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公開番号
2025133153
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2024030916
出願日
2024-03-01
発明の名称
ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システム
出願人
株式会社豊田中央研究所
代理人
弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類
H02J
50/50 20160101AFI20250904BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】負荷の変化による電圧変動を抑制可能なワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システムを提供する。
【解決手段】ワイヤレス給電装置は、送電コイルと、送電コイルと対向して配置されている受電コイルと、送電コイルと受電コイルとの間に配置されている仲介コイルと、送電コイルと仲介コイルと受電コイルとを互いに連結している連結機構と、を備える。連結機構は、送電コイルと仲介コイルとの間の第1距離と、仲介コイルと受電コイルとの間の第2距離とが等しい状態を維持しながら、第1距離および第2距離を変更することが可能に構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
送電コイルと、
前記送電コイルと対向して配置されている受電コイルと、
前記送電コイルと前記受電コイルとの間に配置されている仲介コイルと、
前記送電コイルと前記仲介コイルと前記受電コイルとを互いに連結している連結機構と、
を備えるワイヤレス給電装置であって、
前記連結機構は、前記送電コイルと前記仲介コイルとの間の第1距離と、前記仲介コイルと前記受電コイルとの間の第2距離とが等しい状態を維持しながら、前記第1距離および前記第2距離を変更することが可能に構成されている、
ワイヤレス給電装置。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記連結機構は、前記送電コイルが備える中心軸と、前記仲介コイルが備える中心軸と、前記受電コイルが備える中心軸と、が互いに略一致している状態を維持しながら、前記第1距離および前記第2距離を変更することが可能に構成されている、請求項1に記載のワイヤレス給電装置。
【請求項3】
前記連結機構は、
前記送電コイル、前記仲介コイル、前記受電コイルのうちの少なくとも2つを前記中心軸方向に沿って移動可能にガイドしているガイド機構と、
前記第1距離と前記第2距離とが等しい状態を維持する距離調整機構と、
を備える、請求項2に記載のワイヤレス給電装置。
【請求項4】
前記ガイド機構は、パンタグラフ機構、または、レールおよび前記レール上を移動可能に構成されているスライダを備えたレール機構である、請求項3に記載のワイヤレス給電装置。
【請求項5】
前記距離調整機構は、前記送電コイルと前記受電コイルとを連結しているリンク機構を備えている、請求項4に記載のワイヤレス給電装置。
【請求項6】
前記距離調整機構は、前記送電コイルと前記仲介コイルとを連結している第1バネと、前記仲介コイルと前記受電コイルとを連結している第2バネと、を備えており、
前記第1バネと前記第2バネとのバネ定数が等しい、請求項4に記載のワイヤレス給電装置。
【請求項7】
前記送電コイルは、送電コイル中心軸を備えており、
前記受電コイルは、受電コイル中心軸を備えており、
前記連結機構は、前記送電コイル中心軸と前記受電コイル中心軸との前記仲介コイルにおける交差角度を変更可能に構成されている屈曲機構をさらに備えており、
前記屈曲機構は、前記送電コイル中心軸が前記仲介コイルを通過している状態、および、前記受電コイル中心軸が前記仲介コイルを通過している状態を維持しながら、前記交差角度を変更することが可能に構成されている、請求項1に記載のワイヤレス給電装置。
【請求項8】
請求項1から請求項7の何れか1項に記載のワイヤレス給電装置を備えた、机用のワイヤレス給電システムであって、
前記机は、床の上に配置される脚部と、前記脚部により支持されている天板と、前記天板の前記床からの高さを調節可能な高さ調節機構と、を備えており、
前記送電コイルは、前記床に配置されており、
前記受電コイルは、前記天板に配置されており、
前記仲介コイルは、前記天板と前記床との間に配置されている、
ワイヤレス給電システム。
【請求項9】
請求項1から請求項7の何れか1項に記載のワイヤレス給電装置を備えた、家具用のワイヤレス給電システムであって、
前記家具は、基部と、前記基部から引き出すことが可能に構成されているスライドテーブルと、を備えており、
前記送電コイルは、前記基部に配置されており、
前記受電コイルは、前記スライドテーブルに配置されており、
前記仲介コイルは、前記基部と前記スライドテーブルとの間に配置されている、
ワイヤレス給電システム。
【請求項10】
請求項1から請求項7の何れか1項に記載のワイヤレス給電装置を備えた、車両用のワイヤレス給電システムであって、
