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公開番号
2025129714
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-05
出願番号
2024026543
出願日
2024-02-26
発明の名称
コネクタカバー及びコネクタ組立体
出願人
I-PEX株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H01R
13/6581 20110101AFI20250829BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】カードの接点部を覆うことで電磁波によるノイズの影響を抑制することができるコネクタカバー及びコネクタ組立体を提供する。
【解決手段】コネクタカバー5は、第1位置P1ではカード3の接点部3bから離れ、第2位置P2では接点部3bと対向する導電性の回動カバー31を備える。回動カバー31は、第2位置P2に位置するときに、接点部3bを覆うカバー本体31aと、第2位置P2に位置するときに、シェル30に接触するシェル接触部と、第2位置P2に位置するときに、カード3に形成された接地用の導電性のシールドケース3cに接触するグランド接触部50と、を備える。第2位置P2に位置するときに、挿入口10a寄りのカバー本体31aの一方端の逆に位置する他方端W1は、接点部3bとカード3の一端V3の逆に位置する他端W3との間に位置するか、接点部3bよりもカード3の他端W3の近くに位置する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
板状の接続対象物と回路基板とを電気的に接続する電気コネクタを覆うコネクタカバーであって、
前記電気コネクタは、
前記接続対象物の幅広面が前記回路基板の主面に対向する状態で前記接続対象物の一端が挿入される挿入口が形成された正面と、前記回路基板の主面に対向する底面とを有する絶縁性のハウジングと、
前記回路基板に接続する基板接続部と、前記挿入口に挿入された前記接続対象物に形成された接点部に接触する接触部とを有し、前記ハウジングに取り付けられた導電性のコンタクトと、を備え、
前記コネクタカバーは、
前記ハウジングの前記底面及び前記正面を除く前記ハウジングの外面を覆うとともに前記回路基板に接続された導電性のシェルと、
第1位置と第2位置との間で回動が可能なように前記シェルに取り付けられ、前記第1位置では前記接続対象物の接点部から離れ、前記第2位置では前記接点部と対向する導電性の回動カバーと、を備え、
前記回動カバーは、
前記第2位置に位置するときに、前記接点部を覆うカバー本体と、
前記第2位置に位置するときに、前記シェルに接触するシェル接触部と、
前記第2位置に位置するときに、前記接続対象物に形成された接地用の導電性のシールドケースに接触するグランド接触部と、
を備え、
前記第2位置に位置するときに、前記挿入口寄りの前記カバー本体の一方端の逆に位置する他方端は、前記接点部と前記接続対象物の一端の逆に位置する他端との間に位置するか、前記接点部よりも前記接続対象物の他端の近くに位置する、
コネクタカバー。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記回動カバーは、
前記第2位置に位置するときに、前記第2位置から前記第1位置へ向かう方向の前記回動カバーの回動を制限する回動止め部を備える、
請求項1に記載のコネクタカバー。
【請求項3】
前記回動止め部は、
基端が前記カバー本体に固定され、
前記回動カバーが前記第2位置に位置するときに、前記接続対象物の前記幅広面における前記挿入口に沿った幅方向の縁部付近を前記接続対象物が挿抜される方向に沿って延びるように配置された弾性変形可能な片持ち梁部と、
前記片持ち梁部の先端に形成された爪部と、を備え、
前記回動カバーが前記第1位置から前記第2位置に向かって回動する間に、前記爪部と前記縁部との当接により前記片持ち梁部は前記接続対象物の前記幅方向の外方に向かって弾性変形し、前記回動カバーが前記第2位置まで到達すると、前記接続対象物の前記幅方向の縁部との当接による前記片持ち梁部の弾性変形が解除されて前記爪部が前記接続対象物の幅広面と対向する、
請求項2に記載のコネクタカバー。
【請求項4】
前記回動止め部は、前記接続対象物の前記幅広面の前記幅方向の両端の縁部に対応して配置される、
請求項3に記載のコネクタカバー。
【請求項5】
前記カバー本体は、前記ハウジングの上面に対向する上面板と、前記ハウジングの一対の側面に対向する一対の側面板と、を備え、
