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公開番号
2025130210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-08
出願番号
2024027220
出願日
2024-02-27
発明の名称
サイロ内貯蔵物測温ケーブル
出願人
株式会社チノー
代理人
個人
主分類
G01K
13/10 20060101AFI20250901BHJP(測定;試験)
要約
【課題】サイロ内の貯蔵物の温度測定のための測温ケーブルは、貯蔵物と直接触れないように被覆材で被覆されるが、貯蔵物を取り出す際の摩擦力などにより被覆材が伸び、伸びた下端付近が断裂し破片が貯留物に混入する。被覆材の伸びを検知した場合には測温ケーブル自体の交換が必要となる。
【課題を解決するための手段】サイロ内貯蔵物測温ケーブルの先端に被覆材の下端を受け止めるように被覆材落下防止部を設けたことにより、サイロ内貯蔵物の排出時に貯蔵物と触れた被覆材が伸びようとすることを防止できる。そのため、被覆材先端部の落下を防止でき、前記測温ケーブルの交換頻度を低減でき、交換の手間とコストを省くことができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
金属からなる長尺の構造芯と、
前記構造芯の周囲に巻きまわされる温度センサーを含む長尺の線材と、
前記線材の外周を保護する長尺のプラスチック製の被覆材と、
前記構造芯の下端に設けられ、前記被覆材の下端を受け止めるように配置される被覆材落下防止部と、
からなるサイロ内貯蔵物測温ケーブル。
続きを表示(約 75 文字)
【請求項2】
前記被覆材落下防止部は、構造芯下端部にかしめられる金属製の筒状構造体である請求項1に記載のサイロ内貯蔵物測温ケーブル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、穀物などを貯蔵するサイロ内の温度を測定するサイロ内貯蔵物測温ケーブルにおいて、測温ケーブル外周保護用プラスチック製の被覆材先端が使用の経年とともに伸びて落下し、貯蔵物の異物となることを防ぐサイロ内貯蔵物測温ケーブルに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
穀物や石炭などを貯蔵するサイロでは、サイロ内の貯蔵物の温度測定が重要である。前記のようなサイロ内貯蔵物が可燃性の物質であった場合には貯蔵庫内での自然発火を検知したり、穀物などの場合は保存温度を維持したりするために必要となっている。温度測定のためには、サイロ内の側壁に温度センサーを取り付ける方法もあるが、貯蔵物周囲の温度しか測定することができず、貯蔵物中央の温度を測定できないために、穀物の場合はサイロ内壁部との温度差による結露によって腐敗したり、高温によって品質が劣化したりすることなどなどを検知するには不十分である。
【0003】
また、穀物や石炭などの貯蔵用サイロでは通常サイロ上部の投入口から貯蔵予定物をサイロ内へ投入し、重力を利用してサイロ下部の取り出し口から貯蔵物をサイロ外へ取り出す。そのためサイロ内貯蔵物の温度測定用に設置した測温ケーブルには上から下に向かって、貯蔵物との摩擦により、引っ張り力がかかっている。
【0004】
特許文献1では、サイロ内部にサイロ上部から貯蔵物の温度を測定するためのサイロ測温ケーブルを垂下させる。この垂下されたサイロ測温ケーブルには多数の温度センサーが取り付けられ、サイロ内の貯蔵物の温度を測定することが可能となっている。
【0005】
特許文献2には、特許文献1での測温ケーブル外周保護用プラスチック製の被覆材先端が使用の経年とともに貯蔵物との摩擦力によって伸び、伸びた先端付近の被覆材が断裂して落下し、落下した先端や、断裂時の被覆材破片が貯蔵物の異物となることを防ぐための検知手段について開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実全昭57-46835号
特開2014-145653号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に記載の発明の測温ケーブルでは、測温ケーブル外周保護用プラスチック製の被覆材先端が使用の経年とともに伸びて落下し、貯蔵物の異物となる課題がある。この課題を解決するために、出願人は特許文献2の被覆材先端が使用の経年とともに伸びて断裂し先端が落下する前に、伸びを検知する回路を設ける発明を考案した。しかし、被覆材先端が落下する前に検知するのみであって、伸び自体は防止できない。落下可能性がある伸びを検知した場合には、該当する測温ケーブルを回収し新品に交換する必要があった。
【0008】
そこで本発明では、測温ケーブルの先端に被覆材の下端を受け止めるように被覆材落下防止部を配置した測温ケーブルを提供する。測温ケーブル先端に被覆材落下防止部を設けたことにより、サイロ内貯蔵物の排出時に貯蔵物と触れた被覆材が伸びようとすることを防止できる。そのため、被覆材先端部の落下を防止できるため、被覆材の伸びを検知する回路を設けずに済み、測温ケーブルの交換頻度を低減でき、交換の手間とコストを省くことができる。
【課題を解決するための手段】
【0009】
以上のような測定装置に関する課題を解決するために、本願では、第一の発明として、
金属からなる長尺の構造芯と、
前記構造芯の周囲に巻きまわされる温度センサーを含む長尺の線材と、
前記線材の外周を保護する長尺のプラスチック製の被覆材と、
前記構造芯の下端に設けられ、前記被覆材の下端を受け止めるように配置される被覆材落下防止部と、
からなるサイロ内貯蔵物測温ケーブルを提供する。
【0010】
第二の発明として、第一の発明を基礎とした、
前記被覆材落下防止部は、構造芯下端部にかしめられる金属製の筒状構造体であるサイロ内貯蔵物測温ケーブルを提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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