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公開番号2025133535
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-11
出願番号2024031546
出願日2024-03-01
発明の名称鋳造装置及び鋳造方法
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類B22D 17/22 20060101AFI20250904BHJP(鋳造;粉末冶金)
要約【課題】ダイキャスト製品を連続して鋳造する際のダイキャスト製品の変形量の増大を抑制する。
【解決手段】鋳造装置100は、可動型30と固定型20とで構成され、内部に冷却水流路32が設けられた金型10と、型締め装置40と、冷却水ポンプ36と、ダイキャスト製品90の外形形状を検出するレーザスキャナ71、72と、制御部80とを備え、制御部80のCPU81は、鋳造後、金型10を分離した際に、レーザスキャナ71、72からダイキャスト製品の外形形状を取得し、取得した外形形状に基づいて、ダイキャスト製品の設計形状に対する変形量を算出し、算出した変形量に基づいて、型締め保持時間、または冷却水流量を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
ダイキャスト製品の鋳造を行う鋳造装置であって、
可動型と固定型とで構成され、内部に冷却水流路が設けられた金型と、
前記金型の型締めと分離を行う型締め装置と、
前記金型の前記冷却水流路に冷却水を通流させる冷却水ポンプと、
前記ダイキャスト製品の外形形状を検出する形状検出器と、
前記型締め装置による前記金型の型締め保持時間、又は前記冷却水ポンプの冷却水流量を調整する制御部と、を備え、
前記制御部は、情報処理を行うプロセッサを含み、
前記プロセッサは、
鋳造後、前記金型を分離した際に、前記形状検出器から前記ダイキャスト製品の前記外形形状を取得し、
取得した前記ダイキャスト製品の前記外形形状に基づいて、前記ダイキャスト製品の設計形状に対する変形量を算出し、
算出した前記変形量に基づいて、前記型締め保持時間、又は前記冷却水流量を調整すること、
を特徴とする鋳造装置。
続きを表示(約 710 文字)【請求項2】
請求項1に記載の鋳造装置であって、
前記プロセッサは、算出した前記変形量が所定の閾値を超えた場合に、前記冷却水流量を増加させること、
を特徴とする鋳造装置。
【請求項3】
請求項2に記載の鋳造装置であって、
前記プロセッサは、算出した前記変形量が所定の他の閾値を超えた場合に、前記型締め保持時間を長くすること、
を特徴とする鋳造装置。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1項に記載の鋳造装置であって、
前記形状検出器は、レーザスキャナ、又は超音波形状検出器であること、
を特徴とする鋳造装置。
【請求項5】
ダイキャスト製品の鋳造方法であって、
可動型と固定型とで構成され、内部に冷却水流路が設けられた金型と、前記金型の型締めと分離を行う型締め装置と、前記金型の前記冷却水流路に冷却水を通流させる冷却水ポンプと、前記ダイキャスト製品の外形形状を検出する形状検出器と、を備える鋳造装置を準備する工程と、
鋳造後、前記金型を分離した際に、前記形状検出器によって前記ダイキャスト製品の前記外形形状を検出する工程と、
検出した前記ダイキャスト製品の前記外形形状に基づいて、前記ダイキャスト製品の設計形状に対する変形量を算出する工程と、
算出した前記変形量が所定の閾値を超えた場合に前記冷却水ポンプの冷却水流量を増加させる工程、又は算出した前記変形量が所定の他の閾値を超えた場合に、前記金型の型締め保持時間を長くする工程と、を含むこと、
を特徴とする鋳造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、鋳造装置の構造及びその鋳造装置を用いた鋳造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、汎用部から専用部を引き出して新しい専用部を取り付けることで効率的に専用部を交換可能な鋳造装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-191065号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1に記載されたような鋳造装置を用いてダイキャスト製品を連続して鋳造すると、ダイキャスト製品の変形が大きくなる場合がある。しかし、従来技術の鋳造装置では、ダイキャスト製品の設計形状に対する変形量の検出をしていないので、変形量を鋳造条件にフィードバックすることができなかった。このため、従来技術の鋳造装置では、連続して鋳造を行う際の変形量の増大を抑制することが難しかった。
【0005】
そこで、本開示は、ダイキャスト製品を連続して鋳造する際のダイキャスト製品の変形量の増大を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の鋳造装置は、ダイキャスト製品の鋳造を行う鋳造装置であって、可動型と固定型とで構成され、内部に冷却水流路が設けられた金型と、前記金型の型締めと分離を行う型締め装置と、前記金型の前記冷却水流路に冷却水を通流させる冷却水ポンプと、前記ダイキャスト製品の外形形状を検出する形状検出器と、前記型締め装置による前記金型の型締め保持時間、又は前記冷却水ポンプの冷却水流量を調整する制御部と、を備え、前記制御部は、情報処理を行うプロセッサを含み、前記プロセッサは、鋳造後、前記金型を分離した際に、前記形状検出器から前記ダイキャスト製品の前記外形形状を取得し、取得した前記ダイキャスト製品の前記外形形状に基づいて、前記ダイキャスト製品の設計形状に対する変形量を算出し、算出した前記変形量に基づいて、前記型締め保持時間、又は前記冷却水流量を調整すること、を特徴とする。
【0007】
このように、鋳造後のダイキャスト製品の設計形状に対する変形量に応じて型締め保持時間、又は冷却水流量を調整するので、連続して鋳造を行う場合のダイキャスト製品の変形量の増大を抑制することができる。
【0008】
本開示の鋳造装置において、前記プロセッサは、算出した前記変形量が所定の閾値を超えた場合に、前記冷却水流量を増加させてもよい。
【0009】
これにより、連続して鋳造を行った際のダイキャスト製品の温度上昇を抑制し、ダイキャスト製品の変形量の増大を抑制することができる。
【0010】
本開示の鋳造装置において、前記プロセッサは、算出した前記変形量が所定の他の閾値を超えた場合に、前記型締め保持時間を長くしてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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