TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2023046503
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-04-05
出願番号2021155125
出願日2021-09-24
発明の名称ヘルメット及び顎紐
出願人株式会社SHOEI
代理人個人,個人
主分類A42B 3/08 20060101AFI20230329BHJP(頭部に着用するもの)
要約【課題】ヘルメットの顎紐を引張荷重に対して伸びにくくするヘルメットを提供する。
【解決手段】帽体と、帽体の内側に配置される顎紐11と、を備えるヘルメットであって、顎紐11は、複数の経糸11Bと、複数の緯糸と、によって紐状に織られ、複数の経糸11Bは、第1繊維から構成された第1経糸と、超高分子量ポリエチレン製の第2繊維から構成された第2経糸20Bと、を含み、第2繊維は、前記第1繊維よりも引張強度及び弾性率が高く、緯糸は、第1繊維から構成される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
帽体と、前記帽体の内側に配置される顎紐と、を備えるヘルメットであって、
前記顎紐は、複数の緯糸と、複数の経糸と、によって紐状に織られ、
複数の前記経糸は、第1繊維で構成された第1経糸と、超高分子量ポリエチレン製の第2繊維で構成された第2経糸と、を含み、
前記第2繊維は、前記第1繊維よりも引張強度及び弾性率が高く、
前記緯糸は、前記第1繊維から構成される
ヘルメット。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記顎紐において、複数の前記第2経糸が前記緯糸の延在方向に、等間隔に並んで設けられる
請求項1に記載のヘルメット。
【請求項3】
前記顎紐は、長さを調整する紐長調整部を備える
請求項1または2に記載のヘルメット。
【請求項4】
前記紐長調整部は、ステンレス製である
請求項3に記載のヘルメット。
【請求項5】
前記経糸において、前記第2経糸が占める表面積の割合は、0%より大きく、かつ、43.6%以下である
請求項1ないし4のうち何れか一項に記載のヘルメット。
【請求項6】
前記経糸において、前記第2経糸が占める表面積の割合が0%より大きく、かつ、23.0%以下である
請求項1ないし4のうち何れか一項に記載のヘルメット。
【請求項7】
帽体の内側に配置されるヘルメットに用いられる顎紐であって、
前記顎紐は、複数の緯糸と、複数の経糸と、によって紐状に織られ、
複数の前記経糸は、第1繊維で構成された第1経糸と、超高分子量ポリエチレン製の第2繊維で構成された第2経糸と、を含み、
前記第2繊維は、前記第1繊維よりも引張強度及び弾性率が高く、
前記緯糸は、前記第1繊維から構成される
顎紐。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ヘルメット及び顎紐に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
二輪車用ヘルメットにおいて、帽体の内側には、一対の顎紐が取り付けられる。顎紐は、顎紐取付け金具を介して帽体に取り付けられる(例えば、特許文献1参照)。顎紐は、紐長調整部によってその長さが調整される。これによって、顎紐は、帽体を装着者の頭部と密着した状態で保持する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-137635号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
顎紐は、帽体に対して強い荷重が作用するような緊急時においても、帽体を装着者の頭部から脱げないように保持する必要が有る。顎紐は、緊急時にヘルメットの衝撃吸収性能をより好適に発揮させる観点から、帽体と装着者の頭部とが密着した状態をなるべく維持させるために、引張荷重に対して伸びにくい構成が望まれている。
【0005】
例えば、顎紐の幅、もしくは、厚みを増加させて顎紐をより太くすることで、引張荷重に対して顎紐を伸びにくくすることができる。しかし、顎紐をより太くした場合では、重量の増加、屈曲性の低下などの問題が生じる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するためのヘルメットは、帽体と、前記帽体の内側に配置される顎紐と、を備えるヘルメットであって、前記顎紐は、複数の緯糸と、複数の経糸と、によって紐状に織られ、複数の前記経糸は、第1繊維で構成された第1経糸と、超高分子量ポリエチレン製の第2繊維で構成された第2経糸と、を含み、前記第2繊維は、前記第1繊維よりも引張強度及び弾性率が高く、前記緯糸は、前記第1繊維から構成される。
【0007】
上記構成によれば、顎紐において、経糸が第1経糸と第2経糸とを含むことで、第2経糸によって顎紐の伸びを低減しつつ、第1経糸によって顎紐を肌触りのよいものとすることができる。
【0008】
上記ヘルメットにおいて、複数の前記第2経糸が前記緯糸の延在方向に、等間隔に並んで設けられる構成としてもよい。上記構成によれば、顎紐において、複数の第2経糸が緯糸の延在方向に等間隔に並んで設けられることで、緯糸の延在方向において、顎紐に負荷される引張荷重を均一にできる。したがって、経糸を構成する第1経糸及び第2経糸によって、引張荷重を好適に分散できる。
【0009】
上記ヘルメットにおいて、前記顎紐は、長さを調整する紐長調整部を備える構成としてもよい。第2経糸は、第1経糸よりも滑り易い特性を有する。上記構成によれば、経糸は、第1経糸と第2経糸と、を備えていることで、紐長調整部を設けても、顎紐の伸びを低減しつつ、顎紐の紐長調整部に対する滑りを抑制できる。
【0010】
上記ヘルメットにおいて、前記紐長調整部は、ステンレス製としてもよい。上記構成によれば、顎紐において、紐長調整部を構成するコキ鐶やD鐶などの締付金具をステンレスといった軽量で高強度の金属材料で構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
帽子
11か月前
個人
簡易型帽子
15日前
個人
通気性帽子
10か月前
個人
遠赤外線放射帽子
10日前
個人
マフラー付帽子
10か月前
株式会社シゲマツ
帽子
8か月前
株式会社シゲマツ
帽子
9か月前
株式会社シゲマツ
帽子
10か月前
住友金属鉱山株式会社
頭用の保護具
22日前
株式会社雀宮産業
フェイスガード
12か月前
株式会社サンロード
衛生キャップ
6か月前
株式会社サンロード
衛生キャップ
11か月前
株式会社イエロー
頭部保護具
6か月前
株式会社イエロー
頭部保護具
6か月前
個人
顔面フェイスシールドエアーカーテン
10か月前
チョ、ソン ジェ
後方カメラ付き帽子
3か月前
株式会社SHOEI
ヘルメット
7か月前
株式会社SHOEI
ヘルメット
11か月前
ユニット株式会社
ヘルメット装着用表示具
15日前
株式会社イエロー
帽子用内装材、帽子
2か月前
大阪シーリング印刷株式会社
接続部材
1か月前
ミドリ安全株式会社
フード
7か月前
大阪シーリング印刷株式会社
サンバイザー
1か月前
不二オフセット株式会社
サンバイザーシート
4か月前
株式会社Berry
頭蓋形状矯正ヘルメット
4か月前
個人
帽子用サイズテープ、帽子、及び帽子用積層生地
1か月前
個人
キャップに着脱自在な額付近に送気する冷却装置
3か月前
ジェントス株式会社
ヘルメット用器具類取付装置
8か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
4か月前
株式会社トーアボージン
防災面
2か月前
株式会社SHOEI
シート取付構造及びヘルメット
4か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
4か月前
株式会社谷沢製作所
産業用安全帽
4か月前
DIC株式会社
安全帽
11か月前
国立株式会社
防塵フード、インナーキャップ及び頭巾
4か月前
DIC株式会社
安全帽
11か月前
続きを見る