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公開番号2025136660
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-19
出願番号2024035396
出願日2024-03-07
発明の名称電力需給調整システムおよび電力需給調整方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人ウィルフォート国際特許事務所
主分類H02J 3/00 20060101AFI20250911BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約【課題】需要家がDR要求に適切に対応する。
【解決手段】需給調整システム10は、蓄電設備22を有する需要家20の電力の需給を調整する。需給調整システムは、メモリとプロセッサとを有するコンピュータを備える。メモリには、電力の需給調整に関するイベントを含むデマンドレスポンスイベント情報30が記憶さえている。プロセッサは、デマンドレスポンスイベント情報と、需要家に要求される電力消費の調整量に応じた蓄電設備の蓄電設備稼働スケジュール24の変更要求を需要家に送信する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
蓄電設備を有する需要家の電力の需給を調整する電力需給調整システムであって、
メモリと、プロセッサとを有するコンピュータを備え、
前記メモリには、前記電力の需給調整に関するイベントを含むデマンドレスポンスイベント情報が記憶されており、
前記プロセッサは、前記デマンドレスポンスイベント情報と、前記需要家の電力消費スケジュールとに基づいて、前記需要家に要求される電力消費の調整量に応じた前記蓄電設備の稼働スケジュールの変更要求を前記需要家に送信する電力削減計画部を備える電力需給調整システム。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記電力削減計画部は、前記デマンドレスポンスイベント情報をアグリゲータから受信し、前記調整量を満たす前記蓄電設備の稼働スケジュールの変更要求を前記需要家に送信する、
請求項1に記載の電力需給調整システム。
【請求項3】
前記電力削減計画部は、前記蓄電設備の稼働スケジュールの変更によって前記電力消費の削減量を満たせない場合,前記電力消費スケジュールの変更要求を前記需要家に送信する、
請求項2に記載の電力需給調整システム。
【請求項4】
前記需要家は、前記電力を消費して稼働する生産設備を有する工場であり、
前記電力削減計画部は、予め設定された前記生産設備の稼働スケジュールと、前記生産設備の電力消費量とに基づいて、前記需要家に要求される前記電力消費の調整解を算出する、
請求項2に記載の電力需給調整システム。
【請求項5】
前記デマンドレスポンスイベント情報には、前記調整量と、当該調整量が要求される時間帯とが含まれる、
請求項2に記載の電力需給調整システム。
【請求項6】
前記電力削減計画部は、前記電力消費スケジュールの変更要求を拒否する通知を前記需要家から受信した場合,前記電力消費スケジュールの変更要求を他の需要家に送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載の電力需給調整システム。
【請求項7】
蓄電設備を有する需要家の電力の需給を調整する電力需給調整システムによる電力需給調整方法であって、
前記電力需給調整システムが備えるコンピュータには、前記電力の需給調整に関するイベントを含むデマンドレスポンスイベント情報が記憶されており、
前記コンピュータは、前記デマンドレスポンスイベント情報をアグリゲータから受信した場合、前記デマンドレスポンスイベント情報と、前記需要家の電力消費スケジュールとに基づいて、前記需要家に要求される電力消費の調整量を満たす前記蓄電設備の稼働スケジュールの変更要求を前記需要家に送信する電力削減計画部を備える電力需給調整方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電力需給調整システムおよび電力需給調整方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
太陽光発電(Photovoltaics、PV)等の再生可能エネルギの不安定さを補い、環境への負荷を低減しつつ電力の需給バランスを安定させるために、デマンドレスポンス(Demand Response、DR)と呼ばれる取り組みがなされている。
【0003】
DRは、蓄電システム等のエネルギリソースを保有する需要家もしくは第三者が要求に応じてそのエネルギリソースおよび電力消費を制御することによって、発生した差分の電力を需給バランス維持のための調整力として提供し、対価を得る取り組みである。工場のように生産計画に基づいて大量に電力を消費する需要家は、生産計画を変更したときに得られる調整力も大きい。
【0004】
一方、PV装置を用いた発電と、蓄電装置による充放電とを組み合わせることによって、不安定なPV発電の出力を用いながら安定した電力を利用する技術は、従来から存在する。このような技術として、例えば、特許文献1に記載の技術がある。
【0005】
特許文献1には、蓄電装置における再生可能エネルギの出力予測に基づく今後の推定蓄電量と、現在の充電状態とに基づいて、蓄電装置の充放電を制御する蓄電制御装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第6954035号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
DRによる消費電力変化は、電力系統における需給調整を管理する送配電事業者から要求される。この要求は、電力系統全体の需給バランスに関するリスクに基づき発行される。
【0008】
上記特許文献1の蓄電制御装置は、エネルギリソースの出力予測に基づく今後の推定蓄電量と、現在の充電状態とに基づいて、蓄電装置の充放電を制御する。しかし、DRによる消費電力変化の要求に対して、個々の需要家が自身で要求タイミングおよび要求調整量を予測し、その予測結果に基づいて充放電を制御することは不可能である。そのため、DR要求を受けてからそのDR要求に応えられる調整量を充放電によって満たす必要がある。したがって、想定しうる最大のDR要求電力と、DR要求時間の積となる蓄電容量とを用意する必要があり、蓄電設備に要するコストは多大となる。
【0009】
加えて、アグリゲータと呼ばれる、業者がDR要求を受けてそのDR要求に含まれる電力消費変更を需要家である工場に要求する場合、工場の生産計画に基づく大量の電力消費の変動を踏まえて蓄電を制御する必要がある。
【0010】
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、その目的は、需要家がDR要求に適切に対応する技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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