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公開番号2024062793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-10
出願番号2022170877
出願日2022-10-25
発明の名称タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/13 20060101AFI20240501BHJP(車両一般)
要約【課題】トレッド部の摩耗が進行しても、ノイズ性能及びウェット性能を維持することが出来るタイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部2を有するタイヤ1である。トレッド部2は、第1トレッド端T1及び第2トレッド端T2と、その間の接地面3と、接地面3で開口してタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝4と、複数の周方向溝4に区分された複数の陸部5とを含む。複数の陸部5は、第1トレッド端T1を含む第1ショルダー陸部11を含む。第1ショルダー陸部11は、接地面3を構成する第1ゴム層21と、第1ゴム層21のタイヤ半径方向内側に接続された第2ゴム層22とを含む。第2ゴム層22のゴム硬度は、第1ゴム層21のゴム硬度よりも小さい。複数の周方向溝4の少なくとも1本は、拡幅周方向溝であり、接地面3での第1溝幅と、接地面よりもタイヤ半径方向内側に、第1溝幅よりも大きい第2溝幅とを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を有するタイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端及び第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の接地面と、前記接地面で開口してタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、
前記複数の陸部は、前記第1トレッド端を含む第1ショルダー陸部を含み、
前記第1ショルダー陸部は、前記接地面を構成する第1ゴム層と、前記第1ゴム層のタイヤ半径方向内側に接続された第2ゴム層とを含み、
前記第2ゴム層のゴム硬度は、前記第1ゴム層のゴム硬度よりも小さく、
前記複数の周方向溝の少なくとも1本は、拡幅周方向溝であり、
前記拡幅周方向溝は、前記接地面での第1溝幅と、前記接地面よりもタイヤ半径方向内側に、前記第1溝幅よりも大きい第2溝幅とを含む、
タイヤ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記拡幅周方向溝は、第1拡幅周方向溝を含み、
前記第1拡幅周方向溝は、前記接地面上の第1溝縁及び第2溝縁と、前記第1ゴム層と前記第2ゴム層との境界よりもタイヤ半径方向内側に位置する溝底面と、前記第1溝縁と前記溝底面との間の第1溝壁とを含み、
前記第1溝壁は、前記第1溝縁よりも溝幅方向の外側に位置する第1頂部を含む、請求項1に記載のタイヤ。
【請求項3】
前記第1頂部は、前記境界よりもタイヤ半径方向内側に位置している、請求項2に記載のタイヤ。
【請求項4】
前記第1拡幅周方向溝は、前記第2溝縁と前記溝底面との間の第2溝壁とを含み、
前記第1拡幅周方向溝の前記第2溝壁は、前記第2溝縁から前記溝底面まで、溝深さ方向に対して溝幅方向内側に傾斜している、請求項2又は3に記載のタイヤ。
【請求項5】
前記周方向溝は、前記第1ショルダー陸部に隣接する第1ショルダー周方向溝を含み、
前記第1拡幅周方向溝は、前記第1ショルダー周方向溝であり、かつ、前記第2溝縁が、前記第1トレッド端側に位置する、請求項4に記載のタイヤ。
【請求項6】
前記拡幅周方向溝は、第2拡幅周方向溝を含み、
前記第2拡幅周方向溝は、前記接地面上の第1溝縁及び第2溝縁と、前記第1ゴム層と前記第2ゴム層との境界よりもタイヤ半径方向内側に位置する溝底面と、前記第1溝縁と前記溝底面との間の第1溝壁と、前記第2溝縁と前記溝底面との間の第2溝壁とを含み、
前記第1溝壁は、前記第1溝縁よりも溝幅方向の外側に位置する第1頂部を含み、
前記第2溝壁は、前記第2溝縁よりも溝幅方向の外側に位置する第2頂部を含む、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項7】
前記周方向溝は、前記第1ショルダー陸部に隣接する第1ショルダー周方向溝と、前記第1ショルダー周方向溝のタイヤ軸方向に隣接する第1クラウン周方向溝とを含み、
前記第2拡幅周方向溝が、前記第1クラウン周方向溝である、請求項6に記載のタイヤ。
【請求項8】
前記ゴム硬度は、JIS K6253のタイプAデュロメータに準拠したゴム硬度であり、
前記第2ゴム層の前記ゴム硬度と前記第1ゴム層の前記ゴム硬度との差は3~5ポイントである、請求項1又は2に記載のタイヤ。
【請求項9】
前記第1ゴム層の前記ゴム硬度は、60~80度である、請求項8に記載のタイヤ。
【請求項10】
前記接地面から前記第1ゴム層と前記第2ゴム層の境界までの深さは、前記複数の周方向溝の最大の深さの30%~45%である、請求項1又は2に記載のタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部を有するタイヤが提案されている。前記トレッド部には、タイヤ周方向に連続して延びる少なくとも1本の主溝が設けられている。前記主溝の一方の溝壁である第1溝壁には、前記トレッド部の踏面に表れる溝縁よりも溝幅方向の外側に凹む第1凹部が少なくとも1つ設けられている。前記第1凹部は、最も溝幅方向の外側に凹んだ最深部からタイヤ周方向の両側に向かって、前記溝縁からの凹み量が漸減している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-026241号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記タイヤは、トレッド部の摩耗の進行によって、ノイズ性能が低下する傾向にあった。また、前記タイヤは、ウェット性能を維持する必要もある。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、トレッド部の摩耗が進行しても、ノイズ性能及びウェット性能を維持することが出来るタイヤの提供を主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を有するタイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端及び第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の接地面と、前記接地面で開口してタイヤ周方向に連続して延びる複数の周方向溝と、前記複数の周方向溝に区分された複数の陸部とを含み、前記複数の陸部は、前記第1トレッド端を含む第1ショルダー陸部を含み、前記第1ショルダー陸部は、前記接地面を構成する第1ゴム層と、前記第1ゴム層のタイヤ半径方向内側に接続された第2ゴム層とを含み、前記第2ゴム層のゴム硬度は、前記第1ゴム層のゴム硬度よりも小さく、前記複数の周方向溝の少なくとも1本は、拡幅周方向溝であり、前記拡幅周方向溝は、前記接地面での第1溝幅と、前記接地面よりもタイヤ半径方向内側に、前記第1溝幅よりも大きい第2溝幅とを含む、タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明のタイヤは、上記の構成を採用したことによって、トレッド部の摩耗が進行しても、ノイズ性能及びウェット性能を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本実施形態のタイヤのトレッド部の横断面図である。
図1の周方向溝及び陸部の平面図である。
図2のA-A線断面図である。
図2のB-B線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1は、本実施形態のタイヤ1のトレッド部2の横断面図である。なお、図1は、タイヤ1の正規状態におけるタイヤ回転軸を含む子午線断面図である。本実施形態のタイヤ1は、例えば、SUVや乗用車に装着される空気入りタイヤとして好適に用いられる。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、重荷重用の空気入りタイヤ等の様々なタイヤに用いることができる。
【0010】
「正規状態」は、各種の規格が定められた空気入りタイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされ、かつ、正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤの場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって車両に未装着かつ無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。
(【0011】以降は省略されています)

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