TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025137745
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2025123437,2021122747
出願日2025-07-23,2021-07-27
発明の名称ズームレンズ及び撮像装置
出願人富士フイルム株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類G02B 15/20 20060101AFI20250911BHJP(光学)
要約【課題】高変倍比を達成しながら小型軽量なズームレンズ、及びこのズームレンズを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】ズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、複数のレンズ群を有する後続群と、からなり、第2レンズ群の最も像側のレンズ面より像側に開口絞りを含み、後続群内の最も像側のレンズ群は、物体側のレンズ面が空気に接した凹面である負レンズを少なくとも1枚含み、変倍の際、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が変化し、第2レンズ群と後続群との間隔が変化し、後続群内の隣接するレンズ群の全ての間隔が変化する。ズームレンズは、予め定められた条件式を満足する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、複数のレンズ群を有する後続群と、からなり、
前記第2レンズ群の最も像側のレンズ面より像側に開口絞りを含み、
前記後続群内の最も像側のレンズ群は、物体側のレンズ面が空気に接した凹面である負レンズを少なくとも1枚含み、
変倍の際、前記第1レンズ群と前記第2レンズ群との間隔が変化し、前記第2レンズ群と前記後続群との間隔が変化し、前記後続群内の隣接するレンズ群の全ての間隔が変化し、
変倍の際、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群及び前記複数のレンズ群の内部のレンズ間隔は不変であり、
前記第1レンズ群は、物体側から像側へ順に、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと正レンズが接合された接合レンズと、物体側に凸面を向けた正メニスカスレンズと、からなり、
前記第2レンズ群は、最も像側に、接合されていない像側に凸面を向けた負メニスカスレンズを含み、
前記後続群は、最も物体側から像側へ順に連続して、正の屈折力を有する第3レンズ群と、正の屈折力を有する第4レンズ群と、を含み、
前記後続群内の最も像側のレンズ群は、負の屈折力を有し、
前記後続群は、正レンズと負レンズが接合された接合レンズを3つのみ含み、
前記後続群は、合焦の際に光軸に沿って移動するフォーカス群を、前記第4レンズ群より像側に含み、
無限遠物体に合焦した状態における広角端での、全系の焦点距離をfw、
無限遠物体に合焦した状態における広角端での、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から近軸入射瞳位置までの光軸上の距離をDenw、
Denwの符号は、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面より近軸入射瞳位置が像側にあれば正、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面より近軸入射瞳位置が物体側にあれば負、
前記第1レンズ群の最も物体側のレンズのd線基準のアッベ数をν1、
無限遠物体に合焦した状態における、前記後続群に含まれる正の屈折力を有するレンズ群のうち最も物体側のレンズ群の焦点距離をfp、
前記第2レンズ群の焦点距離をf2、
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、とした場合、
0.7<fw/Denw<1.5 (1)
14<ν1<27.3 (13-2)
-3.9<fp/f2<-1.95 (19-4)
-0.23<f2/f1≦-0.1645 (23-5)
で表される条件式(1)、(13-2)、(19-4)、及び(23-5)を満足するズームレンズ。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
無限遠物体に合焦した状態における広角端での、近軸射出瞳位置から像面までの光軸上の距離をDexw、
Dexwの符号は、像面より近軸射出瞳位置が物体側にあれば正、像面より近軸射出瞳位置が像側にあれば負、とした場合、
0.25<fw/Dexw<1 (2)
で表される条件式(2)を満足する請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記第1レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD1、
無限遠物体に合焦した状態における望遠端での、前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から前記後続群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、空気換算距離でのバックフォーカスとの和をTLt、とした場合、
0.01<D1/TLt<0.1 (3)
で表される条件式(3)を満足する請求項1又は請求項2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
無限遠物体に合焦した状態における広角端での、空気換算距離のバックフォーカスをBFw、
広角端での最大像高をYw、とした場合、
0.38<BFw/Yw<1.5 (12)
で表される条件式(12)を満足する請求項1から請求項3の何れか1項に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第1レンズ群の最も物体側のレンズのd線に対する屈折率をN1とした場合、
1.7<N1<2.3 (14)
で表される条件式(14)を満足する請求項1から請求項4の何れか1項に記載のズームレンズ。
【請求項6】
1.7<N1≦1.963 (14-3)
で表される条件式(14-3)を満足する請求項5に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第2レンズ群に含まれる負レンズのうち、最も物体側の負レンズのd線に対する屈折率をN2nとした場合、
1.6<N2n<2.2 (15)
で表される条件式(15)を満足する請求項1から請求項6の何れか1項に記載のズームレンズ。
【請求項8】
1.65<N2n<2.11 (15-1)
