TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025130998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-09
出願番号
2024028449
出願日
2024-02-28
発明の名称
サブマージアーク溶接の溶接方法、および、サブマージアーク溶接システム
出願人
株式会社ダイヘン
代理人
個人
,
個人
主分類
B23K
9/18 20060101AFI20250902BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】より簡易な方法で、良好なアークスタートを可能とするサブマージアーク溶接の溶接方法、および、サブマージアーク溶接システムを提供する。
【解決手段】溶接電源装置2と、溶接ワイヤを送給するワイヤ送給装置5とを備えるサブマージアーク溶接システムA1において、サブマージアーク溶接を行う溶接方法であって、溶接開始前に、溶接ワイヤを、先端面8aが溶接ワイヤの延びる方向に直交する直交面9に対して傾斜するように切断する切断工程を備えている。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
溶接電源装置と、溶接ワイヤを送給するワイヤ送給装置とを備えるサブマージアーク溶接システムにおいて、サブマージアーク溶接を行う溶接方法であって、
溶接開始前に、前記溶接ワイヤを、先端面が前記溶接ワイヤの延びる方向に直交する直交面に対して傾斜するように切断する切断工程を備えている、
溶接方法。
続きを表示(約 590 文字)
【請求項2】
前記先端面と前記直交面とがなす傾斜角度は、30°以上、60°以下である、
請求項1に記載の溶接方法。
【請求項3】
前記サブマージアーク溶接システムは、前記ワイヤ送給装置が搭載され、かつ、溶接線に沿って移動する台車をさらに備え、
前記先端面は、前記台車の進行方向とは反対側を向いている、
請求項1に記載の溶接方法。
【請求項4】
前記溶接電源装置が前記溶接ワイヤと被溶接物との間に直流電圧を印加しながら、前記ワイヤ送給装置が初期送給速度で前記溶接ワイヤの送給を行って、前記溶接ワイヤと前記被溶接物との接触を検出する短絡検出工程と、
フラックスの散布を開始する散布開始工程と、
をさらに備え、
前記散布開始工程は、前記短絡検出工程より前に行われる、
請求項1ないし3のいずれかに記載の溶接方法。
【請求項5】
サブマージアーク溶接を行うためのサブマージアーク溶接システムであって、
電力を供給する溶接電源装置と、
溶接ワイヤと、
前記溶接ワイヤを送給するワイヤ送給装置と、
を備え、
前記溶接ワイヤの先端面は、前記溶接ワイヤの延びる方向に直交する直交面に対して傾斜している、
サブマージアーク溶接システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サブマージアーク溶接の溶接方法、および、サブマージアーク溶接システムに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来からサブマージアーク溶接が知られている。サブマージアーク溶接は、被溶接物の上に粒上のフラックスを散布し、フラックスの中に溶接ワイヤを送給して、溶接ワイヤの先端と被溶接物との間にアークを発生させて溶接を行うものである。サブマージアーク溶接では、太径の溶接ワイヤに大電流を流すことで、厚板を高能率で溶接することができる。
【0003】
特許文献1には、サブマージアーク溶接の溶接開始時の作業を自動化し、かつ、溶接後のビードに不純物が混入することを抑制できる溶接電源システムが開示されている。当該溶接電源システムでは、スタート電流期間を設け、その期間にスタート電流を流すとともに、溶接ワイヤの送給速度を低速にすることで、良好なスタート性を実現している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-45136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の方法では、溶接ワイヤの先端と被溶接物との接触状態を検出してスタート電流を流すという工程が必要になる。このような工程を実施するためには、特別な機能を有する溶接電源装置および制御装置が必要なので、既存の溶接電源装置では当該方法を適用することができない。
【0006】
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、より簡易な方法で、良好なアークスタートを可能とするサブマージアーク溶接の溶接方法、および、サブマージアーク溶接システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の第1の側面によって提供される溶接方法は、溶接電源装置と、溶接ワイヤを送給するワイヤ送給装置とを備えるサブマージアーク溶接システムにおいて、サブマージアーク溶接を行う溶接方法であって、溶接開始前に、前記溶接ワイヤを、先端面が前記溶接ワイヤの延びる方向に直交する直交面に対して傾斜するように切断する切断工程を備えている。
【0008】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記先端面と前記直交面とがなす傾斜角度は、30°以上、60°以下である。
【0009】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記サブマージアーク溶接システムは、前記ワイヤ送給装置が搭載され、かつ、溶接線に沿って移動する台車をさらに備え、前記先端面は、前記台車の進行方向とは反対側を向いている。
【0010】
本発明の好ましい実施の形態においては、前記溶接電源装置が前記溶接ワイヤと被溶接物との間に直流電圧を印加しながら、前記ワイヤ送給装置が初期送給速度で前記溶接ワイヤの送給を行って、前記溶接ワイヤと前記被溶接物との接触を検出する短絡検出工程と、フラックスの散布を開始する散布開始工程と、をさらに備え、前記散布開始工程は、前記短絡検出工程前に行われる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
株式会社ダイヘン
変圧器
1か月前
株式会社ダイヘン
移動装置
13日前
株式会社ダイヘン
給電装置
1か月前
株式会社ダイヘン
制御装置
1か月前
株式会社ダイヘン
電源装置
1か月前
株式会社ダイヘン
固相接合装置
1日前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
1か月前
株式会社ダイヘン
電力変換装置
8日前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
1か月前
株式会社ダイヘン
固相接合装置
1か月前
株式会社ダイヘン
固相接合装置
1日前
株式会社ダイヘン
直流電源回路
2か月前
株式会社ダイヘン
電力管理装置
1日前
株式会社ダイヘン
固相接合装置
1日前
株式会社ダイヘン
固相接合装置
1日前
株式会社ダイヘン
溶接電源装置
1か月前
株式会社ダイヘン
高周波電源装置
1か月前
株式会社ダイヘン
安定度向上装置
2か月前
株式会社ダイヘン
変換装置集積体
8日前
株式会社ダイヘン
スポット接合装置
1か月前
株式会社ダイヘン
フラックス回収装置
2か月前
株式会社ダイヘン
サブマージアーク溶接機
2か月前
株式会社ダイヘン
コイル及び電力授受装置
1か月前
株式会社ダイヘン
パルスアーク溶接制御方法
1か月前
株式会社ダイヘン
パルスアーク溶接制御方法
1か月前
株式会社ダイヘン
パルスアーク溶接制御方法
1か月前
株式会社ダイヘン
交流パルスアーク溶接制御方法
6日前
株式会社ダイヘン
吸引ノズルおよびその製造方法
2か月前
株式会社ダイヘン
サブマージアーク溶接システム
2日前
株式会社ダイヘン
交流パルスアーク溶接制御方法
2日前
株式会社ダイヘン
サブマージアーク溶接制御方法
6日前
株式会社ダイヘン
固相接合装置および固相接合方法
1か月前
株式会社ダイヘン
制御回路、および、蓄電池システム
1か月前
株式会社ダイヘン
固相接合装置および固相接合システム
6日前
株式会社ダイヘン
固相接合装置および固相接合システム
1か月前
株式会社ダイヘン
DC電源装置、およびパルス発生装置
1か月前
続きを見る
他の特許を見る