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公開番号2024019988
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-02-14
出願番号2022122813
出願日2022-08-01
発明の名称発電装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類F03B 17/06 20060101AFI20240206BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】従来技術に比して、差動装置の耐久性を向上させ得る技術を提供する。
【解決手段】本明細書が開示する発電装置は、流体のエネルギーを回転運動に変換する第1回転体及び第2回転体と、第1回転体に第1伝達経路を介して接続されているとともに、第2回転体に第2伝達経路を介して接続されており、第1回転体の回転運動と第2回転体の回転運動とを合成して出力する差動装置と、差動装置の出力する回転運動を電気エネルギーに変換する発電機と、を備える。第1回転体と第2回転体は、第1方向に沿って配列されている。差動装置は、第1回転体及び第2回転体に対して、第1方向に垂直な第2方向へオフセットして配置されている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
流体のエネルギーを回転運動に変換する第1回転体及び第2回転体と、
前記第1回転体に第1伝達経路を介して接続されているとともに、前記第2回転体に第2伝達経路を介して接続されており、前記第1回転体の回転運動と前記第2回転体の回転運動とを合成して出力する差動装置と、
前記差動装置の出力する回転運動を電気エネルギーに変換する発電機と、
を備え、
前記第1回転体と前記第2回転体は、第1方向に沿って配列されており、
前記差動装置は、前記第1回転体及び前記第2回転体に対して、前記第1方向に垂直な第2方向へオフセットして配置される、
発電装置。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記第1方向は、水平方向であり、
前記第2方向は、鉛直方向であり、
前記差動装置は、前記第1回転体及び前記第2回転体よりも、鉛直上方に位置する、
請求項1に記載の発電装置。
【請求項3】
前記第1伝達経路は、前記第1回転体から上方に延びる第1縦回転軸と、前記第1縦回転軸から前記差動装置へ水平方向に延びる第1横回転軸と、前記第1縦回転軸と前記第1横回転軸とを互いに連結する第1変速機と、を有し、
前記第2伝達経路は、前記第2回転体から上方に延びる第2縦回転軸と、前記第2縦回転軸から前記差動装置へ水平方向に延びる第2横回転軸と、前記第2縦回転軸と前記第2横回転軸とを互い連結する第2変速機と、を有する、
請求項2に記載の発電装置。
【請求項4】
前記流体は、水であり、
前記差動装置は、前記流体を下方に誘導する堰を介して前記流体と対向しており、
前記発電機は、前記差動装置に対して前記堰とは反対側に位置する、
請求項2に記載の発電装置。
【請求項5】
前記差動装置と前記発電機との間に設けられた第3変速機をさらに備える、請求項1に記載の発電装置。
【請求項6】
前記第3変速機と前記発電機との間に設けられているとともに、前記第3変速機と前記発電機との接続を遮断する遮断機をさらに備える、請求項5に記載の発電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書に開示の技術は、発電装置に関し、特に、流体のエネルギーを回転運動に変換する回転体(例えば、水車や風車)を有する発電装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、第1の回転体(特許文献1では、第1翼車と称している)と、第2の回転体(特許文献1のでは、第2翼車と称している)と、両回転体の間に設けられる差動装置(特許文献1では、差動歯車装置と称している)とを備える発電装置が開示されている。差動装置は、第1の回転体及び前記第2の回転体の回転運動を合成し、発電機の入力軸に伝達する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-115027号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の発電装置では、第1回転体と第2回転体との間に、差動装置が同軸に配置されている。このような構成であると、差動装置が流体に晒されるおそれが高く、差動装置の耐久性を悪化させるおそれがある。本明細書では、従来技術に比して、差動装置の耐久性を向上させ得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する発電装置は、流体のエネルギーを回転運動に変換する第1回転体及び第2回転体と、前記第1回転体に第1伝達経路を介して接続されているとともに、前記第2回転体に第2伝達経路を介して接続されており、前記第1回転体の回転運動と前記第2回転体の回転運動とを合成して出力する差動装置と、前記差動装置の出力する回転運動を電気エネルギーに変換する発電機と、を備える。前記第1回転体と前記第2回転体は、第1方向に沿って配列されている。前記差動装置は、前記第1回転体及び前記第2回転体に対して、前記第1方向に垂直な第2方向へオフセットして配置されている。
【0006】
上述した車両では、差動装置が、流体内で第1方向に沿って配列されている第1回転体及び第2回転体に対して、第1方向に垂直な第2方向へオフセットして配置される。このため、差動装置が、流体の外部に配置される。その結果、本明細書が開示する発電装置では、差動装置が流体に晒されにくい。これにより、発電装置は、従来技術に比して、差動装置の耐久性を向上させ得る。
【0007】
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「発明を実施するための形態」にて説明する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例の発電装置100の正面図を示す。
実施例の発電装置100の側面図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本技術の一実施形態では、前記第1方向は、水平方向であり、前記第2方向は、鉛直方向であってもよい。その場合、前記差動装置は、前記第1回転体及び前記第2回転体よりも、鉛直上方に位置してもよい。但し、別の実施形態では、例えば、第1方向が鉛直方向であり、第2方向が水平方向であってもよい。
【0010】
本技術の一実施形態では、前記第1伝達経路は、前記第1回転体から上方に延びる第1縦回転軸と、前記第1縦回転軸から前記差動装置へ水平方向に延びる第1横回転軸と、前記第1縦回転軸と前記第1横回転軸とを互いに連結する第1変速機と、を有してもよい。前記第2伝達経路は、前記第2回転体から上方に延びる第2縦回転軸と、前記第2縦回転軸から前記差動装置へ水平方向に延びる第2横回転軸と、前記第2縦回転軸と前記第2横回転軸とを互い連結する第2変速機と、を有してもよい。このような構成によると、例えば、第1縦回転軸の回転運動を、第1横回転軸の回転運動に変換する機構を利用して、これらの回転数を変速することができる。これにより、当該機構と第1変速機とを別々に備える構成に比して、構造を簡略化することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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