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公開番号2025131310
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-09-09
出願番号2024028976
出願日2024-02-28
発明の名称コード生成装置、コード生成システム、および、コード生成方法
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人磯野国際特許商標事務所
主分類G06F 8/35 20180101AFI20250902BHJP(計算;計数)
要約【課題】開発コストを低減しつつ、特定のハードウェア向けに制御性能の向上が期待できるコードを作成すること。
【解決手段】コード生成装置1は、対象物の制御ロジックを定義した制御モデル20の入力を受け、制御モデル20を構成する各制御ブロックを解析するモデル解析部121と、モデル解析部121により解析された制御ブロックを対象物で動作させるための少なくとも2つの異なるコードを生成するコード生成部123と、生成したコードを出力するコード出力部129とを有する。さらに、コード生成装置1のモデル抽出部122は、モデル解析部121が解析した制御ブロック群から、任意の連結度以上に連結している制御ブロック群を抽出し、コード生成部123は、モデル抽出部122が抽出した制御ブロック群のみを動作させるコードを生成する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲【請求項1】
対象物の制御ロジックを定義した制御モデルの入力を受け、前記制御モデルを構成する各制御ブロックを解析するモデル解析部と、
前記モデル解析部により解析された制御ブロックを前記対象物で動作させるための少なくとも2つの異なるコードを生成するコード生成部と、
前記コード生成部が生成した前記少なくとも2つの異なるコードを出力する出力部とを有することを特徴とする
コード生成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記コード生成装置は、さらに、モデル抽出部を有しており、
前記モデル抽出部は、前記モデル解析部が解析した制御ブロック群から、任意の連結度以上に連結している制御ブロック群を抽出し、
前記コード生成部は、前記少なくとも2つの異なるコードのうちの1つのコードについて、前記モデル抽出部が抽出した制御ブロック群のみを動作させるコードとすることを特徴とする
請求項1に記載のコード生成装置。
【請求項3】
前記コード生成装置は、さらに、モデル抽出部を有しており、
前記モデル抽出部は、前記モデル解析部が解析した制御ブロック群から、所定の繰り返し処理を表す制御ブロック群を抽出し、
前記コード生成部は、前記少なくとも2つの異なるコードのうちの1つのコードについて、前記モデル抽出部が抽出した制御ブロック群のみを動作させるコードとすることを特徴とする
請求項1に記載のコード生成装置。
【請求項4】
前記コード生成装置は、さらに、モデル抽出部を有しており、
前記モデル抽出部は、前記モデル解析部が解析した制御ブロック群から、演算内容を含む制御ブロック群を抽出し、
前記コード生成部は、前記少なくとも2つの異なるコードのうちの1つのコードについて、前記モデル抽出部が抽出した制御ブロック群のみを動作させるコードとすることを特徴とする
請求項1に記載のコード生成装置。
【請求項5】
前記コード生成部は、前記少なくとも2つの異なるコードとして、少なくとも2つの異なる言語のコードを生成し、
少なくとも2つの異なる言語のうちの第1のコードは、C言語のコードであり、
少なくとも2つの異なる言語のうちの第2のコードは、アセンブリ言語のコードまたはハードウエア記述言語のコードであることを特徴とする
請求項1に記載のコード生成装置。
【請求項6】
前記コード生成部は、前記第1のコードとして、前記モデル解析部が解析した全ての制御ブロック群を動作させるコードを生成することを特徴とする
請求項5に記載のコード生成装置。
【請求項7】
前記コード生成部は、前記少なくとも2つの異なるコードを生成する場合に、前記少なくとも2つの異なるコードで共通に含まれる所定の制御ブロックについては、その他の制御ブロックと判別できるように、前記少なくとも2つの異なるコードに出力することを特徴とする
請求項1に記載のコード生成装置。
【請求項8】
前記コード生成部は、前記少なくとも2つの異なるコードを生成する場合に、前記少なくとも2つの異なるコードで共通に含まれる所定の制御ブロックについては、第1のコードに含まれる所定の制御ブロックを、第2のコードに含まれる所定の制御ブロックを呼び出す処理に置き換えることを特徴とする
請求項1に記載のコード生成装置。
【請求項9】
請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載のコード生成装置と、シミュレーション装置とを有するコード生成システムであって、
前記シミュレーション装置は、前記コード生成装置が作成した前記少なくとも2つの異なるコードを模擬的に実行することを特徴とする
コード生成システム。
【請求項10】
コード生成装置は、モデル解析部と、コード生成部と、出力部とを有しており、
前記モデル解析部は、対象物の制御ロジックを定義した制御モデルの入力を受け、前記制御モデルを構成する各制御ブロックを解析し、
前記コード生成部は、前記モデル解析部により解析された制御ブロックを前記対象物で動作させるための少なくとも2つの異なるコードを生成し、
前記出力部は、前記コード生成部が生成した前記少なくとも2つの異なるコードを出力することを特徴とする
