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公開番号
2025127832
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-02
出願番号
2024024761
出願日
2024-02-21
発明の名称
回転速度検出装置
出願人
トヨタ自動車株式会社
,
新明工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G01P
3/481 20060101AFI20250826BHJP(測定;試験)
要約
【課題】構成が簡単で安価であり、さら既存の装置もしくは機器に容易に追加設置できる回転速度検出装置を提供する。
【解決手段】回転体8に設けられている指標部8aと、指標部8aが接近かつ離隔することにより検出信号を出力するセンサ9a,9bと、検出信号に基づいて回転体8の回転速度の演算を行う演算器とを備えている回転速度検出装置であって、回転方向に離れて配置されている第1センサ9aと第2センサ9bとを含み、第1センサ9aと第2センサ9bとは、回転体8の回転方向によって指標部8aを検出するタイミングが異なる位置に設けられ、演算器は、更に、第1センサ9aによる検出信号と第2センサ9bによる検出信号との時間的なずれに基づいて回転体8の回転方向を求めるように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
検出対象物である回転体に設けられている指標部と、前記指標部が接近かつ離隔することにより検出信号を出力するセンサと、前記検出信号に基づいて前記回転体の回転速度の演算を行う演算器とを備えている回転速度検出装置であって、
前記センサは、前記回転体の回転方向に離れて配置されている第1センサと第2センサとを含み、
前記第1センサと前記第2センサとは、前記回転体の回転方向によって前記指標部を検出するタイミングが異なる位置に設けられ、
前記演算器は、更に、前記第1センサによる前記検出信号と前記第2センサによる前記検出信号との時間的なずれに基づいて前記回転体の回転方向を求めるように構成されている
ことを特徴とする回転速度検出装置。
続きを表示(約 550 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の回転速度検出装置であって、
前記指標部は、前記回転体に回転方向に一定のピッチで並んで複数設けられ、
前記第1センサと前記第2センサとの前記回転方向での間隔は、前記指標部の前記ピッチの整数倍の寸法に、前記ピッチの半分から外れた寸法を加算もしくは減算した寸法である
ことを特徴とする回転速度検出装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の回転速度検出装置であって、
前記指標部は、前記回転体から突出している突起部であり、
前記第1センサおよび前記第2センサは、前記突起部が接近ならびに離隔することにより電圧が変化するように構成されている
ことを特徴とする回転速度検出装置。
【請求項4】
請求項3に記載の回転速度検出装置であって、
前記第1センサおよび前記第2センサは、前記突起部が接近することによる磁束の変化で信号を発生するように構成されている
ことを特徴とする回転速度検出装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の回転速度検出装置であって、
前記指標部は、前記回転体に設けられている放熱フィンである
ことを特徴とする回転速度検出装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、小型電動牽引車両などの走行体の移動速度を求めるために、走行時に回転する回転体の回転速度を検出する装置に関し、特に回転速度と併せて回転方向を検出可能な装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
この種の検出装置の一例が特許文献1に記載されている。その装置は、磁気式の検出装置であって、S極とN極とを回転方向に交互に配列した磁気回転板を、回転速度を検出する対象物(回転体)に設け、その磁気回転板に対向させた回転センサを配置して構成されている。回転体と共に磁気回転板が回転すると、回転センサの前方を各磁極が横切ることによりパルス列信号が発生するので、そのパルスをカウントすることにより回転速度を検出するように構成されている。また、特許文献1の装置は、第1の磁極回転板に対して、各磁極を回転方向にずらした第2の磁極回転板と、当該第2の磁極回転板に対向させて第2の回転センサとを設け、第1の回転センサおよび第2の回転センサによって得られるパルス列信号の位相がずれていることに基づいて、回転方向を検出するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平09-159684号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載されている装置は、一定間隔で設けてある各磁極が回転センサの前面側を横切ることによるパルス幅もしくは単位時間当たりのパルス数が回転体の回転速度に対応していることにより、回転センサで得られるパルス列信号に基づいて回転体の回転速度を検出している。そのパルス列信号は、第1の磁極回転板と第2の磁極回転板とを回転方向にずらせることにより、互いに位相がズレたものとなる。そのズレは、回転体の回転方向に応じたものとなるので、特許文献1の装置では、二つの磁極回転板ならびに回転センサによって得られるパルス列信号に基づいて回転方向を検出することとしている。このように特許文献1の装置では、回転速度と併せた回転方向を検出するためには、磁極回転板およびそれに対向させた回転センサを二対設けることになる。すなわち特許文献1の装置では、同一構成の磁気回転板や回転センサを少なくとも二つ必要とするので、構成が複雑・大型化し、また高価になる。また、既存の装置もしくは機器に追加設置するとした場合、スペース上の余裕が必要となり、結局は追加設置できない場合が生じる可能性が高い。
【0005】
本発明は上記の技術的課題に着目してなされたものであって、回転速度と併せて回転方向を検出できる回転速度検出装置の簡素化あるいは低廉化を図り、さらには既存の装置や機器に容易に追加設置できるようにすることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記の目的を達成するために、検出対象物である回転体に設けられている指標部と、前記指標部が接近かつ離隔することにより検出信号を出力するセンサと、前記検出信号に基づいて前記回転体の回転速度の演算を行う演算器とを備えている回転速度検出装置であって、前記センサは、前記回転体の回転方向に離れて配置されている第1センサと第2センサとを含み、前記第1センサと前記第2センサとは、前記回転体の回転方向によって前記指標部を検出するタイミングが異なる位置に設けられ、前記演算器は、更に、前記第1センサによる前記検出信号と前記第2センサによる前記検出信号との時間的なずれに基づいて前記回転体の回転方向を求めるように構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
本発明では、前記指標部は、前記回転体に回転方向に一定のピッチで並んで複数設けられ、前記第1センサと前記第2センサとの前記回転方向での間隔は、前記指標部の前記ピッチの整数倍の寸法に、前記ピッチの半分から外れた寸法を加算もしくは減算した寸法であってよい。
【0008】
本発明では、前記指標部は、前記回転体から突出している突起部であり、前記第1センサおよび前記第2センサは、前記突起部が接近ならびに離隔することにより電圧が変化するように構成されていてよい。
【0009】
本発明では、前記第1センサおよび前記第2センサは、前記突起部が接近することによる磁束の変化で信号を発生するように構成されていてよい。
【0010】
本発明では、前記指標部は、前記回転体に設けられている放熱フィンであってよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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