TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024061154
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-05-07
出願番号2022168900
出願日2022-10-21
発明の名称空気入りタイヤ
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B60C 9/00 20060101AFI20240425BHJP(車両一般)
要約【課題】転がり抵抗の増大を招くことなく車内騒音の低減を図ることができる空気入りタイヤを提供する。
【解決手段】空気入りタイヤ1は、トレッド部2と、サイドウォール部3と、ビード部4と、カーカス6と、カーカス6の内側を延びる内側ゴム10とを含む。内側ゴム10は、トレッド部2を第1厚さt1で延びる第1部分11と、サイドウォール部3を第2厚さt2で延びる第2部分12とを含む。第1厚さt1は、第2厚さt2よりも大きい。カーカス6は、カーカスコード6Bを含み、カーカスコード6Bの撚り係数は、2000~2500である。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
空気入りタイヤであって、
トレッド部と、
一対のサイドウォール部と、
一対のビード部と、
前記一対のビード部の間を延びるカーカスと、
前記カーカスの内側で前記一対のビード部の間を延びる内側ゴムとを含み、
前記内側ゴムは、前記トレッド部を第1厚さで延びる第1部分と、前記一対のサイドウォール部を第2厚さで延びる第2部分とを含み、
前記第1厚さは、前記第2厚さよりも大きく、
前記カーカスは、カーカスコードを含み、
前記カーカスコードの撚り係数は、2000~2500である、
空気入りタイヤ。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記第1厚さは、前記第2厚さの1.5~3.5倍である、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
【請求項3】
前記第1厚さは、2.0~4.5mmである、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項4】
前記カーカスは、一対のビード部の間を延びる本体部と、前記本体部に連なり、前記ビードコアの廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返される折返し部とを有し、
前記折返し部の先端は、前記本体部の最大幅位置よりもタイヤ半径方向外側に位置されている、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項5】
前記トレッド部は、接地面を構成するトレッドゴムを含み、
前記第1部分の70℃での損失正接tanδは、前記トレッドゴムの30℃での損失正接tanδ以下である、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項6】
前記第1部分の前記損失正接tanδは、前記トレッドゴムの前記損失正接tanδの0.4~0.7倍である、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
【請求項7】
前記トレッド部は、前記接地面を構成するキャップゴムと、前記キャップゴムのタイヤ半径方向の内側に配されたベースゴムとを含み、
前記第1部分の前記損失正接tanδは、前記ベースゴムの70℃における損失正接tanδBの0.4~0.7倍である、請求項5に記載の空気入りタイヤ。
【請求項8】
前記複数の周方向溝は、前記トレッド部の最も第1トレッド端の側をのびるショルダー周方向溝を含み、
前記第1部分のタイヤ軸方向の前記第1トレッド端の側の外端は、第1ショルダー周方向溝と前記第1トレッド端の間に位置している、請求項1又は2に記載の空気入りタイヤ。
【請求項9】
前記トレッド部には、前記カーカスのタイヤ半径方向外側に、ベルト層が配されており、
前記ベルト層は、第1ベルトプライと、前記第1ベルトプライのタイヤ半径方向外側に配された第2ベルトプライとを含み、
前記第1トレッド端の側において、前記第2ベルトプライのタイヤ軸方向の外端は、前記第1ベルトプライのタイヤ軸方向の外端よりもタイヤ軸方向の内側に位置し、
前記第1部分の前記外端は、前記第2ベルトプライの前記外端とタイヤ軸方向で同じ位置にあるか、又は、前記第2ベルトプライの前記外端よりもタイヤ軸方向の内側で、かつ、タイヤ軸方向に10mm以内に位置する、請求項8に記載の空気入りタイヤ。
【請求項10】
前記第1部分は、前記外端に向かって前記第1厚さが連続的に減少する部分を含む、請求項9に記載の空気入りタイヤ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気入りタイヤに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、必要なウェット性能を確保しながら、通過騒音の低減を図った空気入りタイヤが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-096037号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、空気入りタイヤの低騒音化に関する要望は、益々高まりつつある。走行中の空気入りタイヤにおいては、トレッド部において生じた振動がサイドウォール部及びビード部を介してリムひいては車体に伝わり、車内騒音として搭乗者に感知される。
【0005】
車内騒音は、例えば、損失正接tanδが大きいトレッドゴムを採用することにより、低減できる。しかしながら、かかる手法では、空気入りタイヤの転がり抵抗の増大を招来し、車両の燃費性能が悪化する。
【0006】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、転がり抵抗の増大を招くことなく車内騒音の低減を図ることができる空気入りタイヤを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
空気入りタイヤであって、
トレッド部と、
一対のサイドウォール部と、
一対のビード部と、
前記一対のビード部の間を延びるカーカスと、
前記カーカスの内側で前記一対のビード部の間を延びる内側ゴムとを含み、
前記内側ゴムは、前記トレッド部を第1厚さで延びる第1部分と、前記一対のサイドウォール部を第2厚さで延びる第2部分とを含み、
前記第1厚さは、前記第2厚さよりも大きく、
前記カーカスは、カーカスコードを含み、
前記カーカスコードの撚り係数は、2000~2500である。
【発明の効果】
【0008】
本発明の前記空気入りタイヤは、上記の構成を採用したことによって、転がり抵抗の増大を招くことなく車内騒音の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の空気入りタイヤの一実施形態を示す断面図である。
図1のトレッド部を拡大して示す断面図である。
図1のトレッド部の接地面の展開図である。
図1の第1部分の第1端部を拡大して示す断面図である。
本発明の別の実施形態の第1部分及び第2部分の拡大断面図である。
本発明のさらに別の実施形態の第1部分及び第2部分の拡大断面図である。
本発明のさらに別の実施形態のサイドウォール部の拡大断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。図1には、本発明の一実施形態を示す空気入りタイヤ1(以下、単に「タイヤ1」という場合がある。)の横断面図が示されている。図1は、正規状態におけるタイヤについての、回転軸を含む横断面図である。図1に示されるように、本実施形態のタイヤ1は、例えば、乗用車用の空気入りタイヤとして好適に使用される。但し、本発明は、このような態様に限定されるものではなく、例えば、重荷重用の空気入りタイヤに適用されても良い。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

住友ゴム工業株式会社
タイヤ
5日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
20日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
10日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
5日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
1か月前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
18日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
25日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
25日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
1か月前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
3日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ
1か月前
住友ゴム工業株式会社
動作解析装置
7日前
住友ゴム工業株式会社
動作解析装置
7日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤ試験方法
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
18日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
1か月前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
25日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
13日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
7日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
4日前
住友ゴム工業株式会社
重荷重用タイヤ
4日前
住友ゴム工業株式会社
二輪車用タイヤ
5日前
住友ゴム工業株式会社
二輪車用タイヤ
5日前
住友ゴム工業株式会社
空気入りタイヤ
11日前
住友ゴム工業株式会社
タイヤの研磨装置
13日前
続きを見る