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公開番号2024049098
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-09
出願番号2022155361
出願日2022-09-28
発明の名称ビードコア製造装置
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B29D 30/48 20060101AFI20240402BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】内周長の調整を容易かつ迅速に行うことができるビードコア製造装置を提供する。
【解決手段】ビードコア製造装置1は、複数のセグメント21が、径方向の位置を調整可能とされていることにより、内周長が異なるビードコアを形成可能なフォーマー2と、セグメント21の径方向の位置を調整するための調整具3と、セグメント21の位置に関する位置データーを検出するためのセンサー4と、位置データーと内周長とを関連付けた関数を記憶する記憶部5と、ユーザーから入力された内周長と、関数とに基づいて、入力された内周長のビードコアが形成されるようにセグメント21の径方向の位置を決定する演算部6とを含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
タイヤのビードコアを製造するためのビードコア製造装置であって、
ビードワイヤーを巻付けて前記ビードコアを形成するためのフォーマーであって、周方向に分割された複数のセグメントを含み、前記複数のセグメントに形成された周溝により、前記ビードワイヤーを環状に巻き付けるための周方向溝が形成され、かつ、前記複数のセグメントが、それぞれ、径方向の位置を内外に調整可能とされていることにより、内周長が異なるビードコアを前記周方向溝上に形成可能な前記フォーマーと、
前記複数のセグメントを径方向に移動させて前記位置を調整するための調整具と、
前記複数のセグメントの前記径方向の位置に関する位置データーを検出するためのセンサーと、
前記位置データーと前記内周長とを関連付けた関数を記憶する記憶部と、
ユーザーから入力された前記内周長と、前記関数とに基づいて、入力された前記内周長のビードコアが形成されるように前記複数のセグメントの前記径方向の位置を決定する演算部とを含む、
ビードコア製造装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記調整具は、前記演算部によって決定された前記位置になるように、前記複数のセグメントを径方向の位置を調整する、請求項1記載のビードコア製造装置。
【請求項3】
前記位置データーは、前記周溝の底面の径方向の位置の実測値である、請求項1に記載のビードコア製造装置。
【請求項4】
前記関数は、
前記複数のセグメントを第1位置となるように調整したときの前記周方向溝の溝底の前記径方向の位置の実測値及び前記ビードコアの前記内周長の実測値と、
前記複数のセグメントを前記第1位置とは異なる第2位置となるように調整したときの前記周方向溝の溝底の前記径方向の位置の実測値及び前記内周長の実測値とに基づいて定められる、請求項3に記載のビードコア製造装置。
【請求項5】
前記第1位置は前記周方向溝の溝底径が最小となる位置であり、前記第2位置は前記溝底径が最大となる位置である、請求項4に記載のビードコア製造装置。
【請求項6】
前記関数は、前記複数のセグメントを前記第1位置及び前記第2位置とは異なる第3位置となるように調整したときの前記周方向溝の溝底の前記径方向の位置の実測値及び前記内周長の実測値とに基づいて定められる、請求項4に記載のビードコア製造装置。
【請求項7】
前記センサーは、光軸が前記周溝に向けて配されたレーザー変位センサーである、請求項3に記載のビードコア製造装置。
【請求項8】
前記フォーマーは、前記タイヤのリム径に応じて交換可能である、請求項1に記載のビードコア製造装置。
【請求項9】
前記関数は、前記フォーマー毎に定められる、請求項8に記載のビードコア製造装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤのビードコアを製造するためのビードコア製造装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、種々のビードコア製造装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-74883号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に開示された装置では、周方向に分割された複数のセグメントを含むフォーマーを用いてビードコアが製造される。各セグメントを径方向に移動させることにより、ビードコアの内周長が調整される。
【0005】
しかしながら、各セグメントの移動に伴いフォーマーの外周は真円から とは限らないため、フォーマーの外周とビードコア製造装置から取り外されたビードコアの内周とは一致しない。このため、上記内周長の調整には熟練が要求され、複数回にわたる試行錯誤を必要とする場合もある。
【0006】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、内周長の調整を容易かつ迅速に行うことができるビードコア製造装置を提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、タイヤのビードコアを製造するためのビードコア製造装置であって、
ビードワイヤーを巻付けて前記ビードコアを形成するためのフォーマーであって、周方向に分割された複数のセグメントを含み、前記複数のセグメントに形成された周溝により、前記ビードワイヤーを環状に巻きつけるための周方向溝が形成され、かつ、前記複数のセグメントが、それぞれ、径方向の位置を内外に調整可能とされていることにより、内周長が異なるビードコアを前記周方向溝上に形成可能な前記フォーマーと、
前記複数のセグメントを径方向に移動させて前記位置を調整するための調整具と、
前記複数のセグメントの前記径方向の位置に関する位置データーを検出するためのセンサーと、
前記位置データーと前記内周長とを関連付けた関数を記憶する記憶部と、
ユーザーから入力された前記内周長と、前記関数とに基づいて、入力された前記内周長のビードコアが形成されるように前記複数のセグメントの前記径方向の位置を決定する演算部とを含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明のビードコア製造装置では、ユーザーから入力された前記内周長と、前記記憶部に記憶された前記関数とに基づいて、前記演算部が前記複数のセグメントの前記径方向の位置を決定する。これにより、複数回にわたる試行錯誤を必要とすることなく、前記内周長の調整を容易かつ迅速に行うことが可能となり、ビードコアの生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明のビードコア製造装置の一実施形態を示す斜視図である。
図1のフォーマーを示す斜視図である。
図1の調整具の一形態を示す正面図である。
図1の記憶部に記憶されている関数の一例を示す図である。
図4の関数の変形例である関数を示す展開図である。
図1のセンサーがセグメントの位置データーを検出する要領を示す図である。
図1のセンサーがセグメントの別の位置データーを検出する要領を示す図である。
レーザー変位センサーを示す図である。
タイヤのリム径に応じて製造されたセグメントを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態のビードコア製造装置1のブロック図である。ビードコア製造装置1は、タイヤのビードコアを製造するための装置である。ビードコアは、タイヤのビード部に埋設される。
(【0011】以降は省略されています)

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