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公開番号
2025128578
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-03
出願番号
2024025322
出願日
2024-02-22
発明の名称
電線切断ストリッパー
出願人
株式会社東芝
代理人
弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類
H02G
1/12 20060101AFI20250827BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】複数芯線の電線を対象に電線の切断作業と被覆を剥ぐ作業とを同時に行なうことが可能になる電線切断ストリッパーを提供する。
【解決手段】電線切断ストリッパー10は、側面ペンチ形状で、上下の柄部10a,10bの各々から前方へ向け左右平行に設けられた左交差部13aL,13bLと右交差部13aR,13bRを介し、上下対称の左の上下顎部14bL,14aLと右の上下顎部14bR,14aRとを左右平行に設ける。左の上下切断パーツ20b,20aを取り付けた上下顎部間と、右の上下切断パーツ21bを取り付けた上下顎部間とに渡して電線を挟み込み切断する。左の上下切断パーツの外装被覆切断刃20bc,20acで電線の外装被覆が切断されると同時に、右の上下切断パーツの絶縁被覆切断刃21bc1で外装被覆及び絶縁被覆が切断され、芯線切断刃21bc2で電線が切り離される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の芯線を有する電線の電線切断ストリッパーであって、
ユーザ操作される一対の柄部の開閉に連動して開閉する第1の上下顎部と、
前記第1の上下顎部と開閉する方向を平行に且つ開閉する位置を並列に連動して開閉する第2の上下顎部と、
前記第1の上下顎部の対向する面にそれぞれ設けられ、前記第1の上下顎部間から前記第2の上下顎部間に前記開閉する方向と直交する方向に配置された前記電線の外装被覆を、前記第1の上下顎部が閉じるのに応じて前記電線の上下から前記電線の芯線および絶縁被覆を残した状態で切断する上下の外装被覆切断刃と、
前記第2の上下顎部の対向する面にそれぞれ設けられ、前記第1の上下顎部間から前記第2の上下顎部間に配置された前記電線の外装被覆および絶縁被覆を、前記第2の上下顎部が閉じるのに応じて前記電線の上下から前記電線の芯線を残した状態で切断する上下の絶縁被覆切断刃と、
前記第2の上下顎部の対向する面にそれぞれ、前記上下の絶縁被覆切断刃よりも前記第1の上下顎部から離れる方向へ一定間隔を置いた位置に設けられ、前記第1の上下顎部間から前記第2の上下顎部間に配置された前記電線を上下から切断する上下の芯線切断刃と、
を備える電線切断ストリッパー。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1の上下顎部と前記第2の上下顎部との平行な間隔をユーザ操作に応じて調節し、前記電線の外装被覆の剥ぎ幅を調節する外装被覆剥ぎ幅調節機構を備える、
請求項1に記載の電線切断ストリッパー。
【請求項3】
前記上下の外装被覆切断刃のうち上の外装被覆切断刃を設けた前記第1の上顎部に着脱可能に取り付けられる第1上切断パーツと、
前記上下の外装被覆切断刃のうち下の外装被覆切断刃を設けた前記第1の下顎部に着脱可能に取り付けられる第1下切断パーツと、
前記上下の絶縁被覆切断刃のうち上の絶縁被覆切断刃と、前記上下の芯線切断刃のうち上の芯線切断刃と、を設けた前記第2の上顎部に着脱可能に取り付けられる第2上切断パーツと、
前記上下の絶縁被覆切断刃のうち下の絶縁被覆切断刃と、前記上下の芯線切断刃のうち下の芯線切断刃と、を設けた前記第2の下顎部に着脱可能に取り付けられる第2下切断パーツと、を備え、
前記第1上切断パーツと前記第1下切断パーツと前記第2上切断パーツと前記第2下切断パーツは、何れも異なる芯線数の電線に対応して複数用意される、
請求項1または請求項2に記載の電線切断ストリッパー。
【請求項4】
前記第1上切断パーツと前記第1下切断パーツと前記第2上切断パーツと前記第2下切断パーツとは、それぞれ前記第1の上顎部と前記第1の下顎部と前記第2の上顎部と前記第2の下顎部とに対する取付面に設けられた凸部または溝に対して、前記第1の上顎部と前記第1の下顎部と前記第2の上顎部と前記第2の下顎部とに設けられた溝または凸部を嵌め込んで取り付けられる、
請求項3に記載の電線切断ストリッパー。
【請求項5】
前記凸部と前記溝とは磁石として吸着される、
請求項4に記載の電線切断ストリッパー。
【請求項6】
前記第1上切断パーツと前記第1下切断パーツと前記第2上切断パーツと前記第2下切断パーツそれぞれの前記第1の上顎部と前記第1の下顎部と前記第2の上顎部と前記第2の下顎部とに対する取付面と、前記第1の上顎部と前記第1の下顎部と前記第2の上顎部と前記第2の下顎部それぞれの前記第1上切断パーツと前記第1下切断パーツと前記第2上切断パーツと前記第2下切断パーツとに対する取付面とは、磁石として吸着される、
請求項4に記載の電線切断ストリッパー。
【請求項7】
前記第1上切断パーツと前記第1下切断パーツと前記第2上切断パーツと前記第2下切断パーツのそれぞれに設けられ、前記第1の上下顎部および前記第2の上下顎部が閉じる際に、前記第1の上下顎部間から前記第2の上下顎部間に前記開閉する方向と直交する方向に配置された前記電線の側面をガイドする電線ガイドを備える、
請求項4に記載の電線切断ストリッパー。
【請求項8】
前記第1の上下顎部と前記第2の上下顎部の前記開閉する方向と直交する方向に沿って設けられ、前記外装被覆剥ぎ幅調節機構により調節される前記第1の上下顎部と前記第2の上下顎部との平行な間隔を測るための目盛りを備える、
