特許ウォッチ

公開番号2024039832
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-25
出願番号2022144486
出願日2022-09-12
発明の名称椅子
出願人コクヨ株式会社
代理人個人
主分類A47C 9/02 20060101AFI20240315BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】好適な外観の形成に資する主脚本体部を適用し得るとともに当該主脚本体部に支持される脚フレーム部を好適に形成し得る設計の自由度に優れた椅子を提供する。
【解決手段】座を脚体により支持させた椅子であって、脚体Aが、複数の脚本体である前脚Ef及び後脚Erと、前脚Ef及び後脚Erに支持され座の下に配設された基部Dとを備えたものであり、前脚Ef及び後脚Erが、上下方向に延びてなる主脚本体部e1と、主脚本体部e1の上部分にのみ挿入される上下方向に延びた被挿入部分esを有し主脚本体部e1と基部Dとの間に介設された脚フレーム部e2とを備えたものとした。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項１】
座を脚体により支持させた椅子であって、
前記脚体が、複数の脚本体と、これら複数の脚本体に支持され前記座の下に配設された基部とを備えたものであり、
前記脚本体が、上下方向に延びてなる主脚本体部と、この主脚本体部の上部分にのみ挿入される上下方向に延びた被挿入部分を有し前記主脚本体部と前記基部との間に介設された脚フレーム部とを備えた椅子。
続きを表示（約 800 文字）【請求項２】
前記主脚本体部が、木製のものである請求項１記載の椅子。
【請求項３】
前記主脚本体部に、当該主脚本体部の長手方向に沿って前記被挿入部分が挿入されるフレーム収容穴が穿設されている請求項１記載の椅子。
【請求項４】
前記フレーム収容穴が、前記主脚本体部における長手寸法の二分の一よりも短い深さ寸法に設定されている請求項３記載の椅子。
【請求項５】
前記被挿入部分が、前記主脚本体部に対してねじにより固定されたものであり、
前記主脚本体部の上部に、当該主脚本体部に対して略直交する方向に延びてなるねじ挿通孔が設けられている請求項１記載の椅子。
【請求項６】
前記ねじ挿通孔に、前記ねじの頭部が収容される頭部収容凹部が形成されている請求項５記載の椅子。
【請求項７】
前記被挿入部分が、金属製のパイプ材により構成され前記ねじが挿通されるねじ挿通孔が設けられたパイプ形状部と、このパイプ形状部の内部に配設され前記ねじが螺着されるナット部が設けられたナット配設部材とを備えている請求項５記載の椅子。
【請求項８】
前記ナット配設部材が、全体として板状をなし、その下端部に他の部位よりも幅広に設定された幅広部が形成されたものであり、
前記パイプ形状部の下端部に、前記幅広部の両側端部が係合し得る一対の切欠部が設けられている請求項７記載の椅子。
【請求項９】
前記脚体が、左右に対をなす前記脚本体である前脚と、左右に対をなす前記脚本体である後脚とを備えたものであり、
前記前脚及び前記後脚を構成する前記主脚本体部が略角柱状に形成されたものであり、これら各主脚本体部の内側面が椅子全体における前後方向及び左右方向の中央部分を向くように設定されている請求項１記載の椅子。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、椅子に関する。
続きを表示（約 850 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、複数の脚本体を有した脚体に座を支持させた椅子が知られている（例えば、特許文献１を参照）。
【０００３】
近時、サスティナブルな社会を実現する一環として、オフィス等において用いられる椅子においても、脚本体に、例えば木製のものを適用することが検討され始めている。
【０００４】
ところが、この種の椅子では、金属製の部材が脚本体の主たる構成部分を担うものとなっており、木製の部品は単なる外装材的な役割を果たすだけのものとなっていた。
【０００５】
なお、以上の事情は、脚本体に木製以外のものを適用する場合においても同様である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特許第４３３１３６６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、少なくとも、好適な外観の形成に資する主脚本体部を適用し得るとともに当該主脚本体部に支持される脚フレーム部を好適に形成し得る設計の自由度に優れた椅子を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
【０００９】
請求項１に記載の発明は、座を脚体により支持させた椅子であって、前記脚体が、複数の脚本体と、これら複数の脚本体に支持され前記座の下に配設された基部とを備えたものであり、前記脚本体が、上下方向に延びてなる主脚本体部と、この主脚本体部の上部分にのみ挿入される上下方向に延びた被挿入部分を有し前記主脚本体部と前記基部との間に介設された脚フレーム部とを備えた椅子である。
【００１０】
請求項２に記載の発明は、前記主脚本体部が、木製のものである請求項１記載の椅子である。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許