で表される条件式(15-1)を満足する請求項7に記載のズームレンズ。
【請求項9】
1.65<N2n≦1.95375 (15-3)
で表される条件式(15-3)を満足する請求項8に記載のズームレンズ。
【請求項10】
前記後続群に含まれる負レンズのうち、最も像側の負レンズのd線基準のアッベ数をνnLとした場合、
27<νnL<102 (17)
で表される条件式(17)を満足する請求項1から請求項9の何れか1項に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示の技術は、ズームレンズ、及び撮像装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
デジタルカメラ及びビデオカメラ等の撮像装置に適用可能なズームレンズとして、例えば、下記特許文献1に記載のレンズ系が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-113609号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、高変倍比を達成しながら小型軽量なズームレンズが要望されている。
【0005】
本開示は、上記事情に鑑みてなされたものであり、高変倍比を達成しながら小型軽量なズームレンズ、及びこのズームレンズを備えた撮像装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、ズームレンズであって、物体側から像側へ順に、正の屈折力を有する第1レンズ群と、負の屈折力を有する第2レンズ群と、複数のレンズ群を有する後続群と、からなり、第2レンズ群の最も像側のレンズ面より像側に開口絞りを含み、後続群内の最も像側のレンズ群は、物体側のレンズ面が空気に接した凹面である負レンズを少なくとも1枚含み、変倍の際、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔が変化し、第2レンズ群と後続群との間隔が変化し、後続群内の隣接するレンズ群の全ての間隔が変化し、変倍の際、第1レンズ群、第2レンズ群及び複数のレンズ群の内部のレンズ間隔は不変であり、無限遠物体に合焦した状態における広角端での、全系の焦点距離をfw、無限遠物体に合焦した状態における広角端での、第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から近軸入射瞳位置までの光軸上の距離をDenw、Denwの符号は、第1レンズ群の最も物体側のレンズ面より近軸入射瞳位置が像側にあれば正、第1レンズ群の最も物体側のレンズ面より近軸入射瞳位置が物体側にあれば負、とした場合、
0.7<fw/Denw<1.5 (1)
で表される条件式(1)を満足する。
【0007】
上記第1の態様において、無限遠物体に合焦した状態における広角端での、近軸射出瞳位置から像面までの光軸上の距離をDexw、Dexwの符号は、像面より近軸射出瞳位置が物体側にあれば正、像面より近軸射出瞳位置が像側にあれば負、とした場合、
0.25<fw/Dexw<1 (2)
で表される条件式(2)を満足することが好ましい。
【0008】
上記第1の態様において、第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から第1レンズ群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD1、無限遠物体に合焦した状態における望遠端での、第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から後続群の最も像側のレンズ面までの光軸上の距離と、空気換算距離でのバックフォーカスとの和をTLt、とした場合、
0.01<D1/TLt<0.1 (3)
で表される条件式(3)を満足することが好ましい。
【0009】
上記第1の態様において、無限遠物体に合焦した状態における望遠端での、全系の焦点距離をft、とした場合、
4.9<ft/fw<12 (4)
で表される条件式(4)を満足することが好ましい。
【0010】
上記第1の態様において、後続群は、像側のレンズ面が空気に接した凸面であるLxレンズを少なくとも1枚含み、開口絞りの像側に隣接するレンズ面からLxレンズの像側のレンズ面までで構成される少なくとも1つの光学系のうち、無限遠物体に合焦した状態において開口絞りを物点とした場合の広角端での横倍率の逆数の絶対値が最小となるA光学系における横倍率をβAとした場合、
-0.5<1/βA<0.5 (5)
で表される条件式(5)を満足することが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

株式会社シグマ
光学系
25日前
カンタツ株式会社
光学系
12日前
日本精機株式会社
表示装置
17日前
日本精機株式会社
表示装置
22日前
日本精機株式会社
表示装置
17日前
株式会社シグマ
高倍率ズームレンズ
24日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
1日前
住友化学株式会社
偏光板
24日前
アイカ工業株式会社
反射防止フィルム
12日前
インターマン株式会社
立体映像表示装置
1日前
瀚宇彩晶股ふん有限公司
表示パネル
23日前
日本精機株式会社
ヘッドアップディスプレイ
17日前
住友化学株式会社
偏光板
26日前
沖電気工業株式会社
光導波路素子
17日前
沖電気工業株式会社
光導波路素子
17日前
沖電気工業株式会社
光導波路素子
17日前
個人
透過型及び反射型顕微鏡
1日前
東レ株式会社
プラスチック光ファイバ
11日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
9日前
日東電工株式会社
光学積層体
15日前
株式会社小糸製作所
画像生成装置
10日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
1日前
AGC株式会社
光学素子
22日前
日東電工株式会社
光学積層体
2日前
株式会社小糸製作所
画像投影装置
2日前
東レ株式会社
先端に凸面を有する光ファイバ
1日前
日本電気株式会社
ケージ、光伝送装置及び挿抜方法
26日前
キヤノン株式会社
光学装置
15日前
日本電気株式会社
リング共振器、およびその製造方法
16日前
KDDI株式会社
光増幅器
1日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
12日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
18日前
日本電気株式会社
リング共振器、およびその製造方法
17日前
KDDI株式会社
光増幅器
1日前
株式会社JVCケンウッド
液晶表示装置
19日前
キヤノン株式会社
光学系および撮像装置
25日前
続きを見る