付けた刺股11とする。さらには、アーム6の先端部に一方向クラッチ6cを介してゴム製のローラ7bを取り付けた刺股12とする。」というものである。
【0007】
また、発明の名称を「刺股」とする技術が開示されている(特許文献3参照)。具体的には、「捕獲対象者の胴体よりも、腕や脚部を挟むことで、刺股の小型軽量化と、操作性の向上及び構造上の信頼性を向上させた刺股の提供する」ことを課題とし、その解決手段に、「筒状の支柱の一端に設けた湾曲状の固定アームと対をなし、常に閉じる方向に付勢されて、回動可能に設け湾曲状の可動アームとで、捕獲挟みを形成した。この捕獲挟みは前記可動アームを開いた状態に維持する可動停止手段と、この可動停止手段に連結して、前記固定アームと可動アームとの間に紐体を張設して、可動アーム用の作動手段とすることで刺股とした。 この刺股によれば、固定アームと可動アームに張設した紐体に、捕獲対象者の脚部などに押し当てると、可動停止手段が引っ張られて、解除され挟み込まれるものである。」というものである。
【0008】
しかしながら、特許文献1から特許文献3に記載の技術は、開いた状態で捕獲対象者に押し付けることにより、自動的に閉じる構成を採用しているものの、係る動作をさせるのは二本のアーム間を繋いだワイヤーや作動手段を用い、一突きで捕獲できなかった場合に閉じてしまったアーム部の固定を解除する必要が生じ、緊迫した中での対応としてはかえって危険が生じる場合が起き得る。そこで、何度突いても捕獲対象物を捉えない限り固定されないという課題を残すものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
実用新案登録第3191857号
特開2007-46853号
特開2007-333367号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、一度捕獲した被捕獲物を確実に捉え、一度捉えたら離さず、より安全に被捕獲物を捕獲できる、さすまたの提供を課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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