前記片持ち梁部の基端は、前記第2位置に位置するときに前記側面板の前記回路基板に対向する縁部に固定されている、
請求項4に記載のコネクタカバー。
【請求項6】
前記接続対象物は、締結具を介して前記回路基板に固定され、
前記回動止め部は、前記第2位置に位置するときに、前記締結具を介して前記回路基板に固定されて、前記回動カバーの回動を制限する、
請求項2に記載のコネクタカバー。
【請求項7】
前記接続対象物は、相手コネクタと嵌合するコネクタ部を備え、
前記回動止め部は、前記締結具を介して前記回路基板に固定された状態で、前記コネクタ部に嵌合された相手コネクタが分離することを抑制する抑制部を備える、
請求項6に記載のコネクタカバー。
【請求項8】
前記シェルは、前記回路基板の接地電極に接続される、
請求項1に記載のコネクタカバー。
【請求項9】
前記シェルは、前記ハウジングの上面を覆う上面板と、前記ハウジングの側面を覆う側面板と、前記ハウジングの背面を覆う背面板と、を備え、
前記上面板、前記側面板及び前記背面板は、前記ハウジングの背面に配置された前記コンタクトの前記基板接続部を覆う、
請求項1に記載のコネクタカバー。
【請求項10】
板状の接続対象物の幅広面が回路基板の主面に対向する状態で前記接続対象物の一端が挿入される挿入口が形成された正面と、前記回路基板の主面に対向する底面とを有する絶縁性のハウジングと、
前記回路基板に接続する基板接続部と、前記挿入口に挿入された前記接続対象物に形成された接点部に接触する接触部とを有し、前記ハウジングに取り付けられた導電性のコンタクトと、
前記ハウジングの前記底面及び前記正面を除く前記ハウジングの外面を覆うとともに前記回路基板に接続された導電性のシェルと、
第1位置と第2位置との間で回動が可能なように前記シェルに取り付けられ、前記第1位置では前記接続対象物の接点部から離れ、前記第2位置では前記接点部と対向する導電性の回動カバーと、を備え、
前記回動カバーは、
前記第2位置に位置するときに、前記接点部を覆うカバー本体と、
前記第2位置に位置するときに、前記シェルに接触するシェル接触部と、
前記第2位置に位置するときに、前記接続対象物に形成された接地用の導電性のシールドケースに接触するグランド接触部と、
を備え、
前記第2位置に位置するときに、前記挿入口寄りの前記カバー本体の一方端の逆に位置する他方端は、前記接点部と前記接続対象物の一端の逆に位置する他端との間に位置するか、前記接点部よりも前記接続対象物の他端の近くに位置する、
コネクタ組立体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタカバー及びコネクタ組立体に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、カードに形成された内部回路と基板に形成された内部回路とを電気的に接続する電気コネクタとして、カードエッジコネクタが開示されている。このカードエッジコネクタには、カードが挿入されるハウジングの上面、背面及び側面を覆い、カードの内部回路から放射される電磁波を遮蔽する電磁波シールドとして機能する導電性のシールドケースが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
中国実用新案第214754502号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このカードエッジコネクタでは、カードが挿入されるハウジングの前面については、シールドケースで覆われていない。このため、ハウジングに挿入されたカードの接点部が外部に露出したままとなるので、カードエッジコネクタ(カ―ドの接点部)から放射される電磁波が外部に漏洩して外部回路がノイズの影響を受けたり、外部からの電磁波が接点部に混入してノイズの影響を受けたりするおそれがある。
【0005】
本発明は、上記実情の下になされたものであり、カードの接点部を覆うことで電磁波によるノイズの影響を抑制することができるコネクタカバー及びコネクタ組立体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係るコネクタカバーは、
板状の接続対象物と回路基板とを電気的に接続する電気コネクタを覆うコネクタカバーであって、
前記電気コネクタは、
前記接続対象物の幅広面が前記回路基板の主面に対向する状態で前記接続対象物の一端が挿入される挿入口が形成された正面と、前記回路基板の主面に対向する底面とを有する絶縁性のハウジングと、
前記回路基板に接続する基板接続部と、前記挿入口に挿入された前記接続対象物に形成された接点部に接触する接触部とを有し、前記ハウジングに取り付けられた導電性のコンタクトと、を備え、
