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公開番号
2025135487
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024033365
出願日
2024-03-05
発明の名称
金属表面処理剤、塗装体の製造方法、および車両
出願人
株式会社日立製作所
代理人
青稜弁理士法人
主分類
C09D
201/02 20060101AFI20250910BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】金属表面との密着性に優れた金属表面処理剤を提供する。
【解決手段】塗装膜と化学結合する官能基と、金属表面と化学結合するジシラノール構造を有する化合物が、溶液として金属表面への接触角が90°以下となる溶媒に溶解している金属表面処理剤。
【選択図】図3A
特許請求の範囲
【請求項1】
塗装膜と化学結合する官能基と、金属表面と化学結合するジシラノール構造を有する化合物が、溶液として金属表面への接触角が90°以下となる溶媒に溶解している金属表面処理剤。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の金属表面処理剤において、前記塗装膜と化学結合する官能基として、アミノ基、エチレンジアミノ基、アミノ基とビニル基のいずれかを有する金属表面処理剤。
【請求項3】
請求項2に記載の金属表面処理剤において、溶媒として1種または複数のアルコール化合物を含有する金属表面処理剤。
【請求項4】
請求項3に記載の金属表面処理剤において、前記化合物が前記溶液中の濃度は、0.05~20質量%の範囲である金属表面処理剤。
【請求項5】
塗装体の製造方法において、
金属表面上に、塗装膜と化学結合する官能基と、金属表面と化学結合するジシラノール構造を有する化合物を溶媒に溶解した金属表面処理剤を塗布して表面処理層を形成した後、前記表面処理層の上に塗料を塗布し塗装膜を形成する塗装体の製造方法。
【請求項6】
請求項5に記載の塗装体の製造方法において、
前記金属表面処理剤は、前記塗装膜と化学結合する官能基として、アミノ基、エチレンジアミノ基、アミノ基とビニル基のいずれかを有する塗装体の製造方法。
【請求項7】
請求項6に記載の塗装体の製造方法において、
前記金属表面がアルミニウムであって、前記塗料がエポキシ系樹脂塗料である塗装体の製造方法。
【請求項8】
請求項7に記載の塗装体の製造方法において、
前記金属表面処理剤を塗布した後、前記乾燥の前に、前記金属表面処理剤による液溜まりをエアブローによって除去する塗装体の製造方法。
【請求項9】
車両において、
金属製の筐体と塗装の間に表面処理層を有し、前記表面処理層はジシラノール基を有する車両。
【請求項10】
請求項9に記載の車両において、
前記表面処理層はアミノ基、エチレンジアミノ基、アミノ基とビニル基のいずれかを有する車両。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属表面処理剤、また金属表面処理剤を用いた塗装体の製造方法、および車両に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物や移動体をはじめとする構造物の多くには、意匠性の付与や保護などを目的に塗装が施されている。特に鉄道車両や自動車等の移動体においては、美観の付与や空力抵抗の低減するために、塗膜表面を平滑にする必要がある。このような塗装を行う前に被塗面を処理することが一般的に行われている。例えば、金属に対しては、ブラストや研磨などの物理的処理、リン酸処理やジルコニウム処理等が行われている。
【0003】
しかし、これらの技術によれば、物理的方法ではブラストに用いる粉体や研磨くずが被塗面に残って塗装膜の剥離等の不具合を引き起こしたり、化成処理では洗浄槽、処理槽、リンス槽などの複数の槽を準備する必要があったりする。特に鉄道車両のような大型製品においては大型槽が必要であり大量の廃液が生ずる。
【0004】
これらの不都合を解消する技術として、例えばシリコーン化合物を用いた表面処理が、特許文献1に提案されている。この技術によれば、研磨くずの発生や槽などの設備投資を必要とすることなく、スプレーや刷毛塗りなどで簡易に塗装膜に適度な密着力を付与することで、塗装の信頼性を確保する効果が期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-212568号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
発明者らが検討した結果、特許文献1記載の技術は、ある程度の効果を奏するが、部分的剥がれの回避や均一な塗布の実現には、さらなる進んだ技術が必要であると判断するに至った。特に、塩水にさらされるような過酷な使用環境での使用が想定される対象物に対しての塗装技術としては、より強固で確実な技術が必要であるとの判断に至った。
【0007】
そこで発明者らは、かかる事情、課題に鑑み、新たな金属表面処理剤、また金属表面処理剤を用いた塗装体の製造方法を提供することを目的とする。これにより、車両等の被塗装物に対し、金属表面との密着性に優れた金属表面処理剤を提供する。
【0008】
さらに、塩水耐水性に優れ、また均一で強固な塗装を形成することを実現することも、予備的な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
塗装膜と化学結合する官能基と、金属表面と化学結合するジシラノール構造を有する化合物が、溶液として金属表面への接触角が90°以下となる溶媒に溶解している金属表面処理剤。
【発明の効果】
【0010】
本発明により、金属表面との密着性に優れた金属表面処理剤を提供することができる。
本発明の更なる構成、効果は、以下明細書全文を通じ明らかとなるであろう。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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