前記車両は、車体と、ホイールと、前記ホイールに配置されたインホイールモータと、を備えており、
前記送電コイルは、前記車体に配置されており、
前記受電コイルは、前記インホイールモータに配置されており、
前記仲介コイルは、前記車体と前記インホイールモータとの間に配置されている、
ワイヤレス給電システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、ワイヤレス給電装置およびワイヤレス給電システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
給電装置に設けられた送電コイルと、負荷装置に設けられた受電コイルとを非接触で結合させることで、給電装置から負荷装置に電力を供給するワイヤレス給電装置が知られている。以下の特許文献1および2には、このようなワイヤレス給電装置に関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-164294号公報
特開2017-005790号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ワイヤレス給電装置では、負荷装置の状態が変化したときに、送電コイルと受電コイルとの結合状態が変化し、負荷装置に印加される電圧が変動してしまう場合がある。送電コイルと受電コイルとの間に仲介コイルを配置すれば、負荷の変化による電圧変動を抑制できる。しかし、送電コイルと仲介コイルとの間の距離と、仲介コイルと受電コイルとの間の距離とを等しくする必要がある。よって、送電コイルと受電コイルとの間の距離を自由に変更することが制限されてしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示するワイヤレス給電装置の一実施形態は、送電コイルと、送電コイルと対向して配置されている受電コイルと、送電コイルと受電コイルとの間に配置されている仲介コイルと、送電コイルと仲介コイルと受電コイルとを互いに連結している連結機構と、を備える。連結機構は、送電コイルと仲介コイルとの間の第1距離と、仲介コイルと受電コイルとの間の第2距離とが等しい状態を維持しながら、第1距離および第2距離を変更することが可能に構成されている。
【0006】
上記の構造によると、連結機構によって、第1距離と第2距離とが等しい状態を維持しながら、第1距離および第2距離を変更することができる。これにより、受電コイルによって負荷に供給される電圧を安定化しながら、送電コイルと受電コイルとの間の距離を自由に変更することができる。送電コイルおよび受電コイルの配置位置の自由度を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
ワイヤレス給電装置1の回路構成図である。
コイルの構成具体例を示す斜視図である。
実施例2に係るコイルの具体構成例を示す図である。
実施例3に係るコイルの具体構成例を示す図である。
実施例3に係るコイルの具体構成例を示す図である。
ワイヤレス給電システム401の側面図である。
ワイヤレス給電システム401の側面図である。
ワイヤレス給電システム501の側面図である。
ワイヤレス給電システム501の側面図である。
ワイヤレス給電システム601を備えた車両右前部の断面図である。
ワイヤレス給電システム601を備えた車両右前部の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例】
【0008】
(ワイヤレス給電装置1の構成)
図1に、本実施例に係るワイヤレス給電装置1の回路構成図を示す。ワイヤレス給電装置1は、励振回路10、送電共振回路12、仲介共振回路14、受電共振回路16および制御部18を備えている。励振回路10には直流電力源20が接続され、受電共振回路16にはモータMTを含む負荷回路22が接続されている。送電共振回路12、仲介共振回路14、受電共振回路16は、共鳴によって電力を伝送する共振システムを構成し、励振回路10から出力された電力を負荷回路22に伝送する。
【0009】
励振回路10は、直列接続されたスイッチング素子S1およびスイッチング素子S2を備えている。直流電力源20の正極端子は、スイッチング素子S1の上端に接続されている。直流電力源20の負極端子は、スイッチング素子S2の下端に接続されている。制御部18は、スイッチング素子S1およびS2をオンオフ制御する。これにより、励振回路10は、時間波形が矩形波である矩形波電圧を送電共振回路12に出力する。
【0010】
送電共振回路12は、直列接続された送電キャパシタC1、送電抵抗器R1および送電コイルL1を備えている。送電キャパシタC1の一端はスイッチング素子S1およびS2の接続点に接続され、他端は送電抵抗器R1の一端に接続されている。送電抵抗器R1の他端は送電コイルL1の一端に接続され、送電コイルL1の他端は、スイッチング素子S2の下端に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
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