TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025131433
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024029178
出願日
2024-02-28
発明の名称
センサ
出願人
I-PEX株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01B
7/00 20060101AFI20250902BHJP(測定;試験)
要約
【課題】検出精度のばらつきを抑制することができるセンサを提供する。
【解決手段】センサとしての近接センサ1は、シート部材2と、シート部材2に近接する物体Hを検出する検出基板3と、を備える。シート部材2は、導電性を有する検出電極11と、導電性を有し、検出電極11と同電位となるように検出電極11に電気的に接続されたアクティブガード電極12と、導電性を有し、接地されたガード電極13と、絶縁体で構成され、検出電極11の裏面に表面が密着するとともにアクティブガード電極12の表面に裏面が密着する第1絶縁膜21と、絶縁体で構成され、アクティブガード電極12の裏面に表面が密着するとともにガード電極13の表面に裏面が密着する第2絶縁膜22と、を備える。検出基板3は、検出電極11と物体Hとの間に生じる静電容量の変化を検出する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
シート部材と、
前記シート部材に近接する物体を検出する検出部と、を備え、
前記シート部材は、
導電性を有する第1布と、
導電性を有し、前記第1布と同電位となるように前記第1布に電気的に接続された第2布と、
導電性を有し、接地された第3布と、
絶縁体で構成され、前記第1布の裏面に表面が密着するとともに前記第2布の表面に裏面が密着する第1絶縁膜と、
絶縁体で構成され、前記第2布の裏面に表面が密着するとともに前記第3布の表面に裏面が密着する第2絶縁膜と、を備え、
前記検出部は、前記第1布と前記物体との間に生じる静電容量の変化を検出するセンサ。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1布、前記第2布及び前記第3布は、外縁から延出して前記検出部に接続する延出部をそれぞれ備え、
前記検出部は、前記延出部を介して伝わる電気信号に基づいて、前記物体の近接を検出する、
請求項1に記載のセンサ。
【請求項3】
前記第1絶縁膜及び前記第2絶縁膜の膜面の面積は、前記第1布、前記第2布及び前記第3布の布面の面積よりも大きく、
前記第2布の布面の面積は、前記第1布及び前記第3布の布面の面積よりも大きく、
前記第3布の布面の面積は、前記第1布の布面の面積以上である、
請求項1に記載のセンサ。
【請求項4】
前記検出部は、
所定のサンプリング間隔で、前記シート部材から得られる電気信号に対応するサンプリング毎の検出値に基づいてフィルタリング処理を行って演算結果の出力値を出力するフィルタリング手段を備え、
前記フィルタリング手段から出力される出力値に基づいて、前記物体の近接を検出し、
前記フィルタリング手段は、
今回の検出値と前回の出力値との差分の絶対値が0より大きく閾値より小さい場合、今回の検出値よりも前回の出力値に近い値を、今回の出力値として出力するフィルタリング処理を行う、
請求項1から3のいずれか一項に記載のセンサ。
【請求項5】
前記フィルタリング手段は、
前記差分の絶対値が0から前記閾値に近づくにつれて、今回の出力値が今回の検出値に近づく関係を示すフィルタリング処理を行う、
請求項4に記載のセンサ。
【請求項6】
前記フィルタリング手段は、
前記差分の絶対値が、0より大きく前記閾値より小さい数値範囲のうち、少なくとも一部の数値範囲にある場合、前回の出力値と同じ値を、今回の出力値として出力する、
請求項4に記載のセンサ。
【請求項7】
前記フィルタリング手段は、
前記差分の絶対値が、0より大きく前記閾値より小さい数値範囲のうち、少なくとも一部の数値範囲にある場合、今回の検出値から一定の中間値だけ前回の出力値に近づいた値を、今回の出力値として出力する、
請求項4に記載のセンサ。
【請求項8】
前記フィルタリング手段は、
前記差分の絶対値が、0より大きく前記閾値より小さい数値範囲のうち、少なくとも一部の数値範囲にある場合、前記差分の絶対値が閾値に近づくにつれて、今回の検出値との差が0に近づく関係を示す値を今回の出力値として出力する、
請求項4に記載のセンサ。
【請求項9】
前記第1布、前記第2布及び前記第3布の少なくとも1枚は、前記絶縁膜に接着される、
請求項1に記載のセンサ。
【請求項10】
前記第1布、前記第2布及び前記第3布の少なくとも1枚は、前記絶縁膜に縫い合わされている、
