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公開番号
2025135209
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-18
出願番号
2024032908
出願日
2024-03-05
発明の名称
振動アクチュエータおよびその製造方法
出願人
ニデックプレシジョン株式会社
代理人
弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類
H02K
33/06 20060101AFI20250910BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】共振周波数のバラツキを抑制した振動アクチュエータを提供する。
【解決手段】振動アクチュエータ10は、固定子プレート23および固定子カバー24を備える固定子ハウジングを有する。振動アクチュエータは、固定子ハウジングに収容され、かつ、固定子プレートに対向する第1対向面と、固定子カバーに対向する第2対向面52と、を備える可動子ユニット30を有する。振動アクチュエータは、固定子プレートと第1対向面とに取り付けられる第1弾性体54を備え、固定子ハウジングと可動子ユニットとを互いに連結する第1連結構造53を有する。振動アクチュエータは、固定子カバーと第2対向面とに取り付けられる第2弾性体56を備え、固定子ハウジングと可動子ユニットとを互いに連結する第2連結構造55を有する。第1連結構造の剛性と、第2連結構造の剛性とは、互いに相違している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
固定子プレートおよび固定子カバーを備える固定子ハウジングと、
前記固定子ハウジングに収容され、かつ、前記固定子プレートに対向する第1対向面と、前記固定子カバーに対向する第2対向面と、を備える可動子ユニットと、
前記固定子プレートと前記第1対向面とに取り付けられる第1弾性体を備え、前記固定子ハウジングと前記可動子ユニットとを互いに連結する第1連結構造と、
前記固定子カバーと前記第2対向面とに取り付けられる第2弾性体を備え、前記固定子ハウジングと前記可動子ユニットとを互いに連結する第2連結構造と、
を有し、
前記第1連結構造の剛性と、前記第2連結構造の剛性とは、互いに相違している、
振動アクチュエータ。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第2連結構造は、前記第1連結構造よりも低剛性である、
振動アクチュエータ。
【請求項3】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1連結構造は、複数の前記第1弾性体を備えており、
前記第2連結構造は、1つの前記第2弾性体を備えている、
振動アクチュエータ。
【請求項4】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第1連結構造は、複数の前記第1弾性体を備えており、
前記第2連結構造は、複数の前記第2弾性体を備えている、
振動アクチュエータ。
【請求項5】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第2連結構造を構成する前記第2弾性体の個数は、前記第1連結構造を構成する前記第1弾性体の個数よりも少ない、
振動アクチュエータ。
【請求項6】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第2弾性体は、前記第1弾性体よりも小さい、
振動アクチュエータ。
【請求項7】
請求項1に記載の振動アクチュエータにおいて、
前記第2弾性体は、前記第1弾性体よりも低剛性である、
振動アクチュエータ。
【請求項8】
固定子プレートと、前記固定子プレートに取り付けられるコイルと、からなる固定子組立体を組み立てる固定子組立工程と、
可動子プレートと、前記可動子プレートに取り付けられる磁石と、からなる可動子組立体を組み立てる可動子組立工程と、
前記固定子組立体と、前記固定子組立体に第1弾性体を介して取り付けられる前記可動子組立体と、からなる半製品を組み立てる半製品組立工程と、
前記半製品が備える前記可動子組立体を振動させ、前記半製品の共振周波数を測定する周波数測定工程と、
前記可動子組立体に第2弾性体を介して固定子カバーを取り付け、かつ前記固定子カバーを前記固定子プレートに取り付けるカバー取付工程と、
を有する、振動アクチュエータの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、振動アクチュエータおよびその製造方法に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
