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公開番号2023057480
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-21
出願番号2021167039
出願日2021-10-11
発明の名称バインダー
出願人個人
代理人
主分類B42F 13/16 20060101AFI20230414BHJP(製本;アルバム;ファイル;特殊印刷物)
要約【課題】表・裏表紙部が連結部を介して左右に連設され、表・裏表紙部の間に用紙等を挟んだ状態で縦方向にZ折り可能とされたバインダーにおける表・裏表紙部の歪みや連結部の損傷を防止する。
【解決手段】表・裏表紙部2、3が連結部4を介して左右に連設され、表・裏表紙部2、3のそれぞれに、左右方向に延びる複数の折り線11～14が設けられ、表・裏表紙部2、3の間に用紙Pを挟んだ状態で縦方向にZ折り可能に構成されるとともに、連結部4が、間隔をおいて上下に直列状に配置されたルーズリング19を含み、ルーズリング19が表・裏表紙部2、3、および用紙を連結するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
表・裏表紙部が連結部を介して左右に連設され、前記表・裏表紙部のそれぞれに、左右方向に延びる複数の折り線が設けられ、前記表・裏表紙部の間に用紙等を挟んだ状態で縦方向にＺ折り可能とされたバインダーにおいて、前記連結部が、間隔をおいて上下に直列状に配置されたルーズリングを含み、前記ルーズリングが前記表・裏表紙部、および前記用紙を連結することを特徴とするバインダー。
続きを表示（約 340 文字）【請求項２】
前記複数の折り線を介して、前記表表紙部は、表上板と、表中板と、表帯板と、表下板と、これらと等しい横幅の表フラップとを、この順に連設するとともに、前記裏表紙部は、表フラップと等しい横幅の裏フラップと、前記表上板より広い縦幅の裏上板と、前記表帯板と等しい縦幅の裏帯板と、前記表中板と等しい縦幅の裏中板と、前記表下板より狭い縦幅の裏下板とを、この順に連設し、
前記連結部は、前記表上板と前記裏上板と、および、前記表下板と前記裏下板とを屈曲自在に連結し、前記表帯板および前記表中板と、前記裏中板および前記裏帯板とは非連結とし、
前記表フラップと前記裏帯板と、および、前記裏フラップと前記表帯板とを互いに係止可能に構成した
請求項１に記載のバインダー。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、用紙や紙資料等を収納するバインダーに係るもので、より詳しくは、左右に見開きにして使用するとともに、携帯する場合には、見開きを閉じ、さらに縦方向にもコンパクトに折り畳むことのできる、バインダーに関するものである。
続きを表示（約 1,300 文字）【背景技術】
【０００２】
従来の用紙や紙資料等を収納するファイル（以下、「バインダー」という）として、例えば、綴じ具と平行な折線で用紙等を折り畳むことによってコンパクト性を向上するものが知られているが、これらは綴じ具と同じ方向に用紙等を折り畳むことができなかった。
【０００３】
こうした欠点を改善するために、図４に示すように、綴じ具と垂直な折線で折り畳むことで、バインダーを左右に見開き使用する使い勝手を維持しつつ、バインダーに求められる携帯性、コンパクト性を向上する発明がなされている。
【０００４】
しかしながら、このようなバインダーでは、図５に示すように、折り畳みに対する用紙等の反発力で長さ方向中央部が膨らみやすく、このときの表・裏表紙部の歪みによる応力が連結部に集中して、連結部が壊れやすいという問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００５】
特開２０２１－０５９０８４号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００６】
そこで、本発明は、上述の課題を解消すべく案出されたもので、綴じ具と垂直な折線でＺ折りされたバインダーにおける表・裏表紙部の歪みや連結部の損傷を防止することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上述の目的を達成すべく本発明の第１の構成は、表・裏表紙部が連結部を介して左右に連設され、前記表・裏表紙部のそれぞれに、左右方向に延びる複数の折り線が設けられ、前記表・裏表紙部の間に用紙等を挟んだ状態で縦方向にＺ折り可能とされたバインダーにおいて、前記連結部が、間隔をおいて上下に直列状に配置された多連の開閉リング（以下、「ルーズリング」という）を含み、前記ルーズリングが前記表・裏表紙部、および前記用紙を連結するものである。
【０００８】
また、第２の構成は、前記複数の折り線を介して、前記表表紙部は、表上板と、表中板と、表帯板と、表下板と、前記表フラップとを、この順に連設するとともに、前記裏表紙部は、前記裏フラップと、前記表上板より広い縦幅の裏上板と、前記表帯板と等しい縦幅の裏帯板と、前記表中板と等しい縦幅の裏中板と、前記表下板より狭い縦幅の裏下板とを、この順に連設し、前記連結部は、前記表上板と前記裏上板と、および、前記表下板と前記裏下板とを屈曲自在に連結し、前記表帯板および前記表中板と、前記裏中板および前記裏帯板とは非連結とし、前記表フラップと前記裏帯板と、および、前記裏フラップと前記表帯板とを互いに係止可能に構成したものである。
【発明の効果】
【０００９】
本発明は、上述の如く構成したことにより、当初の目的を達成する。
【００１０】
すなわち、表・裏表紙部が連結部を介して左右に連設され、左右見開きにした状態で用紙を縦置きして使用できるとともに、表・裏表紙部の間に用紙等を挟んだ状態で縦方向にＺ折り可能である。
（【００１１】以降は省略されています）

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