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公開番号2024066252
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-15
出願番号2022175718
出願日2022-11-01
発明の名称二輪車用タイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 11/03 20060101AFI20240508BHJP(車両一般)
要約【課題】オフロードでの直進安定性を保持しながら、オンロードでのハンドリング性能と耐偏摩耗性能とを向上させた二輪車用タイヤを提供する。
【解決手段】トレッド部2を含む二輪車用タイヤである。トレッド部2は、複数の溝8を含む。複数の溝8は、タイヤ赤道C上に配された複数のクラウン溝10と、複数のミドル溝20と、複数のショルダー溝30とを含む。複数のクラウン溝10のそれぞれは、タイヤ周方向の一方側に凸となる向きに曲がったV字状である。溝8のそれぞれは、隣接する他の溝8との最短距離が前記トレッド展開半幅TWhの5%~30%となるように配置されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
トレッド部を含む二輪車用タイヤであって、
前記トレッド部は、第1トレッド端及び第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の接地面と、前記接地面に配された複数の溝と、タイヤ赤道から前記第1トレッド端までの前記接地面に沿った距離であるトレッド展開半幅とを含み、
前記複数の溝は、タイヤ赤道上に配された複数のクラウン溝と、前記複数のクラウン溝よりも前記第1トレッド端側に配された複数のミドル溝と、前記複数のミドル溝よりも前記第1トレッド端側に配された複数のショルダー溝とを含み、
前記複数のクラウン溝のそれぞれは、タイヤ周方向の一方側に凸となる向きに曲がったV字状であり、
前記溝のそれぞれは、隣接する他の溝との最短距離が前記トレッド展開半幅の5%~30%となるように配置されている、
二輪車用タイヤ。
続きを表示(約 610 文字)【請求項2】
前記トレッド部の横断面において、前記接地面は、タイヤ半径方向外側に凸で円弧状に湾曲している、請求項1に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項3】
タイヤ赤道から前記ミドル溝までのタイヤ軸方向の最短距離は、前記トレッド展開半幅の3%~18%である、請求項1又は2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項4】
タイヤ赤道から前記ショルダー溝までのタイヤ軸方向の最短距離は、前記トレッド展開半幅の40%~60%である、請求項1又は2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項5】
前記クラウン溝のタイヤ周方向に対する角度は、40~60°である、請求項1又は2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項6】
前記ミドル溝は、前記タイヤ周方向の一方側の端から他方側の端に向かって、前記第1トレッド端側に傾斜している、請求項1又は2に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項7】
前記ミドル溝のタイヤ周方向に対する最大の角度は、5~25°である、請求項5に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項8】
前記ショルダー溝は、タイヤ周方向に対して前記ミドル溝と同じ向きに傾斜している、請求項5に記載の二輪車用タイヤ。
【請求項9】
前記ショルダー溝のタイヤ周方向に対する最大の角度は、35~55°である、請求項7に記載の二輪車用タイヤ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二輪車用タイヤに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、トレッド部に互いに逆向きに傾斜した第1傾斜主溝及び第2傾斜主溝が設けられた自動二輪車用タイヤが提案されている。前記トレッド部は、第1トレッド端と、前記第1傾斜主溝及び前記第2傾斜主溝とに囲まれた第1領域を含む。前記第1領域は、複数のブロックを有している。前記複数のブロックのそれぞれは、各頂点の角度がいずれも45°以上とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-111973号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、オンロード走行を主体としつつ、オフロードもある程度走行できる二輪車が種々登場している。このような二輪車に用いられるタイヤには、例えば、オフロード走行時に、転倒せずに通過できるよう、オフロードでの直進安定性が要求される。また、前記タイヤは、オンロード及びオフロードの両方での使用が前提となるため、耐偏摩耗性能も要求される。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出なされたもので、オフロードでの直進安定性を保持しながら、オンロードでのハンドリング性能と耐偏摩耗性能とを向上させた二輪車用タイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、トレッド部を含む二輪車用タイヤであって、前記トレッド部は、第1トレッド端及び第2トレッド端と、前記第1トレッド端と前記第2トレッド端との間の接地面と、前記接地面に配された複数の溝と、タイヤ赤道から前記第1トレッド端までの前記接地面に沿った距離であるトレッド展開半幅とを含み、前記複数の溝は、タイヤ赤道上に配された複数のクラウン溝と、前記複数のクラウン溝よりも前記第1トレッド端側に配された複数のミドル溝と、前記複数のミドル溝よりも前記第1トレッド端側に配された複数のショルダー溝とを含み、前記複数のクラウン溝のそれぞれは、タイヤ周方向の一方側に凸となる向きに曲がったV字状であり、前記溝のそれぞれは、隣接する他の溝との最短距離が前記トレッド展開半幅の5%~30%となるように配置されている、二輪車用タイヤである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の二輪車用タイヤは、上記の構成を採用したことによって、オフロードでの直進安定性を保持しながら、オンロードでのハンドリング性能と耐偏摩耗性能とを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の二輪車用タイヤの一実施形態を示す断面図である。
図1のトレッド部の展開図である。
図2の複数のクラウン溝の拡大図である。
図2のB-B線断面図である。
複数のミドル溝の拡大図である。
複数のショルダー溝の拡大図である。
比較例の二輪車用タイヤのトレッド部の展開図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1は、本実施形態の二輪車用タイヤ1(以下、単に「タイヤ」ということがある。)の正規状態のタイヤ子午線断面図である。図2は、タイヤ1のトレッド部2のトレッドパターンを示す展開図である。図1は、図2のA-A線断面図に相当する。図1及び図2に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、オンロード走行を主体としつつ、オフロードもある程度走行できる自動二輪車(以下、「デュアルパーパス車両」という場合がある。)に用いられるタイヤであって、後輪用のものである。但し、本発明のタイヤ1は、このような態様に限定されるものではない。
【0010】
「正規状態」とは、各種の規格が定められた二輪車用タイヤの場合、タイヤが正規リムにリム組みされかつ正規内圧が充填され、しかも、無負荷の状態である。各種の規格が定められていないタイヤの場合、前記正規状態は、タイヤの使用目的に応じた標準的な使用状態であって無負荷の状態を意味する。本明細書において、特に断りがない場合、タイヤ各部の寸法等は、前記正規状態で測定された値である。とりわけ、各溝の寸法は、正規状態のトレッド部2の接地面を平面に展開したトレッド展開図において測定されたものである。
(【0011】以降は省略されています)

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