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公開番号2023059191
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-26
出願番号2021169190
出願日2021-10-14
発明の名称柱梁架構
出願人大成建設株式会社
代理人個人
主分類E04B 1/58 20060101AFI20230419BHJP(建築物)
要約【課題】鋼管柱と容易かつ高い接合強度で接合でき、かつ、スパン長さに合わせて梁長さを自在に調整できる、柱梁架構を提供すること。
【解決手段】柱梁架構1は、一対のCFT柱30と、一対のCFT柱30同士を連結する中間合成梁40Aおよび上側合成梁40Bと、一対のCFT柱30同士の間に設けられた鉄筋コンクリート壁50と、を備える。中間合成梁40Aおよび上側合成梁40Bは、CFT柱30に接合された一対の端部鋼材41と、一対の端部鋼材41同士を連結する中央部鉄筋42と、端部鋼材41および中央部鉄筋42が埋設されたコンクリート体45と、を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
鋼管柱と鉄筋コンクリート壁とを備える合成構造の柱梁架構であって、
一対の鋼管柱と、
前記一対の鋼管柱同士を連結する梁と、
前記一対の鋼管柱同士の間に設けられた鉄筋コンクリート壁と、を備え、
前記梁は、前記鋼管柱に接合されたフランジを有する一対の端部鋼材と、前記一対の端部鋼材同士を連結する中央部鋼材と、前記端部鋼材および前記中央部鋼材が埋設されたコンクリート体と、を備えていることを特徴とする柱梁架構。
続きを表示(約 240 文字)【請求項2】
前記梁のコンクリート体の両側面のうち少なくとも一方は、前記鉄筋コンクリート壁の壁面と面一または前記鉄筋コンクリート壁の壁面よりも内側に位置することを特徴とする請求項1に記載の柱梁架構。
【請求項3】
前記鉄筋コンクリート壁の縦筋は、前記縦筋の端部が前記梁のコンクリート体の内部に位置する、あるいは、前記縦筋が前記梁のコンクリート体を貫通することで、前記梁のコンクリート体に定着されることを特徴とする請求項1または2に記載の柱梁架構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋼管柱と鉄筋コンクリート壁とを備える合成構造の柱梁架構に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来より、鉄骨柱と鉄筋コンクリート壁との接合構造が知られている(特許文献1~3参照)。
特許文献1には、鋼管柱と、この鋼管柱に接合された耐震壁と、を有する鋼管柱構造体が示されている。鋼管柱のうち耐震壁のストラット応力が作用する個所には、増肉加工がされている。
特許文献2には、鉄筋コンクリート造の耐震壁と鋼管柱との接合構造が示されている。鋼管柱の外面には、スタッドボルトや溝形部材などの剪断力伝達部材が突設され、この剪断力伝達部材は、耐震壁のコンクリートに埋め込まれている。鋼管柱は、内部にコンクリートが充填されたコンクリート充填鋼管柱となっている。
【0003】
特許文献3には、H形鋼柱とRC耐震壁との接合構造が示されている。H形鋼柱のウエブには、複数の剪断力伝達部材が設けられ、これら剪断力伝達部材は、RC耐震壁に埋設されている。
特許文献4には、RC柱と、このRC柱の上端部に結合された、水平方向に適宜間隔を空けて配置された一対の鉄骨梁と、を備える壁構造が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-352153号公報
特開平11-324108号公報
特開2002-227327号公報
特開平06-129042号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、鋼管柱と容易かつ高い接合強度で接合でき、かつ、スパン長さに合わせて梁長さを自在に調整できる、柱梁架構を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鉄筋コンクリート壁を含む鉄骨系架構において、一対をなす鋼管柱同士を、フランジを有する端部鋼材と中央部鋼材とを備えた合成梁で連結することで、スパン長さに応じで梁長さを自在に調整でき、かつ、鋼管柱と合成梁を高い接合強度で接合できる点に着眼して、本発明に至った。
第1の発明の柱梁架構(例えば、後述の柱梁架構1)は、鋼管柱(例えば、後述のCFT柱30)と鉄筋コンクリート壁(例えば、後述の鉄筋コンクリート壁50)とを備える合成構造の柱梁架構であって、一対の鋼管柱と、前記一対の鋼管柱同士を連結する梁(例えば、後述の中間合成梁40A、上側合成梁40B)と、前記一対の鋼管柱同士の間に設けられた鉄筋コンクリート壁と、を備え、前記梁は、前記鋼管柱に接合されたフランジ(例えば、後述のフランジ46)を有する一対の端部鋼材(例えば、後述の端部鋼材41)と、前記一対の端部鋼材同士を連結する中央部鋼材(例えば、後述の中央部鉄筋42、ウエブ47)と、前記端部鋼材および前記中央部鋼材が埋設されたコンクリート体(例えば、後述のコンクリート体45)と、を備えていることを特徴とする。
【0007】
この発明によれば、鋼管柱および鉄筋コンクリート壁を備える合成構造として、一対の鋼管柱同士を、端部鋼材および中央部鋼材を備えた合成梁で連結した。よって、梁端部の端部鋼材を鋼管柱に接合したので、梁と鋼管柱と容易かつ高い接合強度で接合できる。また、一対の鋼管柱同士を連結する合成梁は、端部鋼材および中央部鋼材を覆うようにコンクリート体を形成すれば良く、施工が比較的容易である。
また、中央部鋼材として鉄筋を用いた場合には、梁の全長に亘って鋼材を配置するのではなく、梁の端部のみにフランジを有する鋼材を配置するので、スパン長さに合わせて梁長さを自在に調整可能であり、建物の設計の自由度を高めることができる。
【0008】
第2の発明の柱梁架構は、前記梁のコンクリート体の両側面のうち少なくとも一方は、前記鉄筋コンクリート壁の壁面と面一または前記鉄筋コンクリート壁の壁面よりも内側に位置することを特徴とする。
この発明によれば、梁の少なくとも一側面を、鉄筋コンクリート壁の壁面と面一または鉄筋コンクリート壁の壁面よりも内側に配置した。よって、梁型が鉄筋コンクリート壁の壁面から突出しないから、使い勝手の良い屋内空間または屋外空間を実現できる。
【0009】
第3の発明の柱梁架構は、前記鉄筋コンクリート壁の縦筋は、前記縦筋の端部が前記梁のコンクリート体の内部に位置する、あるいは、前記縦筋が前記梁のコンクリート体を貫通することで、前記梁のコンクリート体に定着されることを特徴とする。
この発明によれば、鉄筋コンクリート壁の縦筋の端部を梁のコンクリート体の内部に位置させる、あるいは、この縦筋を梁のコンクリート体に貫通させることで、鉄筋コンクリート壁の縦筋を梁のコンクリート体に定着させた。よって、鉄筋コンクリート壁の縦筋に特別な加工を行うことなく、鉄筋コンクリート壁の縦筋を梁のコンクリート体に定着させることができ、強固な合成構造を実現できる。
【0010】
第4の発明の柱梁架構は、前記端部鋼材は、H形鋼と、前記H形鋼のウエブに沿ってまたは前記ウエブと交差方向に延びる補剛プレートと、を備え、前記中央部鉄筋は、前記補剛プレートに接合されることを特徴とする。
この発明によれば、H形鋼に補剛プレートを設け、この補剛プレートに中央部鉄筋を接合したので、補剛プレートにより端部鋼材の剛性を向上できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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