スマートフォン、タブレットおよびタッチパッド等の機器は、使用者に対して振動による触覚を与えるフィードバック機能を有している。このフィードバック機能を実現するため、弾性体に支持された振動子を振動させる振動発生器が提案されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-94561号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、ゴム等からなる弾性体の物性値は、原材料によって変化するだけでなく製造ロットによっても変化する場合がある。このように、振動発生器に組み込まれる弾性体の物性値が変化することは、振動発生器つまり振動アクチュエータの共振周波数を変化させてしまう要因である。また、振動アクチュエータの共振周波数にバラツキが生じることは、量産品である振動アクチュエータの性能にバラツキを生じさせる要因となっていた。このため、振動アクチュエータにおける共振周波数のバラツキを抑制することが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示によれば、振動アクチュエータは、固定子プレートおよび固定子カバーを備える固定子ハウジングを有する。前記振動アクチュエータは、前記固定子ハウジングに収容され、かつ、前記固定子プレートに対向する第1対向面と、前記固定子カバーに対向する第2対向面と、を備える可動子ユニットを有する。前記振動アクチュエータは、前記固定子プレートと前記第1対向面とに取り付けられる第1弾性体を備え、前記固定子ハウジングと前記可動子ユニットとを互いに連結する第1連結構造を有する。前記振動アクチュエータは、前記固定子カバーと前記第2対向面とに取り付けられる第2弾性体を備え、前記固定子ハウジングと前記可動子ユニットとを互いに連結する第2連結構造を有する。前記第1連結構造の剛性と、前記第2連結構造の剛性とは、互いに相違している。
【0006】
本開示によれば、振動アクチュエータの製造方法は、固定子プレートと、前記固定子プレートに取り付けられるコイルと、からなる固定子組立体を組み立てる固定子組立工程を有する。前記振動アクチュエータの製造方法は、可動子プレートと、前記可動子プレートに取り付けられる磁石と、からなる可動子組立体を組み立てる可動子組立工程を有する。前記振動アクチュエータの製造方法は、前記固定子組立体と、前記固定子組立体に第1弾性体を介して取り付けられる前記可動子組立体と、からなる半製品を組み立てる半製品組立工程を有する。前記振動アクチュエータの製造方法は、前記半製品が備える前記可動子組立体を振動させ、前記半製品の共振周波数を測定する周波数測定工程を有する。前記振動アクチュエータの製造方法は、前記可動子組立体に第2弾性体を介して固定子カバーを取り付け、かつ前記固定子カバーを前記固定子プレートに取り付けるカバー取付工程を有する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、振動アクチュエータにおける共振周波数のバラツキを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本開示の一実施形態に係る振動アクチュエータを備えたスマートフォンを示す斜視図である。
図2は、振動アクチュエータを示す斜視図である。
図3は、振動アクチュエータを示す分解斜視図である。
図4は、固定子ユニットを示す分解斜視図である。
図5は、可動子ユニットを示す分解斜視図である。
図6は、図2のA-A線に沿って振動アクチュエータを示す断面図である。
図7は、図6に示した振動アクチュエータの分解状態を示す断面図である。
図8は、固定子カバーおよび可動子プレートを外した状態の振動アクチュエータを示す斜視図である。
図9は、振動アクチュエータの動作状況を示す図である。
図10は、振動アクチュエータの動作状況を示す図である。
図11は、本開示の一実施形態に係る振動アクチュエータの製造方法を示す図である。
図12Aは、固定子組立体の一例を示す斜視図である。
図12Bは、可動子組立体の一例を示す斜視図である。
図12Cは、半製品の一例を示す斜視図である。
図13は、周波数測定工程の一例を示す図である。
図14は、カバー取付工程の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下の説明において、同一または実質的に同一の構成や要素については、同一の符号を付して繰り返しの説明を省略する。
【0010】
<振動アクチュエータを備える機器>
図1は、本開示の一実施形態に係る振動アクチュエータ10を備えたスマートフォン11を示す斜視図である。図1に示すように、スマートフォン11のディスプレイ12等には、振動アクチュエータ10が取り付けられている。振動アクチュエータ10を用いてディスプレイ12の振動パターンを制御することにより、ディスプレイ12に触れる使用者に対して振動によるクリック感等の触覚を与えることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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