前記コネクタカバーは、
前記ハウジングの前記底面及び前記正面を除く前記ハウジングの外面を覆うとともに前記回路基板に接続された導電性のシェルと、
第1位置と第2位置との間で回動が可能なように前記シェルに取り付けられ、前記第1位置では前記接続対象物の接点部から離れ、前記第2位置では前記接点部と対向する導電性の回動カバーと、を備え、
前記回動カバーは、
前記第2位置に位置するときに、前記接点部を覆うカバー本体と、
前記第2位置に位置するときに、前記シェルに接触するシェル接触部と、
前記第2位置に位置するときに、前記接続対象物に形成された接地用の導電性のシールドケースに接触するグランド接触部と、
を備え、
前記第2位置に位置するときに、前記挿入口寄りの前記カバー本体の一方端の逆に位置する他方端は、前記接続対象物の接点部と前記接続対象物の一端の逆に位置する他端との間に位置するか、前記接点部よりも前記接続対象物の他端の近くに位置する。
【0007】
また、本発明の第2の観点に係るコネクタ組立体は、
板状の接続対象物の幅広面が回路基板の主面に対向する状態で前記接続対象物の一端が挿入される挿入口が形成された正面と、前記回路基板の主面に対向する底面とを有する絶縁性のハウジングと、
前記回路基板に接続する基板接続部と、前記挿入口に挿入された前記接続対象物に形成された接点部に接触する接触部とを有し、前記ハウジングに取り付けられた導電性のコンタクトと、
前記ハウジングの前記底面及び前記正面を除く前記ハウジングの外面を覆うとともに前記回路基板に接続された導電性のシェルと、
第1位置と第2位置との間で回動が可能なように前記シェルに取り付けられ、前記第1位置では前記接続対象物の接点部から離れ、前記第2位置では前記接点部と対向する導電性の回動カバーと、を備え、
前記回動カバーは、
前記第2位置に位置するときに、前記接点部を覆うカバー本体と、
前記第2位置に位置するときに、前記シェルに接触するシェル接触部と、
前記第2位置に位置するときに、前記接続対象物に形成された接地用の導電性のシールドケースに接触するグランド接触部と、
を備え、
前記第2位置に位置するときに、前記挿入口寄りの前記カバー本体の一方端の逆に位置する他方端は、前記接続対象物の接点部と前記接続対象物の一端の逆に位置する他端との間に位置するか、前記接点部よりも前記接続対象物の他端の近くに位置する。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、カードの接点部を覆うことで電磁波によるノイズの影響を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施の形態1に係る電気コネクタ及びカードの斜視図である。
(A)は、本発明の実施の形態1に係る電気コネクタ及びコネクタカバー(第1位置)の斜視図である。(B)は、(A)の電気コネクタ及びコネクタカバー(第2位置)の斜視図である。
図2(B)のハウジングを除くコネクタ組立体及びカードのIII-III線断面の一部を示す図である。
シェルを透明な素材としたときの電気コネクタ及びシェルの斜視図である。
(A)は、シェルの軸部を示す斜視図である。(B)は、シェルの軸部に回動カバーが取り付けられている様子を示す斜視図である。
係合部がカードに係合する様子を示す模式図である。
カードが装着されていない状態のコネクタ組立体の斜視図である。
ボルトによるカードの係止を解除した状態で、回動カバーが第1位置にあるときのコネクタ組立体の斜視図である。
ボルトによるカードの係止を解除した状態で、回動カバーがカードに係合した状態のコネクタ組立体の斜視図である。
本発明の実施の形態2に係るコネクタ組立体及びカードの斜視図である。
本発明の実施の形態2に係る電気コネクタ及びコネクタカバー(第1位置)の斜視図である。
図10の係合部の拡大斜視図である。
(A)は、本発明の実施の形態2に係るコネクタ組立体(回動カバー除く)及びカードの斜視図である。(B)は(A)のコネクタ組立体(回動カバー含む)及びカードの斜視図である。
回動カバーの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。各図面においては、同一又は同等の部分に同一の符号を付す。なお、下記の実施の形態において、“有する”、“含む”又は“含有する”といった表現は、“からなる”又は“から構成される”という意味も包含する。
(【0011】以降は省略されています)
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