TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025135499
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-18
出願番号2024033396
出願日2024-03-05
発明の名称翻訳支援装置及びプログラム
出願人日本特許翻訳株式会社
代理人個人
主分類G06F 40/47 20200101AFI20250910BHJP(計算;計数)
要約【課題】幅広い分野において、人為的操作が不要で汎用性が高く、迅速に取得することができる翻訳メモリ並びに用語ベースを高歩留まりで自動生成可能な翻訳支援装置及びプログラムを提供する。
【解決手段】翻訳の対象となる第1の言語での原文データと、原文データの翻訳結果である、第2の言語での翻訳文データとを取得し、原文データを所定のセグメント単位に分割し、分割して得られたセグメントのうち、少なくとも一部のセグメントを第2の言語に機械翻訳し、原文データと機械翻訳結果とのセグメントに係る文対の言語方向を反転させたデータから、予備翻訳メモリを生成し、取得した第2の言語の翻訳データを所定のセグメント単位に分割し、生成した予備翻訳メモリによる事前翻訳を実行し、第2の言語の原文データと予備翻訳メモリによる翻訳結果から得た文対をもとに、翻訳メモリを自動生成する翻訳支援装置である。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項1】
翻訳の対象となる第1の言語での原文データと、当該原文データの翻訳結果である、第2の言語での翻訳文データとを取得し、
前記原文データを所定のセグメント単位に分割し、分割して得られたセグメントのうち、少なくとも一部のセグメントを前記第2の言語に機械翻訳し、前記原文データと機械翻訳結果との当該セグメントに係る文対の言語方向を反転させたデータから、予備翻訳メモリを生成し、
前記取得した第2の言語の翻訳データを所定のセグメント単位に分割し、前記生成した予備翻訳メモリによる事前翻訳を実行し、
第2の言語の原文データと前記予備翻訳メモリによる翻訳結果から得た文対をもとに、翻訳メモリを自動生成することを特徴とする翻訳支援装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
請求項1に記載の翻訳支援装置であって、
複数のニューラルネットワーク機械翻訳モデルからなる複数の翻訳エンジンにより、前記第2翻訳文データを取得する手段をさらに含む翻訳支援装置。
【請求項3】
請求項1に記載の翻訳支援装置であって、
大規模言語モデルを用い、前記翻訳メモリの対訳データ中で、対応しない記号を削除する手段をさらに含む翻訳支援装置。
【請求項4】
請求項1に記載の翻訳支援装置であって、
大規模言語モデルにより、前記対訳データから用語データベースを生成する翻訳支援装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか一項に記載の翻訳支援装置であって、
前記予め定めた基準は、比較結果が予め定めた一致率の範囲にある旨の基準である翻訳支援装置。
【請求項6】
コンピュータを、
翻訳の対象となる第1の言語での原文データと、当該原文データの翻訳結果である、第2の言語での翻訳文データとを取得する取得手段と、
前記原文データを所定のセグメント単位に分割し、分割して得られたセグメントのうち、少なくとも一部のセグメントを前記第2の言語に機械翻訳し、前記原文データと機械翻訳結果との当該セグメントに係る文対の言語方向を反転させたテキストファイルから、予備翻訳メモリを生成する手段と、
前記取得した第2の言語の翻訳データを所定のセグメント単位に分割し、前記生成した予備翻訳メモリによる事前翻訳を実行する手段と、
第2の言語の原文データと前記予備翻訳メモリによる事前翻訳結果から得た文対をもとに、翻訳メモリを自動生成する手段と、
として機能させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、翻訳を支援する翻訳支援装置及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
日本特許文献と、それに対応する米国特許文献とを対訳コーパスとして、この対訳コーパスから選択された互いに対応する対応文献について、この対応文献をそれぞれの区切り記号によって文分割し、この文分割された文中にある参照番号を抽出し、抽出された参照番号の共起によって対訳文対を抽出する例が、特許文献1に開示されている。
別の例として、対訳文抽出装置の対訳文取得部は、対訳文書を構成する第1言語の文と第2言語の文を、対訳辞書を用いてマッチングして、第1言語と第2言語の1以上の対訳文を取得し、翻訳モデル生成部にて、上記1以上の対訳文に基づいて翻訳モデルを生成し、翻訳部にて、上記1以上の対訳文の各々について、生成された翻訳モデルを用いて、当該対訳文を構成する第1言語の文を第2言語に翻訳し、編集距離算出部によって、上記1以上の対訳文の各々について、第2言語に翻訳された第1言語の文と、当該文に対応する第2言語の文との間の編集距離を算出し、対訳文選別部により、上記1以上の対訳文のうち、算出された編集距離が閾値よりも大きい対訳文を選別する例が、特許文献2に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2004-348514号公報