コード生成方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、コード生成装置、コード生成システム、および、コード生成方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
プログラムの開発者は、C言語などのプログラミング言語の文法に沿って、ソースコードを記述する。プログラミング言語の習得コストがかかるため、ソースコードの記述を支援するシステムが提案されている。
例えば、特許文献1には、「各種情報を記述する表本体と、この表本体を検索するための記述内容と書式を定義するタイトル情報を記述するタイトル記述表とで構成し、表本体のマトリックス構造に応じた意味情報を特定する意味生成規則をタイトル情報毎に記憶しておき、一つのタイトル記述表と、このタイトル記述表のタイトル情報に対応する各種情報を記述した少なくとも一つの表本体とで構成した認識対象の表を記述した文書データファイルを解析して、マトリックス構造を認識してタイトル記述表と表本体とを区別し、そのタイトル記述表のタイトル情報に基づいて意味生成規則を呼び出し、その意味生成規則に基づいて認識対象の表の表本体の意味情報を抽出して、表本体の意味を認識するようにした表認識システム」が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-195243号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1は、C言語などの汎用的に組込みができるソースコードには対応しているが、特定のハードウェア向けのカスタムコードに対しては未検討である。実装時のソフトウェアの処理時間を短くするなどマイコン特有の機能を最大限に活用するために、開発者は、手作業でアセンブリ言語コードなどのカスタムコードを記述する必要がある。そのため、開発コストが増えてしまう。
【0005】
本発明は、上記課題を鑑み、開発コストを低減しつつ、特定のハードウェア向けに制御性能の向上が期待できるコードを作成することを支援することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本発明のコード生成装置は、以下の特徴を有する。
本発明は、対象物の制御ロジックを定義した制御モデルの入力を受け、前記制御モデルを構成する各制御ブロックを解析するモデル解析部と、
前記モデル解析部により解析された制御ブロックを前記対象物で動作させるための少なくとも2つの異なるコードを生成するコード生成部と、
前記コード生成部が生成した前記少なくとも2つの異なるコードを出力する出力部とを有することを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、開発コストを低減しつつ、特定のハードウェア向けに制御性能の向上が期待できるコードを作成することを支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施例1に関するコード生成装置の概要を示す構成図である。
実施例1に関するコード生成装置のハードウェア構成図である。
実施例1に関するCPUが実行するプログラムにより構成される処理部を示す構成図である。
実施例1に関するカスタムコード生成部の詳細な構成図である。
実施例1に関する制御モデルの全体図である。
実施例1に関する図5の制御モデルの一部を示す拡大図である。
実施例1に関するモデル解析部が、図5、図6の制御モデルを解析した結果であるモデル種類別情報を示す説明図である。
実施例1に関するモデル解析部が、図5、図6の制御モデルを解析した結果である制御ブロックパス情報を示す説明図である。
実施例1に関するモデル解析部が、図5、図6の制御モデルを解析した結果である接続状態情報を示す説明図である。
実施例1に関する高頻度モデル抽出部が接続状態情報から抽出した抽出接続状態情報を示す説明図である。
実施例1に関する図4のカスタムコード生成部の変形例を示す構成図である。
実施例2に関する図11のカスタムコード生成部12の変形例を示す構成図である。
実施例3に関する図1のコード生成装置1の変形例を示す図である。
実施例4に関する図13のコード生成装置1の変形例を示す図である。
本実施形態に関するコード生成システム100の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態を説明する。
【実施例】
【0010】
図1は、コード生成装置1の概要を示す構成図である。
コード生成装置1は、以下の手順(コード生成方法)を実行する。
(手順1)1つ以上の制御ブロックを含む制御モデル20の入力を受け付ける。制御ブロックは、制御アルゴリズムなどの制御ロジックを実装するデータモデルである。
(手順2)カスタムコード生成部12は、制御モデル20を解析して、制御モデル20に含まれる各制御ブロックを抽出する。
(手順3)カスタムコード生成部12は、制御モデル20から抽出した制御ブロックに対応したカスタムコード22を生成する。カスタムコード22は、指定のマイコンなどの対象物29(特定のハードウェア)上で動作させることで、対象物29の制御性能の向上が期待できる。
(手順4)C言語コード生成部11は、制御モデル20の制御ブロックをすべて含むC言語コード21を生成する。このC言語コード21は、制御モデル20から解析された全ての制御ブロック群を対象物29上で動作させるコードである。
(【0011】以降は省略されています)

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