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公開番号2025164763
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-10-30
出願番号2025069015
出願日2025-04-18
発明の名称洗浄用の液体吐出ノズル及び洗浄対象物の洗浄方法
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類B05B 1/06 20060101AFI20251023BHJP(霧化または噴霧一般;液体または他の流動性材料の表面への適用一般)
要約【課題】精度よく液体を洗浄対象物表面の汚れにあてることができ、安全かつ効率的に洗浄対象物表面の汚れを洗浄することができる、洗浄用の液体吐出ノズル及びその使用方法を提供すること。
【解決手段】
ノズル1は、洗浄用の液体吐出ノズルである。ノズル1は、液体が吐出される1又は2以上の貫通孔21を備えた吐出板2を有していることが好ましい。貫通孔21は、液体Lの吐出方向Fに向かって内径が減少するテーパー形状を有していることが好ましい。貫通孔21における吐出口23の内径が10μm以上200μm以下であることが好ましい。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
洗浄用の液体吐出ノズルであって、
液体が吐出される1個又は2個以上の貫通孔を備えた吐出板を有しており、
前記貫通孔は、液体の吐出方向に向かって内径が減少するテーパー形状を有し、
前記貫通孔における吐出口の内径が10μm以上200μm以下である、洗浄用の液体吐出ノズル。
続きを表示(約 690 文字)【請求項2】
前記貫通孔における流入口の内径が20μm以上500μm以下である、請求項1に記載の洗浄用の液体吐出ノズル。
【請求項3】
前記貫通孔によって形成される吐出流路の長さが100μm以上3000μm以下である、請求項1に記載の洗浄用の液体吐出ノズル。
【請求項4】
前記液体吐出ノズルは、該ノズルの全質量に対して、熱可塑性樹脂を50質量%以上含む、請求項1に記載の洗浄用の液体吐出ノズル。
【請求項5】
前記吐出板における単位面積(1cm

)当たりの前記貫通孔の個数は、20個/cm

以上1500個/cm

以下である、請求項1に記載の洗浄用の液体吐出ノズル。
【請求項6】
請求項1に記載の洗浄用の液体吐出ノズルを用いた洗浄方法であって、
前記貫通孔の前記吐出口から液体を吐出し、該液体を洗浄対象物の洗浄対象部位に当てることで洗浄対象物表面の汚れを除去する、洗浄方法。
【請求項7】
前記吐出口と前記洗浄対象部位との間の距離を0.5mm以上300mm以下にして洗浄対象物表面の汚れを除去する、請求項6に記載の洗浄方法。
【請求項8】
前記液体の吐出速度を10m/sec以上40m/sec以下にして洗浄対象物表面の汚れを除去する、請求項6に記載の洗浄方法。
【請求項9】
前記液体の供給圧力を0.05MPa以上10MPa以下にして洗浄対象物表面の汚れを除去する、請求項6に記載の洗浄方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、洗浄用の液体吐出ノズル及び洗浄対象物の洗浄方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、洗浄対象物表面に液体を吐出して洗浄する洗浄装置が知られている。例えば、特許文献1には、噴射ノズル孔を有する液体噴射ノズルと、液体を加圧して該液体噴射ノズルに送る加圧液体供給部と、該加圧液体供給部の動作を制御して該噴射ノズル孔から噴射される該液体を連続流から液滴に分裂した状態で飛翔させる制御部とを備える洗浄装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-128918号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洗浄対象物表面に液体を吐出して洗浄する洗浄装置は、洗浄対象物表面の汚れを安全且つ効率的に洗浄できることが好ましい。しかしながら、前記の洗浄装置は吐出された液体が拡散又は分散してしまい(図9参照)、所望の部位に液体を精度良く当てることが困難であった。そのため、例えば液体が目に入る等、意図しない部位まで液体が当たる場合があった。その他、洗浄対象物表面の効率的な洗浄が困難となる場合があった。特許文献1に記載の洗浄装置は、吐出された液体の拡散の抑制について何ら検討されておらず、改善の余地があった。
【0005】
したがって、本発明の課題は、精度よく液体を洗浄対象物表面の汚れに当てることができ、安全且つ効率的に洗浄対象物表面の汚れを洗浄することができる、洗浄用の液体吐出ノズル及びその使用方法を提供に関する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、洗浄用の液体吐出ノズルに関する。
一実施形態において、液体が吐出される1個又は2個以上の貫通孔を備えた吐出板を有していることが好ましい。
一実施形態において、前記貫通孔は、液体の吐出方向に向かって内径が減少するテーパー形状を有していることが好ましい。
一実施形態において、前記貫通孔における吐出口の内径が10μm以上200μm以下であることが好ましい。
【0007】
また本発明は、洗浄用の液体吐出ノズルを用いた洗浄方法に関する。
一実施形態において、前記貫通孔の前記吐出口から液体を吐出し、該液体を洗浄対象物の洗浄対象部位に当てることで洗浄対象物表面の汚れを除去することが好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、吐出された液体を精度よく洗浄対象物表面の汚れにあてることができ、安全かつ効率的に洗浄対象物表面の汚れを洗浄することができる、洗浄用の液体吐出ノズルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1(a)は、本発明の液体吐出ノズルの好ましい一実施形態を示す斜視図である。図1(b)は、図1(a)のI―I線断面図である。
図2(a)は、図1に示す貫通孔の拡大断面図である。図2(b)は、該貫通孔の別の実施形態を示す拡大断面図である。
図3は、図1に示すノズルにおける吐出板の平面図である。
図4(a)は、図3に示す貫通孔の配置を示す平面図である。図4(b)は、該貫通孔の配置の別の実施形態を示す平面図である。
図5は、本発明に係る貫通孔の別の実施形態を示す図2相当図である。
図6は、図1に示すノズルから液体が連続流の状態で吐出される状態を模式的に示す側面図である。
図7は、図1に示すノズルの使用方法を説明するための図であって、肌を洗浄する状態を示す斜視図である。
図8は、図1に示すノズルの使用方法を説明するための図であって、歯の表面を洗浄する状態を示す拡大斜視図である。
図9は、従来の液体吐出ノズルから液体が吐出される状態を示す側面写真である。
図10は、本発明の液体吐出ノズルから液体が吐出される状態を示す側面写真である。
図11は、本発明に係る貫通孔の更に別の実施形態を示す図2相当図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の洗浄用の液体吐出ノズル1(以下「ノズル1」ともいう)を、その好ましい実施形態を参照しながら説明する。
本発明のノズル1は、典型的には、ケラチン物質、歯等を含む洗浄対象物表面Sの洗浄に用いられる。洗浄対象物としては、好ましくはヒトであるが、ヒト以外の動物、例えば、犬や猫等のペットであってもよい。ケラチン物質は皮膚、頭皮、毛髪、爪等を含む。皮膚は顔、腕、手、足、背中等の部位における皮膚を含む。ノズル1で洗浄する洗浄対象物表面Sの汚れとしては、典型的には、皮脂、汗、古い角質、花粉、黄砂、PM2.5、泥、砂、ウイルス、食べ物、歯垢等を含む。ノズル1は、その内部に液体Lの流路を有している。
(【0011】以降は省略されています)

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