請求項2に記載の電線切断ストリッパー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、電線切断ストリッパーに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば電気工事において作業者が電線を切断するにはニッパーを使用し、切断した電線の被覆を剥ぐにはストリッパーを使用している。
【0003】
この際、作業者はニッパーとストリッパーを持ち替えて対象の電線を加工することになるが、作業が面倒で時間が掛かるだけでなく、電線毎に一定した仕上がりで加工することが難しい。
【0004】
そこで、電線の切断作業と被覆材を剥ぐ作業とを同時に行なえるようにした工具が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2019-092249号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の工具では、電線の切断刃(電線切断刃)と被覆材の切断刃(被覆材切断刃)とは、何れも鋏状であって、被覆材を剥ぐ長さに対応する間隔で平行に配置され、電線切断刃と被覆材切断刃とを連動させて鋏状に閉じることで、各切断刃の対応する所定の位置において電線の切断と被覆材の切断とが同時になされるものである。
【0007】
このため、従来の工具では、単線の電線を対象に電線の切断作業と被覆を剥ぐ作業とを同時に行なうことができるものの、複数の芯線を有する電線を対象に電線の切断作業と被覆を剥ぐ作業とを同時に行なうことはできない。
【0008】
本発明が解決しようとする課題は、複数の芯線を有する電線を対象に電線の切断作業と被覆を剥ぐ作業とを同時に行なうことが可能になる電線切断ストリッパーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
実施形態の電線切断ストリッパーは、
複数の芯線を有する電線の電線切断ストリッパーであって、
ユーザ操作される一対の柄部の開閉に連動して開閉する第1の上下顎部と、
前記第1の上下顎部と開閉する方向を平行に且つ開閉する位置を並列に連動して開閉する第2の上下顎部と、
前記第1の上下顎部の対向する面にそれぞれ設けられ、前記第1の上下顎部間から前記第2の上下顎部間に前記開閉する方向と直交する方向に配置された前記電線の外装被覆を、前記第1の上下顎部が閉じるのに応じて前記電線の上下から前記電線の芯線および絶縁被覆を残した状態で切断する上下の外装被覆切断刃と、
前記第2の上下顎部の対向する面にそれぞれ設けられ、前記第1の上下顎部間から前記第2の上下顎部間に配置された前記電線の外装被覆および絶縁被覆を、前記第2の上下顎部が閉じるのに応じて前記電線の上下から前記電線の芯線を残した状態で切断する上下の絶縁被覆切断刃と、
前記第2の上下顎部の対向する面にそれぞれ、前記上下の絶縁被覆切断刃よりも前記第1の上下顎部から離れる方向へ一定間隔を置いた位置に設けられ、前記第1の上下顎部間から前記第2の上下顎部間に配置された前記電線を上下から切断する上下の芯線切断刃と、
を備えるものである。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る電線切断ストリッパー10の外観の構成を示す図であり、同図(A)はその左側面図、同図(B)はその上面図。
電線切断ストリッパー10の構成を左右の上顎部14bL,14bRを省略し基部11aの一部を切り欠いた状態で示す上面図。
電線切断ストリッパー10の加工対象物である複数芯線を有する電線30(ここでは2芯)の構成を示す図であり、同図(A)はその平面図、同図(B)はその正面図、同図(C)はその加工後の一例を示す平面図。
電線切断ストリッパー10の左下切断パーツ20aと左上切断パーツ20bの構成を示す図であり、同図(A)はその左側面図、同図(B)は同図(A)のX1-X1線矢視図である左下切断パーツ20aの上面図、同図(C)は同図(A)のY1-Y1線断面図。
電線切断ストリッパー10の右下切断パーツ21aと右上切断パーツ21bの構成を示す図であり、同図(A)はその左側面図、同図(B)は同図(A)のX2-X2線矢視図である右下切断パーツ21aの上面図、同図(C)は同図(A)のY2-Y2線断面図。
電線切断ストリッパー10に取り付けた左の上下切断パーツ20b,20aと右の上下切断パーツ21b,21aとにより電線30を加工(切断)した状態を説明する図。
電線切断ストリッパー10に取り付けた左の上下切断パーツ20b,20aと右の上下切断パーツ21b,21aとにより電線30を加工(切断)した状態を説明する図6のZ-Z線矢視部分部面図。
電線切断ストリッパー10の左右の上下切断パーツ20b,20aおよび21a,21bを取り外した状態での左の上下パーツ取付部18bL,18aLおよび右の上下パーツ取付部18bR,18aRを説明するための図であり、同図(A)は外観の構成を示す左側面図、同図(B)は左右の上顎部14bL,14bRを省略して示す上面図。
電線切断ストリッパー10の左の上下パーツ取付部18bL,18aLと右の上下パーツ取付部18bR,18aRに対する左の上下切断パーツ20b,20aと右の上下切断パーツ21b,21aの取り付けまたは交換を説明するための外観の構成を示す左側面図。
電線切断ストリッパー10の右の上下顎部14bR,14aRに対する左の上下顎部14bL,14aLとの間隔Deを調節するための右の上下顎部14bR,14aRから左の上下顎部14bL,14aL4に渡した4箇所のネジ15と調節ナット17a,17bとの関係を説明する図であり、図1(B)のE部を抜き出して示す拡大図。
電線切断ストリッパー10の複数芯線の電線30の加工(切断)に伴う動作(その1)を示す上面図。
電線切断ストリッパー10の複数芯線の電線30の加工(切断)に伴う動作(その2)を示す上面図。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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