請求項1に記載のセンサ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、センサに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、導電性の第1布および絶縁性の第2布を重ね合わせて構成される布と、第1布に電気的に接続された静電容量センサICとを備える近接センサが開示されている。近接センサは、第1布に接近する物体との間に発生する静電容量の変化によって物体の近接を検知する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-135169号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の近接センサは、第1布と近接する物体以外のものとの間に発生する静電容量の影響を受けることにより、近接する物体を検知する精度にばらつきが生じるという不都合があった。
【0005】
本発明は、上記実情の下になされたものであり、検出精度のばらつきを抑制することができるセンサを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明に係るセンサは、
シート部材と、
前記シート部材に近接する物体を検出する検出部と、を備え、
前記シート部材は、
導電性を有する第1布と、
導電性を有し、前記第1布と同電位となるように前記第1布に電気的に接続された第2布と、
導電性を有し、接地された第3布と、
絶縁体で構成され、前記第1布の裏面に表面が密着するとともに前記第2布の表面に裏面が密着する第1絶縁膜と、
絶縁体で構成され、前記第2布の裏面に表面が密着するとともに前記第3布の表面に裏面が密着する第2絶縁膜と、を備え、
前記検出部は、前記第1布と前記物体との間に生じる静電容量の変化を検出する。
【発明の効果】
【0007】
本発明に係るセンサによれば、検出精度のばらつきを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る近接センサの構成を示す模式図である。
図1のシート部材の一部が折り返された様子を示す模式図である。
(A)は、積層された検出電極、アクティブガード電極及びガード電極の一部を示す図である。(B)及び(C)は、検出電極、アクティブガード電極及びガード電極が検出基板に接続された状態を示す図である。
(A)は、物体が近接していない状態でシート部材により形成される電場を示す模式図である。(B)は、物体が近接する状態でシート部材により形成される電場を示す模式図である。
(A)は、物体が近接していない状態でアクティブガード電極を備えないシート部材により形成される電場を示す模式図である。(B)は、物体が近接する状態でアクティブガード電極を備えないシート部材により形成される電場を示す模式図である。
シート部材の各層の面積の大きさの違いを示す図である。
フィルタリング処理のフローチャートである。
差分の絶対値と検出値との関係を示すグラフである。
(A)及び(B)は、人協働ロボットを示す斜視図である。
垂直多関節ロボットを示す斜視図である。
スカラロボットを示す斜視図である。
移動ロボットを示す斜視図である。
(A)及び(B)は、多関節ロボットのエンドエフェクタのカバーにセンサが用いられる例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。なお、下記の実施の形態において、“有する”、“含む”又は“含有する”といった表現は、“からなる”又は“から構成される”という意味も包含する。
【0010】
図1に示すように、本実施の形態に係る近接センサ1は、保護対象Gを覆うとともに、保護対象Gに近接する物体Hを検出する。近接センサ1は、シート部材2と、検出部としての検出基板3と、を備える。シート部材2と検出基板3とは、電気的に接続されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
I-PEX株式会社
センサ
6日前
I-PEX株式会社
電気コネクタ
4日前
I-PEX株式会社
フローティングユニット
1か月前
I-PEX株式会社
コネクタカバー及びコネクタ組立体
10日前
個人
計量スプーン
6日前
個人
微小振動検出装置
17日前
ユニパルス株式会社
力変換器
1か月前
株式会社イシダ
X線検査装置
17日前
三菱電機株式会社
計測器
1か月前
横浜ゴム株式会社
音響窓
1か月前
株式会社辰巳菱機
システム
26日前
日置電機株式会社
測定装置
1か月前
IPU株式会社
距離検出装置
1か月前
株式会社FRPカジ
FRP装置
28日前
株式会社東芝
センサ
17日前
アンリツ株式会社
分光器
12日前
アンリツ株式会社
分光器
12日前
ダイハツ工業株式会社
測定用具
10日前
株式会社東芝
センサ
1か月前
株式会社ヨコオ
コンタクタ
10日前
株式会社カワタ
サンプリング装置
21日前
株式会社精工技研
光電圧プローブ
18日前
学校法人立命館
液面レベルセンサ
25日前
富士レビオ株式会社
嵌合システム
1か月前
TDK株式会社
ガスセンサ
20日前
TDK株式会社
磁気センサ
6日前
日本精工株式会社
分注装置
24日前
大和製衡株式会社
組合せ計量装置
28日前
TDK株式会社
磁気センサ
13日前
アズビル株式会社
火炎状態判定装置
1か月前
日本碍子株式会社
ガスセンサ
7日前
富士電機株式会社
半導体パッケージ
6日前
大陽日酸株式会社
液面センサ
13日前
国立大学法人京都大学
バイオセンサ
13日前
本多電子株式会社
超音波ソナー装置
1か月前
個人
材料特性パラメータの算定方法
6日前
続きを見る
他の特許を見る