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公開番号2025138463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-25
出願番号2024037569
出願日2024-03-11
発明の名称複合体、及び、複合体の製造方法
出願人日東電工株式会社
代理人弁理士法人青藍国際特許事務所
主分類B01J 27/24 20060101AFI20250917BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】アミン化合物と二酸化炭素の反応などの触媒に適した新たな材料を提供する。
【解決手段】本発明の複合体は、元素M-酸素二重結合を有する化合物Aと、化合物Aを担持する担体と、を備える。元素Mは、金属元素又はPである。担体は、イオン半径が60.5pmより大きいカチオンを有する化合物Bを含む。上記のカチオンは、例えば、金属カチオンである。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
元素M-酸素二重結合を有する化合物Aと、
前記化合物Aを担持する担体と、
を備え、
前記元素Mは、金属元素又はPであり、
前記担体は、イオン半径が60.5pmより大きいカチオンを有する化合物Bを含む、複合体。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記カチオンが金属カチオンである、請求項1に記載の複合体。
【請求項3】
前記金属カチオンは、マグネシウムイオン、セリウムイオン、ジルコニウムイオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、マンガンイオン、コバルトイオン、ランタンイオン、亜鉛イオン、カリウムイオン、インジウムイオン、ニオブイオン、バリウムイオン、ストロンチウムイオン、鉄イオン及びイットリウムイオンからなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、請求項2に記載の複合体。
【請求項4】
前記化合物Bは、前記金属カチオンを有する金属酸化物を含む、請求項2に記載の複合体。
【請求項5】
前記化合物Bは、MgO及びCeO
2
からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項6】
前記元素Mは、V、Fe、Mo、Ta、Nb、Ti、W、又はPである、請求項1に記載の複合体。
【請求項7】
前記化合物Aは、NH
4
VO
3
及びNa
3
VO
4
からなる群より選ばれる少なくとも1つを含む、請求項1に記載の複合体。
【請求項8】
前記化合物Aの含有率が0.05wt%以上である、請求項1に記載の複合体。
【請求項9】
アミン化合物と、二酸化炭素、炭酸塩及び炭酸水素塩からなる群より選ばれる少なくとも1つとの反応を促進させるために用いられる、請求項1に記載の複合体。
【請求項10】
元素M-酸素二重結合を有する化合物Aを担体と接触させて、前記化合物Aを前記担体に担持させる工程を含み、
前記元素Mは、金属元素又はPであり、
前記担体は、イオン半径が60.5pmより大きいカチオンを有する化合物Bを含む、複合体の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、複合体、及び、複合体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、二酸化炭素を原料として用いて、有用な化合物を合成する技術が開発されている。例えば、非特許文献1には、バナジウム(V)オキシトリイソプロポキシド(VO(O
i
Pr)
3
)の存在下で、アミン化合物と二酸化炭素とを反応させてウレア化合物を合成することが開示されている。非特許文献1において、VO(O
i
Pr)
3
は、アミン化合物と二酸化炭素の反応を促進させる触媒として機能している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Toshiyuki Moriuchi et al., "Oxovanadium(V)-catalyzed amination of carbon dioxide under ambient pressure for the synthesis of ureas", RSC Adv., 2021, 11, 27121-27125.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
アミン化合物と二酸化炭素の反応などの触媒に適した新たな材料が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、
元素M-酸素二重結合を有する化合物Aと、
前記化合物Aを担持する担体と、
を備え、
前記元素Mは、金属元素又はPであり、
前記担体は、イオン半径が60.5pmより大きいカチオンを有する化合物Bを含む、複合体を提供する。
【0006】
さらに本発明は、
元素M-酸素二重結合を有する化合物Aを担体と接触させて、前記化合物Aを前記担体に担持させる工程を含み、
前記元素Mは、金属元素又はPであり、
前記担体は、イオン半径が60.5pmより大きいカチオンを有する化合物Bを含む、複合体の製造方法を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、アミン化合物と二酸化炭素の反応などの触媒に適した新たな材料を提供できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の第1態様にかかる複合体は、
元素M-酸素二重結合を有する化合物Aと、
前記化合物Aを担持する担体と、
を備え、
前記元素Mは、金属元素又はPであり、
前記担体は、イオン半径が60.5pmより大きいカチオンを有する化合物Bを含む。
【0009】
本発明の第2態様において、例えば、第1態様にかかる複合体では、前記カチオンが金属カチオンである。
【0010】
本発明の第3態様において、例えば、第2態様にかかる複合体では、前記金属カチオンは、マグネシウムイオン、セリウムイオン、ジルコニウムイオン、ナトリウムイオン、カルシウムイオン、マンガンイオン、コバルトイオン、ランタンイオン、亜鉛イオン、カリウムイオン、インジウムイオン、ニオブイオン、バリウムイオン、ストロンチウムイオン、鉄イオン及びイットリウムイオンからなる群より選ばれる少なくとも1つを含む。
(【0011】以降は省略されています)

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