特開2018-32324号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来の例では、特許文献等、参照番号が存在する文献が前提となり、また、参照番号が原文と翻訳とで一致している場合に限り処理ができるもので、利用場面が限られているという問題点があった。
また、別の例では、対訳辞書を用いるため、分野が限定されること、また言語モデルを生成するための処理時間がかかるといった問題点があった。また、編集距離が閾値よりも大きい対訳文を選別する際に、対訳文の歩留まりが低いといった問題点があった。
【0005】
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、幅広い分野において、人為的操作が不要で、汎用性が高く、迅速に取得することができる翻訳メモリならびに用語ベースを高歩留まりで自動生成可能な翻訳支援装置及びプログラムを提供することを、その目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記従来例の問題点を解決する本発明の一態様は、翻訳支援装置であって、翻訳の対象となる第1の言語での原文データと、当該原文データの翻訳結果である、第2の言語での翻訳文データとを取得し、前記原文データを所定のセグメント単位に分割し、分割して得られたセグメントのうち、少なくとも一部のセグメントを前記第2の言語に機械翻訳し、前記原文データと機械翻訳結果との当該セグメントに係る文対の言語方向を反転させたデータから、予備翻訳メモリを生成し、前記取得した第2の言語の翻訳データを所定のセグメント単位に分割し、前記生成した予備翻訳メモリによる事前翻訳を実行し、第2の言語の原文データと前記予備翻訳メモリによる翻訳結果から得た文対をもとに、翻訳メモリを自動生成することとしたものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、特許文献に限られない幅広い文献において、人為的操作が必要となる機会を低減しつつ、翻訳メモリを構成できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置の構成例を表すブロック図である。
本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置の例を表す機能ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る翻訳支援装置の動作例を表すフローチャート図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。本発明の実施の形態の一例に係る翻訳支援装置1は、図1に例示するように、制御部11と、記憶部12と、操作部13と、表示部14と、通信部15とを含む一般的なコンピュータ装置を用いて実現される。
【0010】
制御部11は、プロセッサ等のプログラム制御デバイスを含み、記憶部12に格納されたプログラムに従って動作する。本実施の形態の制御部11は、このプログラムに従った処理により、翻訳の対象となる第1の言語での原文データと、当該原文データの翻訳結果である、第2の言語での翻訳文データとを取得し、当該取得した原文データを所定のセグメント単位に分割し、分割して得られたセグメントの少なくとも一部のセグメントを第2の言語に機械翻訳して第2翻訳文データを生成する。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

個人
フラワーコートA
1か月前
個人
工程設計支援装置
1か月前
個人
為替ポイント伊達夢貯
26日前
個人
冷凍食品輸出支援構造
26日前
個人
介護情報提供システム
2か月前
個人
携帯情報端末装置
1か月前
個人
表変換編集支援システム
19日前
個人
知財出願支援AIシステム
26日前
個人
結婚相手紹介支援システム
1か月前
個人
AIによる情報の売買の仲介
28日前
個人
パスワード管理支援システム
19日前
個人
行動時間管理システム
21日前
日本精機株式会社
施工管理システム
28日前
個人
海外支援型農作物活用システム
11日前
個人
アンケート支援システム
1か月前
個人
AIキャラクター制御システム
19日前
個人
パスポートレス入出国システム
1か月前
個人
システム及びプログラム
12日前
株式会社アジラ
進入判定装置
1か月前
大阪瓦斯株式会社
住宅設備機器
1か月前
サクサ株式会社
中継装置
19日前
個人
人格進化型対話応答制御システム
19日前
個人
ジェスチャーパッドのガイド部材
2か月前
個人
食事受注会計処理システム
1か月前
個人
冷凍加工連携型農場運用システム
26日前
大同特殊鋼株式会社
疵判定方法
5日前
サクサ株式会社
中継装置
1か月前
個人
社会還元・施設向け供給支援構造
19日前
個人
SaaS型勤務調整支援システム
19日前
個人
未来型家系図構築システム
11日前
個人
音声対話型帳票生成支援システム
19日前
個人
リテールレボリューションAIタグ
1か月前
株式会社やよい
美容支援システム
1か月前
中部電力株式会社
学習装置
11日前
株式会社竹中工務店
管理システム
11日前
株式会社アジラ
移動方向推定装置
1か月前
続きを見る