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公開番号
2025142002
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-29
出願番号
2025115833,2024078068
出願日
2025-07-09,2020-01-15
発明の名称
折りたたみ型ディスプレイ及び携帯端末機器
出願人
東洋紡株式会社
代理人
主分類
G09F
9/00 20060101AFI20250919BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】量産性に優れており、繰り返し折り曲げた後に折りたたみ部分で表示される画像に乱れを生じるおそれがない折りたたみ型ディスプレイと、そのような折りたたみ型ディスプレイを搭載した携帯端末機器を提供すること。
【解決手段】下記条件を満足するポリエステルフィルムの表面保護フィルムおよび偏光子を有し、前記ポリエステルフィルムの遅相軸と偏光子の吸収軸とがなす角度が10~80度である折りたたみ型ディスプレイ。
(1)屈曲方向の屈折率が1.590~1.620
(2)折りたたみ部の方向の屈折率が1.670~1.700
(3)厚み方向の屈折率が1.520以下
(4)密度が1.380g/cm
3
以上
(ここで、屈曲方向とは、ポリエステルフィルムを折りたたむ際の折りたたみ部と直交する方向をいう。)
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
下記条件を満足するポリエステルフィルムの表面保護フィルムおよび偏光子を有し、前記ポリエステルフィルムの遅相軸と偏光子の吸収軸とがなす角度が10~80度である折りたたみ
型デ
ィスプレイ。
(1)屈曲方向の屈折率が1.590~1.620
(2)折りたたみ部の方向の屈折率が1.670~1.700
(3)厚み方向の屈折率が1.520以下
(4)密度が1.380g/cm
3
以上
(
ここで、屈曲方向とは、ポリエステルフィルムを折りたたむ際の折りたたみ部と直交する方向をいう。)
続きを表示(約 430 文字)
【請求項2】
前記ポリエステルフィルムの面内リタデーション(Re)が3000~30000nmである請求項1に記載の折りたたみ
型デ
ィスプレイ。
【請求項3】
前記ポリエステルフィルムの全光線透過率が85%以上、ヘイズが3%以下、かつ、最大熱収縮率が6%以下である請求項1または2に記載の折りたたみ
型デ
ィスプレイ。
【請求項4】
前記ポリエステルフィルムの少なくとも片面に易接着層を有する請求項1~3のいずれかに記載の折りたたみ
型デ
ィスプレイ。
【請求項5】
前記ポリエステルフィルムの少なくとも片面に、厚みが1~50μmのハードコート層を有する請求項1~4のいずれかに記載の折りたたみ
型デ
ィスプレイ。
【請求項6】
請求項1~5のいずれかに記載の折りたたみ
型デ
ィスプレイを有する携帯端末機器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は折りたたみ型ディスプレイ及び携帯端末機器に関し、繰り返し折りたたんでも、フィルムの変形による画像の乱れの起こり難い折りたたみ型ディスプレイ及び携帯端末機器に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
携帯端末機器の薄膜軽量化が進み、スマートフォンに代表される携帯端末機器が広く普及している。携帯端末機器には様々な機能が求められている反面、利便性も求められている。そのため普及している携帯端末機器は、簡単な操作は片手ででき、さらに衣服のポケットなどに収納することが前提であるため6インチ程度の小さな画面サイズとする必要がある。
【0003】
一方、7インチ~10インチの画面サイズであるタブレット端末では、映像コンテンツや音楽のみならず、ビジネス用途、描画用途、読書などが想定され、機能性の高さを有している。しかし、片手での操作はできず、携帯性も劣り、利便性に課題を有する。
【0004】
これらを達成するため、複数のディスプレイをつなぎ合わせることでコンパクトにする手法が提案されているが(特許文献1参照)、ベゼルの部分が残るため、映像が切れたものとなり、視認性の低下が問題となり普及していない。
【0005】
そこで近年、フレキシブルディスプレイ、折りたたみ型ディスプレイを組み込んだ携帯端末が提案されている。この方式であれば、画像が途切れることなく、大画面のディスプレイを搭載した携帯端末機器として利便性よく携帯できる。
【0006】
ここで、従来の折りたたみ構造を有しないディスプレイや携帯端末機器については、そのディスプレイの表面はガラスなど可撓性を有しない素材で保護することができたが、折りたたみ型ディスプレイにおいて、折りたたみ部分を介して一面のディスプレイとする場合には、可撓性があり、かつ、表面を保護できるハードコートフィルムなどを使用する必要がある。しかしながら、折りたたみ型ディスプレイでは、一定の折りたたみ部分に当たる箇所が繰り返し折り曲げられるため、当該箇所のフィルムが経時的に変形し、ディスプレイに表示される画像を歪める等の問題があった。また、表面保護フィルムだけでなく、折りたたみ型ディスプレイには、偏光板、位相差板、タッチパネル基材、有機ELなどの表示セルの基材、背面の保護部材など、様々な部位にフィルムが用いられ、これらのフィルムに対しても繰り返し折りたたみに対する耐久性が求められていた。
【0007】
そこで、部分的に膜厚を変える手法も提案されているが(特許文献2参照)、量産性に乏しい問題がある。
【0008】
また、ポリエステルフィルムの屈曲方向の屈折率を調整する手法も提案されているが(特許文献3参照)、屈曲方向の屈折率を下げるに従ってハードコート塗布時の鉛筆硬度が低下し、ディスプレイの表面保護機能の低下する問題があった。また、一方向の屈折率を下げていくと折れたたみ時の変形は改善していくが、折りたたみ方向の一軸配向性が高まり、折りたたみ部にクラックが発生する、または破断する問題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2010-228391号公報
特開2016-155124号公報
国際公開第2018/150940号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は上記のような従来のディスプレイの部材が有する課題を解決しようとするものであって、量産性に優れており、繰り返し折り曲げた後に折りたたみ部分で表示される画像に乱れを生じるおそれがない折りたたみ型ディスプレイと、そのような折りたたみ型ディスプレイを搭載した携帯端末機器を提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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